後妻業 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
題名と映画化に惹かれて読んでみた。 とっても面白くハラハラする場面と物語のアップテンポさが心地良い。 「後妻業」と要するに結婚詐欺の極悪非道なだましを業とすることだったのだけれど、これは是非、臨場感あふれる映画で観てみたい。 久々の日本版ハードボイルド!!
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図書館での長い予約の末、 映画公開のこのタイミングでの読了。 いやぁ、下品だ。とっても下品。 小夜子という女も結婚相談所の社長も からみつく爺さんも。 これ、この、下品な感じ、 大竹しのぶとか上手なんだろうねぇ、と思いつつ読む。 小説の中での後妻業の女は69歳。 新地のホス...
図書館での長い予約の末、 映画公開のこのタイミングでの読了。 いやぁ、下品だ。とっても下品。 小夜子という女も結婚相談所の社長も からみつく爺さんも。 これ、この、下品な感じ、 大竹しのぶとか上手なんだろうねぇ、と思いつつ読む。 小説の中での後妻業の女は69歳。 新地のホステスが、「そんなおばあちゃんが。。。」と思わずいうのだけれど 69歳という年齢がとてもリアル。 濃いキャラクターばかりで 悪くない人も悪そうな気がしてくる。 資産家の娘だって、色々ありそうだし。 騙される側の気持ちは一切書かれていなかったけれど、 おじいちゃん達はどう思っていたんだろう。 案外、娘にだけは渡したくない財産。。なんてことも あったんじゃないかしらとか、 意地悪く考えてしまった。
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テンポ良い場面展開に大阪弁での会話文がスピードを上げさせ、一気に読んでしまった。法律用語にもその都度説明を持たせ、何よりも小夜子と柏木の後妻業の実態を追う本多とその周辺のわかりやすいストーリーが作品への印象を重厚且つ引き締め、疾走感が高まっている。ただMAXなスピードのままゴール...
テンポ良い場面展開に大阪弁での会話文がスピードを上げさせ、一気に読んでしまった。法律用語にもその都度説明を持たせ、何よりも小夜子と柏木の後妻業の実態を追う本多とその周辺のわかりやすいストーリーが作品への印象を重厚且つ引き締め、疾走感が高まっている。ただMAXなスピードのままゴールを駆け抜けていってしまったので、爽快感は得られたが余韻に浸れなかった。もっと読みたかった一冊。大阪の土地鑑があればもっと楽しめそう。
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さて今月も良いペースで読み続け、次は何をと思った時に、丁度、今日から公開される映画のCMを見て、この本にしてみた。 前から気にかかっていながら、ちょっと厚いのがいやだったのだけど、パラパラ中を覗けば会話が多く、これならサクサクいきそうね。 高齢の寡夫に取り入り、早めにあの世へ逝か...
さて今月も良いペースで読み続け、次は何をと思った時に、丁度、今日から公開される映画のCMを見て、この本にしてみた。 前から気にかかっていながら、ちょっと厚いのがいやだったのだけど、パラパラ中を覗けば会話が多く、これならサクサクいきそうね。 高齢の寡夫に取り入り、早めにあの世へ逝かせ、財産を掠め取る。 結婚紹介所のトヨエツと後妻業のエース・大竹しのぶ、って、どうしても映画の映像が目に浮かぶ。文庫本のカバーも掛け替えられて、これはなかなか豪華キャスト。 のっけから、死にかけのターゲットに一服盛ったり、娘二人と諍ったり、金庫は破るは、貯金はおろすは、家の権利は丸めるは。 作中に『一言優しい言葉をかけられれば、ほぼ例外なく交際を望んで驚くほど安易に金を出す』とあるけれど、男というのは本当にどうしようもないねぇ。う~ん、私も自信なし? 91歳で見た目大往生の後に来る遺産分け。公正証書遺言を盾に全てを我が物にしようとする婆に、娘姉妹の依頼を受け追い縋る弁護士、警察崩れの血が騒ぐ興信所の調査員。更に現われた、どういう役回りか、婆をも誑かす下半身丈夫。 法律を盾にした戦いはまずまず面白い展開で、調査員が真相に迫っていく過程を楽しみながら、深入りしていく危うさに物語の結末を予感する。 危うさの均衡が崩れる終章は、かなりホロ苦、遣る瀬無い。
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映画の宣伝をみて気になったので図書館で借りた。 続きが気になり、さくさくあっという間に読みおわる。 原作だと不快感強いけど、映画はどうなるのかな~ 他の作品もよんでみたい
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テンポのいい関西弁の掛け合いは黒川作品らしいですが、内容は、今までとちょっと違う雰囲気でした。 登場人物が多すぎて、ちょっと混乱します。(笑)
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「後妻業」。字をみればどんな職業かはわかるけれど、わかっていても話にのめり込めました。ただ、話を手広く広げたわりには最後が予想以上にあっさり過ぎて拍子抜け。もう少し濃い感じのラストを期待してしまいました。
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地元感満載でリアル。人間の底なしの欲求が溢れてて、物語の中身は非常に濃厚なのにこの空虚感は何なのか…。
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ずっと読みたいと思っていただけに、買って読んでみたら本当に面白くて一気に読んでしまった。 小夜子がヒールなだけに、逆に舟山に騙されるのは軽快だけど、やっぱり実際にそういうお互いに高齢者の結婚詐欺ってあるんだろうかね。 映画すごく見てみたい。大竹しのぶとトヨエツなのか~
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やっぱり黒川博行おもしろい 自分が男だからだと思うけど、喧嘩のシーンはうきうきするし、こっちの視点の人物がやっつけるとスカッとする 探偵が出てきてからがらっと雰囲気が変わって、展開にスピード感が出る
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