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図書館の魔女(第二巻) の商品レビュー

4.2

86件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2016/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地下探索から陰謀解明まで上手く展開 将棋や軍制の話も説得力がある ただしっかり伏線が張られていただけにキリンの怒り方が不自然に感じられてしまう‥

Posted byブクログ

2016/07/17

第1巻から持ち越される地下水道が 何の意味を持つのかもわからないまま そろそろ飽き始めていたのに。 この物語は油断ならない。 何ひとつ無駄なものは 描かれていないのだから。 物語を構成するに必要なもののほとんどが 急速に明らかにされていく。 しかもすべてが必然性の中で。 人の...

第1巻から持ち越される地下水道が 何の意味を持つのかもわからないまま そろそろ飽き始めていたのに。 この物語は油断ならない。 何ひとつ無駄なものは 描かれていないのだから。 物語を構成するに必要なもののほとんどが 急速に明らかにされていく。 しかもすべてが必然性の中で。 人の心を大きく揺り動かしながら。 そうして 絶対的な存在であるはずの 図書館の魔女…マツリカもそこからは 逃れられない。彼女も心の激しい動きに 変化を遂げてゆく。 そんな自分のことすら はからずも言い当てていたマツリカ。 その言葉をここに引用しておきたい。 ”人は見たことがないものでも知ることが 出来るし、理解することも出来る。こう した小さな魚がどんなに美しいかという こともあらかじめ知っていることは出来 る。でも、実際にこうして見てみて、ほ んとうに美しいねと思うこととは、それ は別のことだね。実際に見てみて心を震 わせるということは、知識として「美し い」と知っていることとはぜんぜん異な ったことなんだろう。そういうことは知 っていても仕方のないものなのかも知れ ない。” 心は動く。人との出会いが人を変える。 閑話休題。 昨夜遅く 第2巻を半ば過ぎたところで amazonプライムで第3巻と第4巻を発注。 今はじりじりしながら 届くのを待ちわびています。

Posted byブクログ

2016/07/04

まさかキリヒトがこんな秘密を抱えていたなんて。驚きました。悲しかったろうな。辛かったろうな。 次はどんな風に転ぶのでしょうね。

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2016/06/29

相変わらずの言葉の奔流、時化っぷりです。 でも物語が動いてきました。 となると、当然人も動き出して。 終盤のマツリカさまとキリヒトくんの、初めて言葉ではないもので感情が動かされた気がします。 3巻へ!

Posted byブクログ

2016/06/23

今回はとうとうキリヒトの正体が判明します。とはいえ何となくフラグもぼろぼろ落ちているのでわかりきっていたのですが、逆だったらどうしようという気持ちも少しあったので、内心はほっとしました。暗殺側だったらどうしようかと。ただ、キリヒトはずっとこのままだったらどんなにか幸せだったかの一...

今回はとうとうキリヒトの正体が判明します。とはいえ何となくフラグもぼろぼろ落ちているのでわかりきっていたのですが、逆だったらどうしようという気持ちも少しあったので、内心はほっとしました。暗殺側だったらどうしようかと。ただ、キリヒトはずっとこのままだったらどんなにか幸せだったかの一言です。ずっと時間をとられて、やっと近い境遇のマツリカと楽しく町で遊んで少し少年らしさを取り戻したのに、現実はそんなにやさしくなく、目の前で今までの成果を披露しなければいけない彼の気持ちはよほどこたえただろうと。マツリカなりに不器用だけどキリヒトに提案するところはきゅんとします。可愛い二人、できればその杖もその手もなるべく汚れないといいんですが、これからは難しいのでしょうね。

Posted byブクログ

2016/06/15

キリヒトの本来の役目が露になる、緊張の2巻目。 中盤から一気に緊迫。 そしてキリヒトとマツリカの心の動きがなんとも。 即3巻目に突入。

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2016/06/13

一ノ谷の政界が激動にさらされることが見えかかった時期。大国ニザマは、一ノ谷を混乱させるべく、重鎮政治家に刺客を放つ。マツリカは街で耳にした、たった一言の台詞から、暗殺計画を読み、阻止する。そのことによってマツリカ自身も命を狙われることとなる。 鬼(オルクス)の出現と、明らかになっ...

一ノ谷の政界が激動にさらされることが見えかかった時期。大国ニザマは、一ノ谷を混乱させるべく、重鎮政治家に刺客を放つ。マツリカは街で耳にした、たった一言の台詞から、暗殺計画を読み、阻止する。そのことによってマツリカ自身も命を狙われることとなる。 鬼(オルクス)の出現と、明らかになっていくキリヒトの正体。 マツリカが涙するシーンは苦しい、そして美しい。 およそ普通の子ども時代と呼べるものを送ってこなかった二人が、初めて人と共有した秘密、地下水道の件にも不穏な流れを感じるが、今後どうなるのか。 そしてやはり言葉の使い方が半端じゃなく広く深い。 「奸計にしても分際の弁えがない」って、し...しびれる。

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2016/06/12

読み進めていくうちに気付いてしまった。長い間待ち焦がれていた物語がこれなのだと。 あらすじ(背表紙より) 図書館のある一ノ谷は、海を挟んで接する大国ニザマの剥き出しの覇権意識により、重大な危機に晒されていた。マツリカ率いる図書館は、軍縮を提案するも、ニザマ側は一ノ谷政界を混乱させ...

読み進めていくうちに気付いてしまった。長い間待ち焦がれていた物語がこれなのだと。 あらすじ(背表紙より) 図書館のある一ノ谷は、海を挟んで接する大国ニザマの剥き出しの覇権意識により、重大な危機に晒されていた。マツリカ率いる図書館は、軍縮を提案するも、ニザマ側は一ノ谷政界を混乱させるべく、重鎮政治家に刺客を放つ。マツリカはその智慧と機転で暗殺計画を蹉跌に追い込むが、次の凶刃は自身に及ぶ!第45回メフィスト賞受賞作。

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2016/06/05

面白くなってまいりました。  中盤以降右肩上がりの面白さ。  キリヒトの正体。 そして世の裏を蠢く陰謀。  マツリカの実力。ハルカゼとキリンの覚悟。  面白くなってまいりました。

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2016/06/04

第2巻。 徐々にストーリーが盛り上がってきて、後半に繋がりそうなエピソードもチラホラと見え隠れしている。 謀略小説としてもスケールが大きくて面白い。

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