ロボット・イン・ザ・ガーデン の商品レビュー

デボラ・インストール(著者),松原葉子(訳者)

2023/01/27

ポンコツなロボットとポンコツな男の2人旅

ロードムービー的な要素もあれば、
SFチックな近未来的な感じもあり、
少し恋愛要素も？

友情、恋愛、家族愛
いろんな形の愛が詰まってました。

恋愛に関しては海外作品なので、
ちょっと日本人では感覚的に理解できない部分もありますが…
それでも誰かを想うという気持ちは、万国共通ですね

2022/12/24

タングかわいい～！可愛いらしいタングの言動に始終ほっこり。
AIの開発が進みアンドロイドが主流となった近未来。妻に出ていかれたベンと壊れかけのロボットのタングの出会い。そして彼を直すための旅が始まる。
ふたりの友情と成長の物語に心が温まった。
お互いに成長し合っていくところが、子育てみたい。子どもから教えてもらうことってたくさんあるよね。
酒井駒子さんの表紙も素敵。
実写映画化もされているようで、どんな風に映像化されているのか気になるなぁ。

2022/12/13

はじめは設定もわからないこともあり、冗長な言い回しと思ったが、読み進めるうちにタングの様子にひかれた。
小さい子だよね、これ！と思ったら ダダをこねるロボットがおかしくて 何ともたのしくなった。
調べたら続刊もあるようでたのしみ。

2022/12/11

カテゴリー的にはSFなのかもだけど、これはロードムービーでもあり、イギリスの笑えてホロリとさせる映画（ヒューグラントが出てるようなっていうか）を見ている気分になる。ちょいとヒューマンすぎる気もするけど、それは我慢の範疇だからよし。

2022/10/17

主演ニノで「TANG」として映画化。予告のCMを観たら気になっちゃって。

序盤はちょっと退屈。翻訳物が久々で馴染みづらかったというのもあるかもしれないけれど、ベンもエイミーもあまり魅力ある人物には感じられず、タングもそれほど特別な存在に思えなかった。

でもベンとタングが目的のために旅を始めてからは、俄然、面白くなった。タングは健気でかわいいと思えるようになったし、ベンのこともタングの良き理解者として好感が持てるようになった。

後半は、タングがどうなるか気になって割と急いで読んでしまったかも。いろいろ展開があって楽しめた。

続編は別にいいかと思っていたんだけど、やっぱり読みたくなったな。いい終わり方ではあったけどあの後どうなっていくのか知りたいし、タングとベンのやり取りをまた見たい。ベンの脚に抱きつくタング、かわいいんだよねー。

2022/10/10

何も成し遂げたことがないと妻に言われてしまうほどうだつの上がらない男、ベン。そんなベンが、庭に迷い込んだロボット、タングを直すために旅に出かける。

慣れない旅に四苦八苦しながらも、タングの面倒を見て絆を深めていく様子が素敵だし、タングの頑固だけど素直で、思いもよらないことに感動したりはしゃいだりするところが本当に可愛い！！

旅を通して両親を失った悲しみや自分自身に向き合い、成長しようとするベンも応援したくなるし、タングの可愛いくて、学習していく姿を見ていきたい。すでに出ている続編を読むのが楽しみ。

2022/10/09

冴えない男性とロボットのほのぼのとした冒険のお話。

タングがだんだん可愛くなってくる！
ベンとタングのやりとりが微笑ましくて笑クセになる。
2人がお互いに影響し合って、少しずつ変化していく様子（特にベンの変化）や、2人の関係性の変化が見ていておもしろい。

2022/09/19

かわいいオンボロロボットを修理するために、
ダメ男が旅をする話。

読んだ人全員が抱く感想だろうけど、
とにかくタングがかわいい。
楽しくて一晩で読み切ってしまった。

旅立ちの前の荷造りに
だらだら時間をかけてしまうところとか、
ベンのダメ男っぷりがちょうどよくおもしろい。

でもこの男、超イイ奴なのだ。

オンボロロボットのタングも、
アンドロイドが普及した世界で
学校の工作作品みたいな古風な見た目だし、
歩くとガシャガシャいうし、
思い通りにならないと癇癪をおこす困ったヤツだ。

でもこの子も、超いい子なのだ。

そんな2人の旅は案の定すんなりとはいかない。
でも困難があったからこそ、
2人の絆が深まるのだ。

外国文学は、実はあんまり得意ではないんだけど、
本当に楽しくスイスイ読めて、
速攻続編をアマゾンで頼みました。

2022/09/17

シリーズ1作目
家の庭に座るボロボロのロボット
ロボットを直すために身体に残った単語から旅をする
最初は何も出来ない役立たずなロボットだったタングが旅の中で沢山学び成長する姿がとても印象深い
少しずつ言葉を覚えて、感情を覚えて
小さな子供が一つ一つ覚えていくように、タングは覚えていく
凄く感情が豊かになって、ベンを大切に想うタングが本当に可愛らしい
私もどんどん絆されてしまった！
旅の中でベンの成長も見逃せない
自分自身を見つめ直して反省して、相手の気持ちを考える
正直だらしのない男性ではあるけれど、タングを直そうとする姿からもとても優しい人なんだろうなと思われる
多分これからも2人は一緒に成長していくんだろうな
素敵な可愛らしい物語だから、所々にある男女の交わる場面とか正直要らないよ〜って思ってしまう笑

2022/09/05

『ロボット・イン・ザ・～』シリーズ第1巻。

AIの開発が進み、アンドロイドが家庭や仕事で活躍する近未来のイギリス。

数年前に両親を事故で亡くした34歳のベンは、ある日、自宅の庭に壊れかけた旧型ロボットを発見する。
小さな男の子のように話すロボットはタングと名乗る。

両親の死後、無気力感を引きずるベンは、夢であった獣医の学校も休学し、無職状態。
そんな彼に、妻で弁護士のエイミーは苛立ち、家を出ていってしまう。

このままではいけないと思ったベンは、「何かを成し遂げる」ため、タングの作り主を探しに、アメリカへを旅立つ。
ダメ男とぽんこつロボットが、アメリカ・日本・パラオ……と、世界を巡る冒険が始まった。

何をするにも消極的で、自分の面倒を見るのもやっとだったベンが、イヤイヤ期の男児のようなタングと触れ合い、愛情を通わせるうちに、頼りがいのある父親のように成長していくさまが楽しい。
一方、「ベン、大好き」と健気についてくるタングの愛らしさに、胸がキュンとなる。

旅の途中でたくさんの人々と出会い、帰ってきて家族と向き合うことで、大きく成長したベンとタング。
そして、「お世話」をする喜びを知ったタングに生まれた夢。
タングの夢はいつか叶うだろうか。叶うといいな。と、あたたかな気持ちになれる一冊。