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学びとは何か 〈探究人〉になるために の商品レビュー

4.2

63件のお客様レビュー

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2022/07/06

幼少期からの心理発達についての本でした。 学力はどのようにつくのかを考えたもの。「学び」とは探求することであるようです。 「スキーマ」という学びの蓄積からくる直観と思考プロセスの方の集まりをどのように獲得し、修正するかということが重要となってくる。 教育者は目を通して良いものです...

幼少期からの心理発達についての本でした。 学力はどのようにつくのかを考えたもの。「学び」とは探求することであるようです。 「スキーマ」という学びの蓄積からくる直観と思考プロセスの方の集まりをどのように獲得し、修正するかということが重要となってくる。 教育者は目を通して良いものです。

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2022/04/23

言葉を習得するときは法則をみつけ子供は習得すること、知識があるため、逆にミスリードされるリスクがあること けれども知識を知恵として深めること、報酬がないほうが長続きするということは人の無意識にある契約という報酬より学習に対する純粋さではないかと思う

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2022/01/28

記憶の仕組みを初めとする様々な学びについて詳しく書かれている本です。読んでとてもためになりました。若いうちに読んでおくことをおすすめします。

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2021/12/06

知識とは覚えた事実を積み重ね増やしていくことだというエピステモロジーから脱却し、常にダイナミックに変動していくシステムであると理解すること スキーマについて解説してあるので、英語独習法と合わせて読むのがおすすめ

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2021/12/27

岩波新書フェア2021「独学新書」 ◆羽生善治『大局観 自分と闘って負けない心』角川oneテーマ21(2011.2.10) https://booklog.jp/item/1/4047102768 ◆島朗『島研ノート 心の鍛え方』講談社(2013.3.29)

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2021/08/02

非常に面白い本でした!あくなき探求のプロセスとして「学び」をとらえ、知識の習得、記憶ではなく、知識のシステムの構築と概念の創出、誤ったスキーマを克服して、熟達、生きた知識、探求人となるために、探求エピステモロジーを持つこと等を説く。

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2021/07/20

「英語独習法」(今井むつみ)に紹介されている「スキーマ」だとか「学び」について著者がじっくりと考えながら自分の考えをまとめた一冊。 知識の詰め込みではダメだ、もうググれば何でも分かるんだから覚える必要はないでしょ、これからはアクティブラーニングだとか言われても、そんなこと言ったっ...

「英語独習法」(今井むつみ)に紹介されている「スキーマ」だとか「学び」について著者がじっくりと考えながら自分の考えをまとめた一冊。 知識の詰め込みではダメだ、もうググれば何でも分かるんだから覚える必要はないでしょ、これからはアクティブラーニングだとか言われても、そんなこと言ったって基礎的な「知識」が身について無けりゃ何を学ぶと言うのだ、という教育現場の疑問と混乱。昔の偉人を見れば幼少時の「論語の素読」が重要なんだ、といった保守派の主張まで飛び出す昨今。 そもそも「学ぶ」とはどのようなことなのか、「知識」を身につけることとは違うのか、その本質について「認知」の観点で研究する専門家が、こどもが言語を獲得していく過程に関する自身の研究成果や脳科学の知見も交えて本書で解説してくれている。 知識を短期的に脳に記憶すること、長期的に保持すること、そしてそれらを生きた知識として使えるようにすること、それらの違いを理解して、「学ぶ」ということが何なのかを理解する必要がありそう。単に試験を乗り切るだけならいわゆる一夜漬けで何とかなることはあっても、本当に知識を身につけ、自分の体に覚えさせて使えるようになるには、何度も何度も使うことが必要ようだということは、それなりに生きていけば誰もが分かっていることだと思う。そして「学ぶ」ための近道は無く、何ごとも体験し、調べ、使って、実践し、修正する、ということを何度も繰り返しながら、知りたいことを「探究」し、自分(の脳)というシステムをアップデートしていくことが必要だということ。AIでも、賢くしていくのには大量のデータ(知識)を与え、訓練して、修正していく作業が継続的に必要だ。コンピューターならその作業の時間は比較的短いかもしれないが、人間では時間が掛かる。そう言うことだろう。

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2021/06/20

学ぶということは、どういうことなのでしょう? 多くの知識を記憶すること? 知識とは何? これらの問に正面から向き合っているのが本書である。 本書に登場する大事な言葉「スキーマ」の概念を抜粋しておく。 このスキーマを理解し、自分自身が持っているスキーマが何かを意識することで学び方が...

学ぶということは、どういうことなのでしょう? 多くの知識を記憶すること? 知識とは何? これらの問に正面から向き合っているのが本書である。 本書に登場する大事な言葉「スキーマ」の概念を抜粋しておく。 このスキーマを理解し、自分自身が持っているスキーマが何かを意識することで学び方が見えてくるのだ。 以下抜粋  私たちは日常で起こっている何かを理解するために、常に「行間を補っている」。実際には直接言われていないことの意味を自分自身で補いながら、文章、映像、あるいは日常的に経験する様々な事象を理解しているのだ。行間を補うために使う常識的な知識、これを心理学では「スキーマ」と呼んでいる 抜粋終わり 母国語を学ぶ子どもたちが、どのように言葉を理解し使いこなしていくのかを紐解きながら、学ぶこととはどいうことかを考えていく。 著者の最新作『英語独学法』でもスキーマについて触れており、本書を読むことで更に理解が深まった。

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2021/06/13

英語独修法で、筆者の考えに興味を持ち、本書を手に取った。 活きた知識を得るためには、どんな心構えで、何をしなければならないのか、の道筋が理解できた。 その分野の知識を習得するだけでなく、システムの構築や、学び方を学んでいく事も並行して行う必要がある事が理解できた。 この考え...

英語独修法で、筆者の考えに興味を持ち、本書を手に取った。 活きた知識を得るためには、どんな心構えで、何をしなければならないのか、の道筋が理解できた。 その分野の知識を習得するだけでなく、システムの構築や、学び方を学んでいく事も並行して行う必要がある事が理解できた。 この考え方を使って、更に学びたくなる一冊であった。

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2021/05/03

「知識=事実」であるという常識的な知識観を覆し、「生きた知識」とは自分で「発見する」ものであるという新たな知識観を提示する。認知科学の観点から一般向けに書かれた良書である。決して「自己啓発」的な内容には傾かずに丁寧な説明に徹している。棋士の例が挙げられているのは、とてもわかりやす...

「知識=事実」であるという常識的な知識観を覆し、「生きた知識」とは自分で「発見する」ものであるという新たな知識観を提示する。認知科学の観点から一般向けに書かれた良書である。決して「自己啓発」的な内容には傾かずに丁寧な説明に徹している。棋士の例が挙げられているのは、とてもわかりやすい。著者の最新刊『英語独習法』は本書の考え方に基づいた実践的な本となっている。こちらも現実的で薦められる。

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