夜を乗り越える の商品レビュー
『火花』はあまり良さがわからなかったのですが、 このエッセーは面白く読めました。 ただ、少し読みづらい文体(関西弁の話し言葉で 書かれている部分とか)が苦手なところはあります。 本というか読書の楽しみや、面白さは非常に伝わってくる 内容だと思います。
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所在:展示架 請求番号:910.26/Ma71 資料ID:11600457 選書担当:S.A
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とても素直でストレートなエッセイ。 思っていても気付かないくらいの思いのかけらを、顕在化していて面白かった。 本が好きならどこかしら共感があると思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あまり本を読まない人がこの本を読むのは難しいんじゃないか?と思った。そしたら又吉の東京百景のがオススメできるかもしれない。 あと太宰の駆け込み訴え好きなので又吉がフューチャーしてくれて嬉しかった。
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「なぜ本を読むのか」という質問に、よく答えてくれたなと思う。それは「なぜ食べ物を食べるのか」と同じくらいに、本を読む人間にとっては不思議すぎる質問で、答えは「ただ読みたいから」でしかない。 又吉は結局とても本が好きで、色々な人に読んでほしいと思ってる。わたしの仲間だなと思いまし...
「なぜ本を読むのか」という質問に、よく答えてくれたなと思う。それは「なぜ食べ物を食べるのか」と同じくらいに、本を読む人間にとっては不思議すぎる質問で、答えは「ただ読みたいから」でしかない。 又吉は結局とても本が好きで、色々な人に読んでほしいと思ってる。わたしの仲間だなと思いました。これからも面白い本をたくさん読んで、死ぬ間際まで読んでいけたらいいな、と改めて思えるような内容でした。
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なぜ本を読むのか。 芥川賞作家、又吉直樹のエッセイ。 本はその時の自分の能力でしか読めません。良いようにとれば、 本はその時にしかできない読み方ができるということです。 いつ読んでも違う味がする。それが読書の大きな魅力のひとつです。 (本文より) 3+
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なぜ本を読むのかを考えて書かれた本のタイトルが『夜を乗り越える』なのを見て、中村文則さんの『何もかも憂鬱な夜に』を思い浮かべました。その本についても書かれていました。それは私にとっても夜を乗り越えるための一冊になっていたので、思い浮かんだのだと思います。 私は本が好きですが、な...
なぜ本を読むのかを考えて書かれた本のタイトルが『夜を乗り越える』なのを見て、中村文則さんの『何もかも憂鬱な夜に』を思い浮かべました。その本についても書かれていました。それは私にとっても夜を乗り越えるための一冊になっていたので、思い浮かんだのだと思います。 私は本が好きですが、なぜ本を読むのか深く考えたことはありませんでした。物心ついた頃から本は身近にありました。 確かに又吉さんのように、文学は「感覚の確認と発見」がおもしろくて読んでいる面もあると思います。けれど、単純に物語に入り込んで現実を忘れられる時間が好きなのかもしれません。なぜ本を読むのか、自分でも考えてみるきっかけになりました。
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本を読むのがあまり好きでない人(それでいて、できれば、お笑いとかバラエティが好きな人)に、ちょっと読んでみてもらうのがいいかも。本を読むことの意味、みたいなものを身近に感じられるんじゃないかな、と。好きに読めばいいんですよ、っていうね。 「太宰がキャッチーである」ことを推し...
本を読むのがあまり好きでない人(それでいて、できれば、お笑いとかバラエティが好きな人)に、ちょっと読んでみてもらうのがいいかも。本を読むことの意味、みたいなものを身近に感じられるんじゃないかな、と。好きに読めばいいんですよ、っていうね。 「太宰がキャッチーである」ことを推しているのが印象深かったです。昔の人がみんな、すごかったわけでない、っていう。当たり前なんですけど。
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又吉さん!ミーハーなので火花も読んだし、カキフライも読んだし、これも買った笑。細部の共感を1番の楽しみとする読書を肯定してくれる。ゲームやアニメ、漫画と小説を近しいものとして捉えると、主人公が最重要視されるけど、別に風景描写だってリズム感だって出てくるエピソードだって読書する最大...
又吉さん!ミーハーなので火花も読んだし、カキフライも読んだし、これも買った笑。細部の共感を1番の楽しみとする読書を肯定してくれる。ゲームやアニメ、漫画と小説を近しいものとして捉えると、主人公が最重要視されるけど、別に風景描写だってリズム感だって出てくるエピソードだって読書する最大の理由になり得る。そうして夜を乗り越えるための小説を手にとれるという環境があることを、あらためてありがたく思う。
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又吉さんには申し訳ないが、まだ私には理解できない部分がある。 彼に倣うのであれば、またいつか目を通した時に、彼の言わんとすることが理解できたり、もっと他のところに目がいくようになるのやもしれませんね。 文学とは、本を読むとは、を又吉さんなりの言葉で堂々巡りをするくらい熱く描かれ...
又吉さんには申し訳ないが、まだ私には理解できない部分がある。 彼に倣うのであれば、またいつか目を通した時に、彼の言わんとすることが理解できたり、もっと他のところに目がいくようになるのやもしれませんね。 文学とは、本を読むとは、を又吉さんなりの言葉で堂々巡りをするくらい熱く描かれている一冊。
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