本物の英語力 の商品レビュー
外国語学習は未知との遭遇であり,異文化交流であると論ずる.実際その通りで,言語はその土地の文化を色濃く反映しているので,背景となる文化を理解できなければ表層的な文法議論に終始してしまう.結局,外国語上達は学習者の性格に収斂する気がする.
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英語の勉強を再開しようかな、と思いましたが、どこまで、どんな状態になりたいのかが見えなかったので手にとりました。 「なんで英語やるの?」の問いかけからはじまっていて、「今」の英語学習環境や教材についてのざっくりした理解もしやすい一冊です。 古い教材を引っ張りだしてまた挫折したく...
英語の勉強を再開しようかな、と思いましたが、どこまで、どんな状態になりたいのかが見えなかったので手にとりました。 「なんで英語やるの?」の問いかけからはじまっていて、「今」の英語学習環境や教材についてのざっくりした理解もしやすい一冊です。 古い教材を引っ張りだしてまた挫折したくない方に、よいと思います。
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英語格差があることをみとめた上で、それをどう克服するかが具体的に教育者・学者目線で述べられている。語学は、慣れるまで習え、という言葉が印象的だった。
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英語学習の基本原則として、 ①ネイティブを目指すのではなく、自分が主体的に使える英語「私の英語」を目指す ②英語を覚えようとするのではなく、知りたい内容、興味ある内容を英語で学ぶ〈内容と言語を統合して学ぶという考え方〉 とした上で、注意すべき文例をふんだんに使って分かり易く解説...
英語学習の基本原則として、 ①ネイティブを目指すのではなく、自分が主体的に使える英語「私の英語」を目指す ②英語を覚えようとするのではなく、知りたい内容、興味ある内容を英語で学ぶ〈内容と言語を統合して学ぶという考え方〉 とした上で、注意すべき文例をふんだんに使って分かり易く解説、多様な勉強法に触れています。 最後に、「英語を学ぶことが自分にとってどのような意味を持つのかを考え、自律的に、地道に、着実に、学習を継続したいものです」 と結んでいます。 数多の一律的な学習法に流されず、生涯をかけて学習をし続けることに気付かせていただけた良書でした。
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電車広告であおりまくる程の内容なのかは置いといて、印象的だった箇所をメモ。 「分からないことがあったら、そのたびにGoogleすればいいのに、なぜ勉強して覚えなきゃいけないのか?」 事実や情報を知ることはGoogleで可能だが、その内容を理解することは別で、得た情報をどのよう...
電車広告であおりまくる程の内容なのかは置いといて、印象的だった箇所をメモ。 「分からないことがあったら、そのたびにGoogleすればいいのに、なぜ勉強して覚えなきゃいけないのか?」 事実や情報を知ることはGoogleで可能だが、その内容を理解することは別で、得た情報をどのように理解し、使うか、それを可能にする感性sensitivityを養うためにこそ教育がある。 協同学習という学びは、個々の自律性を涵養することを目指している。学ぶ対象との新たな出会いと対話、他者との出会いと対話、そして最後に自己との出会いと対話、という三つの出会いと対話によって学びを内化していくのが協同学習。その中から自立した学習者が育っていく。
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具体的な英語学習方法(HowTo)を提示するものではなく、HowToに関するエッセー。HowToを期待する人にとっては物足りないが、英語で数十年のキャリアをもつ著者の英語学習に関する考え/知識を知ることができる。 英語力だけ見ると、最近は、もっと優れた人もいるが、英語教育のキャリ...
具体的な英語学習方法(HowTo)を提示するものではなく、HowToに関するエッセー。HowToを期待する人にとっては物足りないが、英語で数十年のキャリアをもつ著者の英語学習に関する考え/知識を知ることができる。 英語力だけ見ると、最近は、もっと優れた人もいるが、英語教育のキャリアから語られる言葉に耳を傾ける価値はある。 ・長崎通詞(江戸時代の通訳)がどのように英語を学習したか ・宇宙飛行士やノーベル賞受賞者たちがどのように英語を学習したか ・海外留学の実態/注意点 などは、面白いし、参考になる。 最後に、英語学習には「自律性」が大切(自律した学習者になること)と締めくくるが、何か物足りない気がするのは私だけだろうか?
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ベストセラー新書の1つとして手にした。やはり英語は偏った1つの方法に頼るのではなく、読み書き聞き話すはもちろん単語熟語の記憶のいずれの訓練も必要なんだなと改めて思った。特に単語数について基準が示されていて目標は1万語に対して大学にすれすれで入ってその後に伸ばす努力をあまりやってい...
ベストセラー新書の1つとして手にした。やはり英語は偏った1つの方法に頼るのではなく、読み書き聞き話すはもちろん単語熟語の記憶のいずれの訓練も必要なんだなと改めて思った。特に単語数について基準が示されていて目標は1万語に対して大学にすれすれで入ってその後に伸ばす努力をあまりやっていない自分は2、3千語位しか知らないだろうなということがわかり、これからもし英語をやるならそこからやらないと話にならないだろうことなどがわかった。
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印象に残ったこと ・内容重視(content-based)の英語 →英語そのものを学ぶのではなく、学びたい内容を英語という言語で学ぶこと まさに仕事で使う英語を伸ばすにはこれなのだろう、と思った。 洋画を字幕なしで観られなくても、仕事で使う語彙や言い回しを仕事の中で学ぶというの...
印象に残ったこと ・内容重視(content-based)の英語 →英語そのものを学ぶのではなく、学びたい内容を英語という言語で学ぶこと まさに仕事で使う英語を伸ばすにはこれなのだろう、と思った。 洋画を字幕なしで観られなくても、仕事で使う語彙や言い回しを仕事の中で学ぶというのは究極の内容重視アプローチであり、 ・幕末の通訳(役職名:通詞)の森山栄之助が密入国者ラナルド・マクドナルドから英語を学んだ話。そのような英語学習の大先輩がいたことを知り、詳しく関連の本を読んでみたいと思った。
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英語学習において、重要な示唆をもらえたところもあるが、期待していた内容には少し遠かったように感じた。
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本屋で平積みされていた本。現在の英語に対するニーズを反映していると言えるだろうか。英語格差はまだ実感できないが、今後ますます広まることは確か。英語を学ぶにはモチベーションが必要で、興味があるトピックに触れることが重要である。本書では色々な英語学習法が提示、検討されているが、大切...
本屋で平積みされていた本。現在の英語に対するニーズを反映していると言えるだろうか。英語格差はまだ実感できないが、今後ますます広まることは確か。英語を学ぶにはモチベーションが必要で、興味があるトピックに触れることが重要である。本書では色々な英語学習法が提示、検討されているが、大切なのは本人が自主的に学ぼうとする姿勢である。まず、なぜ英語を学ぶのか、英語を使って何をしたいのかを突きつめることが英語学習の第一歩である。
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