夢幻花 の商品レビュー
とっても読みやすいです。また、登場人物や物事が進むにつれ色々出てきますが、一つのポイントを中心に繋がっていくところが面白く、どんどん読み進めたくなるような作品でした。 また、「世の中には負の遺産がある。それを誰かが引き受けるしかない」という言葉が印象に残っています。 この本では...
とっても読みやすいです。また、登場人物や物事が進むにつれ色々出てきますが、一つのポイントを中心に繋がっていくところが面白く、どんどん読み進めたくなるような作品でした。 また、「世の中には負の遺産がある。それを誰かが引き受けるしかない」という言葉が印象に残っています。 この本では、先代がやってきたものに対して責任を持ち、行動している人がいます。 きっとこの作品の中だけだなく、世間から見れば負の遺産、または本人には関係ないが罪を背負い続けている人がいると思います。 そのような人たちを再認識させてくれる作品であり、彼らの決意をしている強さとどうにもできない弱さを見ることができました。私は、彼らをどうしたら負の遺産、罪の責任から解放できるのかと考えさせられる部分もありました。
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一気に読み進められず、移動中に少しずつ読んだせいであんまり頭に入らなかっただけかもしれないけど 東野圭吾作品の中ではそんなにスッキリしない部類だった気がする。 犯人の予想がついてなくて、最後まで考えながら読めたのが楽しかった!
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伏線が多すぎて、最初は、気持ちが纏まらなかった。後半、よくもまぁ、これだけの現象を絡め繋げたものだと感心。引き付けられて一気に読んだのだから面白かったんだろうけれど(笑)
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全てがつながる快感は東野圭吾の醍醐味!当たり前だと思っていた家族の慣例に違和感を覚えるシーンはゾクゾクした。 負の遺産に向き合う、という着地が個人主義に走りがちな現代人に刺さるんじゃないかと感じる。
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黄色いアサガオのお話ということで、以前から認知していましたがようやく読むことが出来ました。 幻の花のお話と殺人事件をどのように関連づけるのか気になりましたが、上手い物語の集結だったように感じます。 終盤の負の遺産のお話は非常に良いと感じたし、蒼太の人生の指針になって良かったと思います。梨乃も同様に雅哉かから尚人の話を聞き、水泳を再開するのもいい終わり方だと思います。
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前半部の,なんだかオカルトチックな,超常現象っぽいところから,どう着地させるんだろう,という困惑感. 後半部の,こういう風にミステリ・サスペンスになっていくのか,という感じ. 両方うまく混ざってて面白い.
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240909読了 追ってはいけない夢幻花をめぐる話。 おじいちゃんの死から謎が謎を呼び、伏線が大旋回して戻ってくるのが面白かった! 負の遺産は誰が面倒を見る?
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推理小説ではあるけれど、社会問題を突きつけられた感じ。 個人的なものにしろ社会的なものにしろ、負の遺産を受け継ぐのが自分でもいいだなんて言えないし、きっとこの先もそんなことを言える日は来ないだろうなと思った。 この物語では黄色いアサガオと原発だったけど、負の遺産なんてその辺にいく...
推理小説ではあるけれど、社会問題を突きつけられた感じ。 個人的なものにしろ社会的なものにしろ、負の遺産を受け継ぐのが自分でもいいだなんて言えないし、きっとこの先もそんなことを言える日は来ないだろうなと思った。 この物語では黄色いアサガオと原発だったけど、負の遺産なんてその辺にいくらでも転がってるはず。 自分で何かするわけじゃなくても、せめて気に留めるくらいはしないといけないなと思った。
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面白かったが、最後までキャラに入り込めず、盛り上がりに欠ける展開だった。 一人暮らしの老人が殺され、孫娘の梨乃が発見する。庭から消えた黄色いアサガオの鉢植えが気になって調べるうちに、次々と新たな謎に出会い、それを追って行く展開。 長く複雑な伏線が綺麗にスムーズに回収されていくのが...
面白かったが、最後までキャラに入り込めず、盛り上がりに欠ける展開だった。 一人暮らしの老人が殺され、孫娘の梨乃が発見する。庭から消えた黄色いアサガオの鉢植えが気になって調べるうちに、次々と新たな謎に出会い、それを追って行く展開。 長く複雑な伏線が綺麗にスムーズに回収されていくのがすごかった。しかし全体に切なく、最後に仄かな暖かさがあるのものの、スピード感や大きな起伏がなかったのが残念だった。
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最後の最後まで繋がりが分からず一気に読めた。 なんとなく話が繋がるだろうという予感無しで読めるから楽しい。 私の中では安定の東野さん。読む本に迷ったら東野さん^_^
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