女學生奇譚 の商品レビュー
170915読了。 キャラクターの個性が立っていてどの登場人物もみな文字の上で活き活きとしていた。内容的にも自分目線から見れば大変面白く、作中の多くで長い日記を読者に読ませながらも飽きさせない筆者の構成力や文章力は見事な者だったと思う。 ラストに関しては読者の理解力も試されるもの...
170915読了。 キャラクターの個性が立っていてどの登場人物もみな文字の上で活き活きとしていた。内容的にも自分目線から見れば大変面白く、作中の多くで長い日記を読者に読ませながらも飽きさせない筆者の構成力や文章力は見事な者だったと思う。 ラストに関しては読者の理解力も試されるものともなっていたが、事勿れ主義を持ち合わせた自分にとっては大変すっきりと読み終えることができた。
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古本に挟まれていたメモの謎に迫る。 よくわからないことが徐々に明らかになっていくというのはワクワクする。調べてわかったことを総合的に判断する力がないと真相には辿り着けそうにないな。
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書き下ろし 面白かった 染色体異常で恐怖を感じない「ウルバッハ・ビーテ病」のフリーライター八坂に、「読んだ人は発狂したり、失踪したりしている」という警告メッセージ付きの昭和3年発行の「女學生奇譚」という古本の調査依頼が舞い込む。 本の内容は、良家の娘たちが何人も豪邸に拉致監...
書き下ろし 面白かった 染色体異常で恐怖を感じない「ウルバッハ・ビーテ病」のフリーライター八坂に、「読んだ人は発狂したり、失踪したりしている」という警告メッセージ付きの昭和3年発行の「女學生奇譚」という古本の調査依頼が舞い込む。 本の内容は、良家の娘たちが何人も豪邸に拉致監禁され、いなくなっていくという手記だったが、調べていくうちに失踪事件や登場人物が実在のものだったことが分かる一方、本は古書を偽装した最近作られたものだったことも分かる。 ここからは途中で辞められずに一気に読んでしまった。 「ウルバッハ・ビーテ病」という聞き慣れない引っかかる言葉がやはりキーワードだった。 おぞましさをかき立てる展開が、緻密な作り込みでどんでん返し。好きだなあ、川瀬七緒。
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読んではいけないという警告のある「女學生奇譚」という本をめぐって,八坂駿と篠宮由香里が奮闘する話だが,依頼人の竹里あやめが妙なキャラクターで,その依頼に乘って記事を要求する火野正夫編集長.その本は佐也子の独白という形で記載されているが「柊の会」に入会する女学生が座敷牢の閉じ込めら...
読んではいけないという警告のある「女學生奇譚」という本をめぐって,八坂駿と篠宮由香里が奮闘する話だが,依頼人の竹里あやめが妙なキャラクターで,その依頼に乘って記事を要求する火野正夫編集長.その本は佐也子の独白という形で記載されているが「柊の会」に入会する女学生が座敷牢の閉じ込められている設定で時代は昭和の初め頃.八坂が読むことなるが,次第に不気味な内容になる.関係者への取材を続けるが,臼井三郎のコメントが結論からすると,秀逸だ.当該の屋敷を探り出し,解決するが何とも不気味な結末だ.素晴らしい料理の記述も楽しめた.
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そんなに直接的な描写がある訳では無いのに、読み進めてる間何とも言えない気味の悪い感じが続いていた。残穢を読んでいた時のような感覚。気味は悪いけど続きが気になって、読み進める手が止まらない感じ。
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うーん、なんかはっきりしないまま終わった感があって、結局あやめは何だったのか、実験のためっていうオチ?っていういまいち自分の中でも理解できない感じの終わり方だったのがちょっと残念。 読み始めはすごく面白そう!って思ったんだけどね。
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決して読んではいけないというメモが挟まった古書。その本の持ち主は失踪したという。オカルト雑誌の仕事で取材を請け負ったフリーライターが、相棒のカメラマン、失踪した男の妹とともに本の謎を追うことになるが、読んでみるとそれは昭和初期の女学生が書いたと思われる物語であった。果たしてこれは...
決して読んではいけないというメモが挟まった古書。その本の持ち主は失踪したという。オカルト雑誌の仕事で取材を請け負ったフリーライターが、相棒のカメラマン、失踪した男の妹とともに本の謎を追うことになるが、読んでみるとそれは昭和初期の女学生が書いたと思われる物語であった。果たしてこれは小説なのか、実話なのか… 呪いの本という古典的ながら魅力的な題材。作中作となっている昔の物語は雰囲気があるし、読み進むにつれて本が現実に浸透してくる不気味さも怖い。かといってホラー一辺倒ではなく、後半に本を手がかりに彼らが真相にたどり着く過程の謎解きもいい。ラストがちょっと漠然としている面もあるが一気読みの面白さだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いま一つ好みではなかった。 作中作の『女學生奇譚』自体はなかなか面白かったのだが、本編である、その『女學生奇譚』の謎を探る部分についてはキャラクター、展開、オチまで含めて何だか肩透かし。 逆に『女學生奇譚』の方を膨らませてあげた方が、面白い作品になったのでは?とも思える。
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フリーライターの八坂駿は、「この本を読んではいけない…」から始まる警告文と古書を渡された。その古書の本来の持ち主は失踪し、現在も行方不明。いたずらか、狂言か、それとも…。八坂は謎を追う。サスペンスミステリー。 終盤のどんでん返しはなかなかのモノだった。が、そこに至るまでの展開が...
フリーライターの八坂駿は、「この本を読んではいけない…」から始まる警告文と古書を渡された。その古書の本来の持ち主は失踪し、現在も行方不明。いたずらか、狂言か、それとも…。八坂は謎を追う。サスペンスミステリー。 終盤のどんでん返しはなかなかのモノだった。が、そこに至るまでの展開が、私の感覚からすればややまどろっこしく、通勤電車の中と言うこともあって斜め読みしてしまった。時間にゆとりがあってじっくり読めたらもっと魅力がわかったのかも。 (C)
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川瀬さんの本は本当によく調べてあって、取材に裏付けられたリアルさが面白い それも専門的なもの 昆虫法医学シリーズとか でも、風呂敷のたたみ方が雑かも
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