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女學生奇譚 の商品レビュー

3.6

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

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2024/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2024.1 川瀬さんの小説は当たり外れがあるけれどこの小説は中間かな。なんか中途半端な感じがするし、とってつけたようなストーリー展開。

Posted byブクログ

2023/05/21

昭和初期の女学生っぽいオトメ体でしたためられる呪われた古書『女學生奇譚』をめぐるミステリー。 お話も、登場人物も、舞台設定も、ほぼ漫画のような奇抜さで気軽に楽しめた。女学生の手記という設定も好きな人にはたまらないのではなかろうか。『女学生の友』やら吉屋信子『花物語』まんまの、美...

昭和初期の女学生っぽいオトメ体でしたためられる呪われた古書『女學生奇譚』をめぐるミステリー。 お話も、登場人物も、舞台設定も、ほぼ漫画のような奇抜さで気軽に楽しめた。女学生の手記という設定も好きな人にはたまらないのではなかろうか。『女学生の友』やら吉屋信子『花物語』まんまの、美少女しか存在しない、きらびやかで情緒過多で閉じたような独特な世界がちゃんと再現されていて堪能できた。 着物の描写がしつこいのもリアルだった。友禅すら想像できないのになぜこんなにも分かるような気がするのかと、乙女文学読みながらいつも思うことを思った。 もちろんミステリーも最後の数ページまで餡子が詰まっており、ダレることなくラストまで疾走感がある良き娯楽小説だった。

Posted byブクログ

2023/01/24

「この本を読んではいけない。そう警告するメモが挟まれた古書。あなただったら、読みますか?」という本の帯に目を奪われ、ついつい読んでしまった。単なるいたずらか、それとも。戦前に書かれた思われるその本は女学生の書いた手記なのか単なるフィクションなのか。フリーライターの八坂とカメラマン...

「この本を読んではいけない。そう警告するメモが挟まれた古書。あなただったら、読みますか?」という本の帯に目を奪われ、ついつい読んでしまった。単なるいたずらか、それとも。戦前に書かれた思われるその本は女学生の書いた手記なのか単なるフィクションなのか。フリーライターの八坂とカメラマンの篠宮、この本の謎を持ち込んだあやめ。メモと古書に秘められた謎を探るうちに意外な事実が判明してゆく。一通りの解決はするのだが、この本が八坂に持ち込まれた謎は残ったまま。キャラも内容も良い。是非、続編が読んでみたい。「うらんぼんの夜」の作者。

Posted byブクログ

2022/11/29

八坂だけをターゲットにした人体実験という結末には拍子抜けだけど、そこまでのミステリー性や緊迫感溢れる描写力は素晴らしいと感じました。

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2022/10/02

以前に読んだことを覚えていなくて再読したんだけど、やっぱり苦手だった。全体的な設定がいかにもつくりものめいていて、受け付けない。

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2021/08/14

「 警告  この本を読んではいけない 」 メモと本を残して消えた兄の行方を探して欲しい。 オカルト雑誌に持ち込まれた依頼をフリーライターの八坂、カメラマンの篠宮、そして依頼人のあやめが追っていく。 曰く付きの本は昭和初期に出版されたもので、女学生の日記という体で書かれている。 読...

「 警告  この本を読んではいけない 」 メモと本を残して消えた兄の行方を探して欲しい。 オカルト雑誌に持ち込まれた依頼をフリーライターの八坂、カメラマンの篠宮、そして依頼人のあやめが追っていく。 曰く付きの本は昭和初期に出版されたもので、女学生の日記という体で書かれている。 読み進めていくと、本の内容と現実がリンクしていく。作中に出てきた着物と全く同じものを古着屋で見つけたり、女学生が食べた料理がたまたま入ったレストランで出てきたり。 呪いは本当にあるのか?迫り来る恐怖の中で見つけた真相とは。 途中2/3までは文句なしの星5だった。 興味湧く設定、展開。 意味ありげなキャラクター達。 作中の女学生奇譚の雰囲気。 現実に起きる奇怪な現象。 何かが起きそうな予感がこの本にはあった。 が、ラストが近づくにつれどんどんと興奮は冷めていく。 「あ、そっちいくんだ。期待していたのと違う。」 話は広がっていくのに興味は薄れていく、そんな感じ。 キャラクター作りはすごい上手だと感じたので、作者の別の作品も見てみたいと思う。 

Posted byブクログ

2020/09/21

作中に出てくる『女学生奇譚』という小説を巡っての物語。日記調(独白)の『女学生奇譚』自体は儚い羊たちの祝宴に似た雰囲気で、妖しい魅力を醸し出していた。登場人物は癖が強く、まとまるのか?と最初は驚いていたが、これがなかなか好い。ただオチは物足りなかった。

Posted byブクログ

2020/07/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2020/7/8 最初の警告文に引いてしまったけど、最終的にはいっちょやったろかいみたいな愉快な終わり方だった。 恐怖がわからなくてもそれ以外の感情は正常に感じられるのだろうか。 味覚のセンサーは人並み以上のようだし、マリモをかわいがったり知人を疑似家族に見立てて親愛の情を示すところもある。 まあ正常っていうのもよくわからないけど。 出てくる人みんな変人でつかみどころのない人ばっかりだったけど好感は持てた。 シリーズじゃないようだけど、また会いたいなと思います。

Posted byブクログ

2020/06/27

どうにもこうにも歯切れが悪くて続編がないのがもどかしくなる。 いいだけミステリー色にリードしておいてある程度での放置プレーは辛すぎる。。良くできた内容だっただけに非常に残念。 八坂さんと篠原さんのコンビ最強!

Posted byブクログ

2020/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

曰く付きの古本を巡る謎と、古本の持ち主を巡る謎の二段構え。古本の謎がひとつずつ解き明かされるごとに判明する真実がエグくて面白かった。最後はちょっと肩透かしかも。

Posted byブクログ