遊園地に行こう! の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
行こうシリーズ。またしても潰れかけた遊園地の再興物語かと思いきや、既に立ち直った遊園地のスタッフの話だったので、やや意外だった。 若干奇麗事感はあるが、読んでいて愛を感じる作品ではあった。しかし、及川のやり方が若干ぶっ飛んでいるのと、後半騒動を起こす人物の小物感、最後の事件の突拍子のなさが…ちょっとやり過ぎかと思われる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
魔女とCEOがなんでここまで糾弾されなきゃなんないのか ・・どこもクレーマー対応は大変だわ。 でもこんな上司に居て欲しい。 北浦くん一冊とおしてたくましくなったなあ。
Posted by
夢の国と言われる千葉の施設ではなく、日本発として人気を誇る施設を舞台にした物語。 パルと呼ばれるスタッフそれぞれにフォーカスしたショートストーリーを織り交ぜながら、この施設の誕生秘話を明かしていく。 お互いに厳しく指摘し合い成長していくモデルではなく、お互いを尊重し合い、いいとこ...
夢の国と言われる千葉の施設ではなく、日本発として人気を誇る施設を舞台にした物語。 パルと呼ばれるスタッフそれぞれにフォーカスしたショートストーリーを織り交ぜながら、この施設の誕生秘話を明かしていく。 お互いに厳しく指摘し合い成長していくモデルではなく、お互いを尊重し合い、いいところを伝え合うことで成長するという理想的なモデルを目指すが、そこは人間社会なので全てがそうはいかない… でも目指したいし、そんな環境に身を委ねたい。と思う人はたくさんいるのでは? 期待に応えたくてもうまくいかず悩んでいる人はたくさんいると思いますが、そんな時に力をもらえる作品でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「行こう!」シリーズである『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』は読了済です。 それに比べると、ミステリ部分も人情的な部分もいまいちに感じてしまい残念です。 遊園地が舞台ですが、読んでいる分には日本の各地にある遊園地がリニューアルして云々、というよりも キャスト達の慰労のために社員たちがキャストをしてアルバイトのキャストたちを招くこと 定期的に大規模な面接会があること 配置先に本人の希望があまり通らないこと カストーディアルキャストそのままのパルの存在などなど どうしてもディズニーランドのシステムを連想してしまいます。 その割にはディズニーランドが比較対象として文章内に出てきてしまうのが余計に良くない気がしました。 ファンタシア・パークのリニューアルの立役者にしろ『魔女』にしろ、自分としては人としての魅力を感じられず、 そんなに持ち上げられる理由がいまいち共感できませんでした。 OLCでも、アルバイトを安い時給で使う、ディズニーおたくだから大丈夫、というような論調を聞くことがありますが、ファンタシア・パークも結局は”パル”たちが先輩たちに洗脳されているだけのように見えてしまいます。 『自発的な掃除』や休憩が30分しかないというのは普通にブラックでしょう。 「うちで一人前になれたらどんな企業でも立派に通用する。私たちは人を育てている」 この言い草がもうブラック企業です。 これはお客様は神様と同じで、育てている側が「育ててやっている」と言い出してはいけないことだと思います。 『社員扱いとなるので保険のほかに有給休暇や福利厚生の受給資格もつく』のあたりも、アルバイトにはつけてないんですか? と思ってしまいました。 ディズニーにも負けないマインドを描写している割には、エルシーの中に入っていると家族や友達に言ってしまうところも、ファンタシア・パークがOLCと対等に渡り合える遊園地のようには思えません。 遙奈の章はそれなりに面白かったのですが 脇役として出てきたときにちょっと性格が変わってしまっているような印象を受けました。 すっかりファンタシア・パークに洗脳されているせいもあるのでしょうか。 分電盤に関して「明日には復旧しますよね」と何度も念を押すところも、必死であるという描写なのはわかるのですが 人身事故で電車が止まったからといって「いつ復旧するのか」と駅員を問い詰めている人と同じような印象です。 「記者をとっちめる」というのも、そんなに記者は悪者でしょうか? 記者はそういうお仕事ですし、取材目的を偽っていたとしてもそんなにみんなで”とっちめる”権限があるようには思えません。分電盤の事故等に関してもさして証拠もない段階ですし、どちらかというと魔女の方が法律上倫理上問題があります。 そして肝心のミステリ部分も、 真保先生は後半の怒涛の展開が楽しい読み味ですが 怒涛というよりあまりにも唐突な種明かしでしたし いつものどんでん返しも無く、少しがっかりでした。 他の2編の行こうシリーズの方が面白いと思います。
Posted by
人は、色々な理由で遊園地に行くんだな。 働きに行く者、遊びに行く者… 某ランドに負けず小さな遊園地、頑張ってほしい。 最初、遊園地で働く話だったから、それだけじゃないよね?だって、「デパートへ行こう」の真保さんだもん。 どう終わるのかと思っていたら、こう来るのか?と、私的に...
人は、色々な理由で遊園地に行くんだな。 働きに行く者、遊びに行く者… 某ランドに負けず小さな遊園地、頑張ってほしい。 最初、遊園地で働く話だったから、それだけじゃないよね?だって、「デパートへ行こう」の真保さんだもん。 どう終わるのかと思っていたら、こう来るのか?と、私的には納得だった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
*明日も仕事に行くための、勇気と熱狂ここにあります!奇跡の復活をとげた遊園地ファンタシア・パーク。夢を抱けない僕たちの前に、魔女が現れた―痛快無比のお仕事ミステリー* 遊園地に行こう!と言うからには来園者の話かと思っていたら、そこで働くスタッフ(パル)たちの様々な事情や成長を描いたお話でした。設定もストーリー展開も面白く、さくさくテンポ良く読めます。最後はどたばた感が否めないものの、まあ、終わりよければってことで。
Posted by
デパート、ローカル線の次は、遊園地。でも、この作品はすでに賑わっているから、ほかの2作品とはちょっと違うかな。人生の再生、というか。
Posted by
5月-6。4.0点。 行こうシリーズ第三弾。遊園地の物語。 中年女性バイト、新人男性、ダンサー、電気技師の それぞれのストーリーと、ある事件を描く。 相変わらず上手いストーリー。 ただし、ラストの事件の解決の仕方は、ご都合主義的な感じ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作、前々作を読んでいたので、今回もいち早く借りて読了。 ある架空のテーマパークを舞台に、いろんなスタッフたちの人間模様や行動が短編のように語られていた。 一つ一つの話はとてもよかったが、全体として出てきたストーリーの決着がいまいちだったのがとても残念だった。 学生時代のアルバイト経験はあまり多くないので、今思えばやっておけばよかったなぁと思う。 こんど某テーマパークではキャストさんの動きも見てみよう。手抜きが得意な自分にはいい刺激になるかも(笑)
Posted by
3.0 どこかの夢の国のようなテーマパークのお話し。アルバイトの若者の成長物語としては面白かったけどミステリーとしてはイマイチかな。
Posted by