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言ってはいけない の商品レビュー

3.6

383件のお客様レビュー

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2023/01/29

日本人の大半は、幸せホルモンであるセロトニンを運搬するトランスポーター遺伝子が伝達効率が低いSS型であり、不安に駆られて勤勉・優秀であると言った利点がある一方、自殺・鬱が多い遺伝子的な特性である。 ヒトは理想として一夫一妻制を掲げてはいるのものの、遺伝子的に最類似するボノボは乱...

日本人の大半は、幸せホルモンであるセロトニンを運搬するトランスポーター遺伝子が伝達効率が低いSS型であり、不安に駆られて勤勉・優秀であると言った利点がある一方、自殺・鬱が多い遺伝子的な特性である。 ヒトは理想として一夫一妻制を掲げてはいるのものの、遺伝子的に最類似するボノボは乱婚制であり、ヒトの性事情を踏まえると実は乱婚制であることを否めないのは不都合すぎる

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2023/01/26

科学的に証明されているから正しい と決めつけるのは本当に正しい事なのか? 著者は他人を惹き付けるために都合のいいデータのみを抽出しているように感じる。 科学的な根拠、ではなく、傾向の数字ばかり並べている。 その傾向はどのようにして抽出された数字なのか、その数字があるから事実だと言...

科学的に証明されているから正しい と決めつけるのは本当に正しい事なのか? 著者は他人を惹き付けるために都合のいいデータのみを抽出しているように感じる。 科学的な根拠、ではなく、傾向の数字ばかり並べている。 その傾向はどのようにして抽出された数字なのか、その数字があるから事実だと言えるのか 因果関係はあるのか 全く検討されていない内容だと思う。

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2023/01/22

日本人はPIAACでは世界トップで優秀のように見えるが、3分の1は日本語が読めず、学力・年収・老後の生活まで遺伝が影響する。東アジアにうつ病が多いが、日本人の大半は特定の環境では大きな幸福感を得るもののそれ以外ではあっさり枯れてしまう「ひ弱なラン(蘭)」であり自己家畜化が進んだム...

日本人はPIAACでは世界トップで優秀のように見えるが、3分の1は日本語が読めず、学力・年収・老後の生活まで遺伝が影響する。東アジアにうつ病が多いが、日本人の大半は特定の環境では大きな幸福感を得るもののそれ以外ではあっさり枯れてしまう「ひ弱なラン(蘭)」であり自己家畜化が進んだムラ社会で培った民族。幸福になるためには咲ける場所に移ること。 20冊目読了。

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2023/01/13

最新の進化論や心理学系の学問を根拠に、人種や格差や性や教育についての解説 男女別の浮気の仕組みや 犯罪者と実業家の違いや 遺伝と子供の集団としての環境など 世間一般的には認めたくないような内容だけど 説得力があって非常に興味深い

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2023/01/04

著者が気遣うような「読むと気分を害する」のとは全く違う。 これはとてもずる賢い言いようで、 この本に反論するのはこの残酷な真実を受け入れることが出来なかった人。 反発されるのは最初から分かっているのだと。 誰も反論することは出来ない仕組み。 これから耳を覆いたくなるよう真実を語...

著者が気遣うような「読むと気分を害する」のとは全く違う。 これはとてもずる賢い言いようで、 この本に反論するのはこの残酷な真実を受け入れることが出来なかった人。 反発されるのは最初から分かっているのだと。 誰も反論することは出来ない仕組み。 これから耳を覆いたくなるよう真実を語るよ。 と筆者は冒頭から読者を気遣い、途中も何度となく同じ気遣いを見せる。 しかし読んでみて分かる。 これはエビデンスという名前の証拠の為の証拠を筆者が自分の都合の良いように集めた書。 論理の飛躍。 比較にならない比較。 本論とは全く関係無い興味をそそるためだけのストーリー。 これがベストセラーになることの方がよっぽど怖い。 エビデンスを素直に受け入れ、まやかしを簡単に信じてしまう。多くの人が「いいね」と言えば良いのだと思い込んでしまう。 …筆者の真の狙いは其れを暴くこと?

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2023/01/03

人間の本性とは、考えさせられる本だった。 遺伝、持って生まれものの強さの影響力について他の本も読んでみたい。

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2022/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間の性文化の起源は乱婚であり、女性がエクスタシーを感じると声を上げ、何度もオーガズムを感じられる理由は多数の男性と性交渉するため…

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2022/12/18

学力や見た目など、遺伝によりある程度決まってしまうものの、努力は裏切らないといった風潮により、あまり公にされていない事項について、歯に衣着せぬ語り口で説明していく本作。 こうした遺伝系の話を他で読んだことがある人は、大枠知っている内容ではあるが、こうした新書形式で真実が広まって...

