コンセプトのつくり方 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
16. コンセプトは経験的世界という暗闇から物事を照らし出す「サーチライト」 19. スターバックスはそれまでのコーヒーショップでは薄利多売のために回転率をあげることが重要で、その手段として「居心地の悪い椅子」が常識でした。 ところが新しいコンセプトはそれを覆し、くつろぐ場所にふさわしい「ソファ」という新しい常識をつくりだしたのです。 20. LCCの先駆けとなった「サウスウエスト航空」のコンセプトは「空飛ぶバス」でした。 そしてこのサーチライトによって、この航空会社がやるべきことが直感的に示されました。 もはや「最上級の乗り物にふさわしいサービス」という常識にこだわる必要はなく、バスのような低価格と利便性の実現に向けて邁進すればよいわけです 24. 「身体的に進むべき方向を直感できること」というのはすぐれたコンセプトの特徴 29. 「目」と「手」と「頭」が一体となっていることが必要 31. 「ロジカル・シンキング」 ①分割する 目の前にある問題はたいてい大きくて複雑です。そこで扱いやすい程度の小さな部分に分けて考えましょう。 その時、全体をダブりなく、モレなく分割することが重要 ②全体を再構成する いったん小さく切り分けた部分をピラミッド型の論理構造で正しく結びつけ、全体を再構成しましょう 35. ジム・コリンズ「ビジョナリーカンパニー」によれば、「ビジョン」とは「単なるカネ儲けを超えた基本的価値観と目的意識」「現実的な理想主義」 45. イノベーションは「ひとの行動・習慣・価値観にもう元に戻れないような変化をもたらすモノ・コト」 62. 「クリティカル・コア」 一見すると非合理だけれど、コンセプトからすると一貫した具体策(現実)のこと 64. 「ターゲットは、なぜその商品・サービスを買わないんだろう?」という問いかけは、コンセプトを考え始める良いきっかけになります 70. ぐるぐる思考「感じる」「散らかす」「発見!」「磨く」という4つのモードからなっています 85. 「プロダクトアウト」 商品・サービスから出発きて、一方通行で課題やコンセプトを考えようという取り組みです 88. 「時代・社会」「生活者」「自社の商品・サービス」「競合」という4つの切り口から次々に、行ったり、来たりをしました 135. 電通随一のコンセプトハンターである倉成英俊さんのオススメは「つくり手八分、使い手二分」 中里太郎右衛門窯が出しているパンフレットの片隅にあった言葉で、唐津焼は同じ焼き方をしても使い方で大きく変化していく、いわば「使い手が育てていく器」ですよ、という意味 141. 経営や新しい仕事にそもそも正解などない。すぐれた経営者は、自らの経験による直感をベースにアナログマインドと強い意志をもって、そしてデジタルを利用しながら経営をしている
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コンセプトのつくり方 山田壮夫 ちょい理解しにくい ⇒具体を体験してる人が整理するものとしては良い本なのかも。するする入っては来なかった。 ビジョン ↓ 課題 ↓ コンセプト ↓ 具体策 いったん今の常識を洗い出してみる ↓ ・時代社会 ・自社の商品、サービス ⇒ビジョン...
コンセプトのつくり方 山田壮夫 ちょい理解しにくい ⇒具体を体験してる人が整理するものとしては良い本なのかも。するする入っては来なかった。 ビジョン ↓ 課題 ↓ コンセプト ↓ 具体策 いったん今の常識を洗い出してみる ↓ ・時代社会 ・自社の商品、サービス ⇒ビジョン見えてくる ・広く競合の商品、サービス ・生活者 ↓ 散らかすモード ・自分の中で生まれたいろいろなこびとに問いかける ⇒これらを考えるうちに課題が見えてくる ↓ 発見モード ・課題⇒コンセプトがしっかり結びつくものを見つける ↓ 磨くモード ・それぞれの専門家を集めて全体の再構築 ・
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シンプルにまとまってて読みやすい。 抽象的に受け取れるようになってるためどんな業種でも参考になりそう。
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所在:展示架 請求記号:675.3 Y19 資料ID:12201371 おすすめポイント コンセプトを考えるときにとても参考になる一冊です。 ページ数は多くありませんが、内容がぎゅっと詰まった本になっているのでコンセプトのことで悩んでいる方はぜひ読んでいただきたいです。 選書担...
