残り者 の商品レビュー
2016.10.19.大奥最後の日。思いがけない理由から残ってしまった者たちの来し方を描く。朝井まかてさんの作品ということで期待がとても大きかっただけにがっかりした。自分の予想と違ったという勝手な理由からとは思うのだが…。
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舞台を見ているような面白さがあった。 江戸城明け渡しの日の大奥の様子という 何とも面白い設定だった。 なぜ残った女たちがいたのか? 残った5人の心の内を知りながら 大奥の様子が目に浮かぶようです。 「舞台」と言ったのは スケールが大きそうな設定ながら 小さなところで繰り広げら...
舞台を見ているような面白さがあった。 江戸城明け渡しの日の大奥の様子という 何とも面白い設定だった。 なぜ残った女たちがいたのか? 残った5人の心の内を知りながら 大奥の様子が目に浮かぶようです。 「舞台」と言ったのは スケールが大きそうな設定ながら 小さなところで繰り広げられる女子的会話のようになっているから。 どこかコミカルでした。
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江戸城明け渡しの前夜,いろいろな事情から残って見届ける5人の大奥の女性たちの視点で描かれている.女の目から見た幕末,1日を切り取って,来し方行く末を収めた鮮やかな手際に感服.また大奥事情にも詳しくなれる.
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2016.914 江戸城を明け渡すことになり、もうすでにほとんどの城に住んでいた人々が去って行ったあと 城に残っていた5人の篤姫に使えた女性たちのお話 大奥は江戸時代のことであるけれど、今でも女性たちの似たような状態はけっこうありますよね 今も昔も、女性の付き合いは難しい し...
2016.914 江戸城を明け渡すことになり、もうすでにほとんどの城に住んでいた人々が去って行ったあと 城に残っていた5人の篤姫に使えた女性たちのお話 大奥は江戸時代のことであるけれど、今でも女性たちの似たような状態はけっこうありますよね 今も昔も、女性の付き合いは難しい しかし、この作者のお話に出てくる女性の強いこと! カッコいい!
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時代を表現することにますます磨きのかかる朝井まかてさん。今回は、江戸開城にあたり、大奥に使えていた5人の女性を通して語られる、女たちの幕末。 大奥のなかにある呉服之間で働いていたりつは、その腕を天璋院にも認められ、生き甲斐を感じて仕事をしていた。その矢先、江戸城の無血開城という歴...
時代を表現することにますます磨きのかかる朝井まかてさん。今回は、江戸開城にあたり、大奥に使えていた5人の女性を通して語られる、女たちの幕末。 大奥のなかにある呉服之間で働いていたりつは、その腕を天璋院にも認められ、生き甲斐を感じて仕事をしていた。その矢先、江戸城の無血開城という歴史の瞬間が訪れた。すぐにも大奥を去らなければならない。しかし、りつは呉服の間に戻るのだった。御膳所のお蛸、御三の間のちか、御中臈のふき、そして、和宮の呉服の間で働いていたもみぢが、それぞれの理由で城に残っていた。 舞台だ、これは舞台劇。個性的な5人の人物が、上手や下手から現れるところを想像しながら、楽しく読んだ。誰か演出してくれないかな。 幕末から明治にいたる、お仕事ガールズストーリー。
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面白かった。 きっとこの本のように、天璋院や静寛院宮に忠義を誓い、いつまでも続くと思っていた奥勤めの女性がたくさんいたのだろう。 誰もが徳川の世が終わることが信じられず、りつたちのように時代の流れに翻弄され心の整理がつかず、放り出され不安な気持ちを抱えていたのだろう。 りつ、ふき...
面白かった。 きっとこの本のように、天璋院や静寛院宮に忠義を誓い、いつまでも続くと思っていた奥勤めの女性がたくさんいたのだろう。 誰もが徳川の世が終わることが信じられず、りつたちのように時代の流れに翻弄され心の整理がつかず、放り出され不安な気持ちを抱えていたのだろう。 りつ、ふき、お蛸、ちかの丁寧な心理描写が素晴らしく読みんでいるこちらまで奥勤めをしたかのように感じて、明け渡しの際の官軍の所業には心底腹が立ってしまった。 終わり方もとてもよくおすすめ。
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時は幕末、徳川家に江戸城の明け渡しが命じられる。 官軍の襲来を恐れ、女中たちが我先にと脱出を試みる中、大奥に留まった五人の「残り者」がいた。 なにゆえ残らねばならなかったのか。 それぞれ胸の内を明かした彼女らが起こした思いがけない行動とは――
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江戸城引渡し直前に、それぞれの事情で大奥に居残った5人の女たちが過ごす一夜。 一生ここで働くんだと考えていた場所がいきなり人のものになり、職も失って放り出されるって、身寄りのない人には本当に酷ですよね…。 それぞれ立場も違う女性のプライドや帰属意識が交錯。歴史上の裏方の裏方な人た...
江戸城引渡し直前に、それぞれの事情で大奥に居残った5人の女たちが過ごす一夜。 一生ここで働くんだと考えていた場所がいきなり人のものになり、職も失って放り出されるって、身寄りのない人には本当に酷ですよね…。 それぞれ立場も違う女性のプライドや帰属意識が交錯。歴史上の裏方の裏方な人たちばかりですが、それぞれの戦いをリアルに感じながら一気読みです。
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大奥に居残った者たちがいた… 民草の一人ではあっても、「忠義」の心を持ち合わせていた女たち。 それぞれの事情が明らかになるとともに、夜も明けていく。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
残り者って、そういう意味だったのか。 二日間に、これまでの己の来し方と折り合いをつけて、新しい時代に繋げていく。そのたった二日間の5人のお話。 御中臈のふきが格好良すぎる。
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