学力や見た目など、遺伝によりある程度決まってしまうものの、努力は裏切らないといった風潮により、あまり公にされていない事項について、歯に衣着せぬ語り口で説明していく本作。 こうした遺伝系の話を他で読んだことがある人は、大枠知っている内容ではあるが、こうした新書形式で真実が広まっていくことは良い気がする。 一方で、本作で触れられている数々の科学的実験結果を改めて眺めてみると、いまは正しかろうと思われているが、やや根拠が不足している点など、いつひっくり返されてもおかしくないことは認識しておかなければならない。あくまで今は正しいと思われている事であり、必ずしも真実ではないという点に留意が必要。

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2022/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

言ってはいけない 残酷すぎる真実 橘玲 ∞----------------------∞ ❶努力は遺伝に勝てないのか タイトル通り。 環境もある程度は関わるけど、犯罪者も高い率で遺伝する。精神疾患は身長や体重の遺伝率より高い。 人種格差と言われるが、同じIQであれば白人より黒人の方が優遇されており、黒人には知能の低い層が多いということ。 赤ちゃんがかなり多く殺されていることも知った。 心拍数の低さと反社会的行動の関係性(喫煙と肺癌発症率の関係より強い)。しかし、恐れを知らないからこそ、ベンチャー企業を立ち上げるなどの大きな成功の道もある。 脳スキャンと遺伝子テストで5年以内の犯罪の予測が出来る。 ❷あまりに残酷な美貌格差 裁判では童顔は有利に、アフリカ起源の顔の特徴を持つ人は不利になる。 美人は生涯で2400万円(8%)得をし、不美人は1200万円(4%)損をする。差額3600万円。男性の場合は容姿が優れていても4%の得しかないが、劣っているとペナルティは13%にもなる。 テストステロン値(男性ホルモン)の高いジャック・ウェルチのような顔の人が所謂リーダー顔(顔の幅が広い人は、攻撃的で暴力的な傾向があるが、冒険心があり競争で勝つことに執着するという面もある)。 生まれながらにして男女で見えているもの、脳の作りが違う。 オキシトシンはドラッグと同様。性交や出産、授乳で分泌される。 ヒトは一夫一妻ではなく本性はボノボのような乱婚?石器時代はそうだったかもという説。 ❸子育てや教育は子どもの成長に関係ない 穢れた血が引き継がれるという話はタブーだが、高貴な血の神話は信じられている。 一卵性双生児はちがう環境で育てられても、知能や性格、精神疾患などの「こころ」はよく似ている。ということは遺伝が大きく、人格形成としてのしつけは役に立たない。 子供には親よりも「友達の世界」が全て。子供たちはその集団の中で自分の役割を持つ。 2022/12/18 読了 (図書館)

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2022/11/08

前書きで「これは不愉快な本だ」と筆者が語っているが、特に不愉快にはならなかった。 そもそもそういうものなのだ。 驚いたのは、育った環境が人の性格や特技等を形成するものだと今まで信じていたが、どうやら遺伝に寄るところが大きいとのこと。 遺伝に寄るものが大きいと考えると、もし自分に...

前書きで「これは不愉快な本だ」と筆者が語っているが、特に不愉快にはならなかった。 そもそもそういうものなのだ。 驚いたのは、育った環境が人の性格や特技等を形成するものだと今まで信じていたが、どうやら遺伝に寄るところが大きいとのこと。 遺伝に寄るものが大きいと考えると、もし自分に子どもがいたらその子の能力はたかが知れている。(配偶者の能力が影響してくればまた違うものになるが。) それでも皆が子を産むのは、何故なのだろう。好奇心に寄るところもあるのではないだろうか。 本来人間の脳は子孫を残すため生殖行為を行うようにできているから、一夫一妻制の日本ではなかなか子孫を残せない。それでもこの制度が続いているのは不合理にも感じられる。(決して一夫多妻制に賛成な訳ではないが。) 10の能力を持つ男を10人の女で分け合う(なんだかモノみたいな言い方だ笑)より、5の能力を持つ男を1人の女が独占する方が良いとされている。 まあ100の能力を持つ男だったら、分け合っても十分だが、そんな人は限りなく少ないだろう。 女性は子を産むのに時間も体力も投資しなくてはならないので、どうしても助けてくれる存在が必要になるから仕方がないのだ。 とりあえず無難に社会人になれた私は、親に感謝。

Posted byブクログ