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神様が殺してくれる の商品レビュー

3.6

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

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  3. 3つ

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2016/08/12

誰がなにを思い、どんなトリックが隠されているのか、どんな結末を迎えるのか、最後まで引き込まれて、あれ、あれれ、やられた。。。って感じ。 そんな森氏が好きなんだな。

Posted byブクログ

2016/07/02

タイトルの奇抜さと、表紙の美しさに魅かれて衝動買い! 森博嗣さんの本は、「すべたがFになる」シリーズを途中まで読んでますが、このシリーズ以外は初めてでした。 海外が舞台なので登場人物の名前がカタカナ。しかも様々な国を渡り歩くので舞台も混乱し、必死で読みました(笑)・・・そうい...

タイトルの奇抜さと、表紙の美しさに魅かれて衝動買い! 森博嗣さんの本は、「すべたがFになる」シリーズを途中まで読んでますが、このシリーズ以外は初めてでした。 海外が舞台なので登場人物の名前がカタカナ。しかも様々な国を渡り歩くので舞台も混乱し、必死で読みました(笑)・・・そういえば暫く日本のものばかり読んでたな私。 主人公の語りでつづられていくので、主人公目線のため、彼が知らないことは、わからない。描かれない。 これは、もやもやしたりイライラしたりするんだけど、そこが面白い。主人公になったつもりで謎ときをすることになるので、感情移入もしてしまう。 ユニセックスで美しすぎるリオンの周りで起こる連続殺人事件に、学生時代たった半年ルームメイトとして過ごした主人公が巻きこまれ関わっていくことになる。 多少の矛盾や無理くり感も無きにしも非ずだけれど、いいと思う。ミステリーとして十分楽しめたから。 ラストは少し切ない。 でも、このどんでん返しと裏切りは、なかなか面白かった。 ただし、好き嫌いは分かれるかもしれない。 私は好き。。。

Posted byブクログ

2016/06/24

森作品はあらかた読んでいる方ですが、『これって森作品?』としばしば確認したくなるほど、新鮮な感じがしました。 美少年が登場するあたり、普段は森作品に関心が無い方でも、つい手に取ってしまうのではなかろうか。 私はちょっと理解力に劣るので、事件の顛末に関しては、萩尾先生の解説まで読ん...

森作品はあらかた読んでいる方ですが、『これって森作品?』としばしば確認したくなるほど、新鮮な感じがしました。 美少年が登場するあたり、普段は森作品に関心が無い方でも、つい手に取ってしまうのではなかろうか。 私はちょっと理解力に劣るので、事件の顛末に関しては、萩尾先生の解説まで読んで、更に要所要所を読み返して、ようやく消化できたという鈍感さでしたが、本編は兎に角夢中になってあっという間に読み終えてしまったのでした。 レナルドとリオン。 彼らはその後、どうなってしまうのでしょう。 森先生がこの作品をどう評価しているのかも気になります。

Posted byブクログ

2016/06/24

衝撃的な容姿の美しさをもつ男性が、主人公の後輩として登場する。フランスーイタリアードイツー日本と4か国でおこる殺人事件に、美しい後輩がからんでいることを知った主人公は、ほっとけずに謎を究明していく話。 異常に美しい男の子とか、インターポールに勤めている主人公とか、現場の手掛かりが...

衝撃的な容姿の美しさをもつ男性が、主人公の後輩として登場する。フランスーイタリアードイツー日本と4か国でおこる殺人事件に、美しい後輩がからんでいることを知った主人公は、ほっとけずに謎を究明していく話。 異常に美しい男の子とか、インターポールに勤めている主人公とか、現場の手掛かりが全くないとか、現実離れした要素が多くてこのままふわふわした感じのまま終わるんじゃないかと思ったが、結末で納得できたかなという感じ。 このタイプの森ワールドも好きで楽しめるが、マジメおもしろい言葉の会話がもっととびだしてほしかったかも。

Posted byブクログ

2016/06/23

トリック自体はあまり好きなものじゃなかったけど、この小説は、それ以外の部分に魅力があったように思う。 人と人との不思議なやりとりが不気味かつ綺麗だった。

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2016/06/17

うーん…。 タイトルに惹かれたんだけど、 そこまで謎めいた感じがなかった…かな、私は。 トリックがなぁ。

Posted byブクログ

2016/05/27

フランスから始まり、イタリア、ドイツ、日本へと国境を越えて続いていく一連の殺人の影には常に彼がいた。 ぞっとするほど美しくて、特別なリオン・シャレット。 彼は犯人を見たと言う。 「神様が殺した」と。 あっち側とこっち側とを隔てる境界。 神が創った、隣り合う二人を引き裂くライン。

Posted byブクログ

2016/05/20

帯の「こんな森博嗣が読みたかった!」という惹句。おいおいまるで他の作品は読みたくなかった内容みたいじゃないかと思いつつ、読み始めたらもうホモ。びっくりするくらいホモォ。でも最後まで読んだらまさに「これが読みたかった!」ってなった。編集さんすごいや。解説が萩尾望都なのもジャスト。

Posted byブクログ

2016/05/18

私にとって、久々の森作品。 シリーズものでないミステリだし、 外国が舞台で主人公が外国人の小説を読むのも、 そう言えば久しぶりだ。 内容は...かなり複雑な、こった作りになってる。 登場人物も多いし、当たり前だが外人名前だし、 気合いを入れてないと誰が誰か見失う(^ ^; 様...

私にとって、久々の森作品。 シリーズものでないミステリだし、 外国が舞台で主人公が外国人の小説を読むのも、 そう言えば久しぶりだ。 内容は...かなり複雑な、こった作りになってる。 登場人物も多いし、当たり前だが外人名前だし、 気合いを入れてないと誰が誰か見失う(^ ^; 様々な国にまたがり、殺人事件がいくつか起こる。 その全ての現場に、主人公の学生時代のルームメイトで、 ものっっそい美少年だった男がいた、という展開。 しかし、その美少年は犯人ではなく、 意外にも「主人公がやった」と証言して、 否応もなく事件に巻き込まれる主人公。 何とも不思議な空気が流れる文体で、 緊迫したシーンでは改行を多用する森氏らしい面も。 地の文がわりとゆったりしたテンポなので、 いざという時のドキドキ感はハンパない(^ ^ ミステリ好きは皆そうだと思いますが、 途中で「もしや、こいつが犯人では」とか 「あ、これはこういう『意外な展開』かな」とか 予言者となりつつ読み進めるようになる。 当然、その予想は当たったり外れたりして、 外れると「見事などんでん返し」などと言って 喜ぶのがミステリ読みだったりするのですが... この作品は、途中で「もしや」と思った予想が 「全部当たっている」というウルトラC(^ ^; 矛盾しているものも含めて、全部(^ ^; しかもなお、たたみかけるように襲ってくる、 私の予想の斜め上を轟音で飛び去るような展開(^ ^; かなり「反則」に近い叙述トリックではありますが、 あ、そう言えばあの違和感の正体はこれだったか、 と後から気づくように伏線はきちんと張られている。 文庫版は、萩尾望都氏の解説が秀逸。 ネタバレしてるので、必ず読後に見ること。 「あ、そういう意味もあったのか」と気づき、 すぐ再読したくなること請け合いです(^ ^

Posted byブクログ

2016/05/18

ほぼラストに判明する「まさかの設定」でびっくりした。 リオンとアンペールの過去の記憶の食い違いは、そこからきていたのか。

Posted byブクログ