所在:展示架 請求記号:675.3 Y19 資料ID:12201371 おすすめポイント コンセプトを考えるときにとても参考になる一冊です。 ページ数は多くありませんが、内容がぎゅっと詰まった本になっているのでコンセプトのことで悩んでいる方はぜひ読んでいただきたいです。 選書担当者名 S.T.
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コンセプトのフレームワーク(ビジョン、課題、コンセプト、具体策)とペルソナ的視点によるブラッシュアップにより、商品を決めていく過程を説明した本。 盲目的にやると、大概はフェイクコンセプトになるし、ペルソナをしないと嬉しい商品にはならない。 その為に、客観的な視点を何個も持ち、各自...
コンセプトのフレームワーク(ビジョン、課題、コンセプト、具体策)とペルソナ的視点によるブラッシュアップにより、商品を決めていく過程を説明した本。 盲目的にやると、大概はフェイクコンセプトになるし、ペルソナをしないと嬉しい商品にはならない。 その為に、客観的な視点を何個も持ち、各自が嬉しい事、嫌なこと等の本質を捉える。 その実現方法はある程度プロに任せる。 コンセプトは様々な出会い、体験と人脈があり始めて実現するのだと感じました。 勉強になりました。
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借りたもの。 イノベーションを起こすために、その前段階とも言えるコンセプトをどうやって生み出すのか。 データによる確実性…論理的思考の行き詰まり ロジックというよりは経験によって導き出す(身体的思考)気づき。それを推奨している。アート思考に通じる、感性重視の観点から、商品開発のヒ...
借りたもの。 イノベーションを起こすために、その前段階とも言えるコンセプトをどうやって生み出すのか。 データによる確実性…論理的思考の行き詰まり ロジックというよりは経験によって導き出す(身体的思考)気づき。それを推奨している。アート思考に通じる、感性重視の観点から、商品開発のヒントを導き出すことを論じている。 タイトル通り、商品開発の具体例が多い。…ずっと和牛肉の話になる(笑) コンセプトは「サーチライト」(p.15) 「正解」という幻想(p.25) コンセプト軸の四つの箱[具体策(現実)]―[コンセプト]―[課題]―[ビジョン](p.37) など、名言・示唆に富んでいる。 ……著者オリジナルというよりは先人の知恵かな? スキマ産業にスポットライトを当てるような気づき。 具体的な事例も挙げつつ、それを追体験できるように開発“物語”も綴られている。 その中で、コンセプトの見つけ方を図説も併せて、身体的思考とは何かを伝えてくる。 自身の体験と分析、そして実践という主観的・体感的なインプット・アウトプット方法を指南している。 帯に記載されている、巻末の解説…栗田健一郎「この本は、まったくもってアナログだ」(p.138)、野中侑次郎「やさしく書いてあるが、簡単な本ではない」という書評などがこの本の奥深さを示している。 薄いのに、中々濃密な一冊は、体感…主観を要するためだ。 巻末には本文に記載されている参考文献リストがあり、重宝する。 一度は手に取った、デザイン本ジェームスW.ヤング『アイデアのつくり方』( https://booklog.jp/item/1/4484881047 )から、デカルト『方法序説』まで名著・ビジネスホン挙げられていて、そうした様々な知識が、直感的なものを養う事も感じられる。 電通報 https://dentsu-ho.com/articles/3765
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良書 帯に「この本は、まったくもってアナログだ。」と記載されていて、DXの対極にあるのがコンセプト作りとは、まったく安心させられます。アルゴリズムの集合である、人工知能ではまったく歯が立たない分野であり、デジタルに攻め込まれている方々へ強くおすすめいたします。
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◎要約 ⚪︎はじめに ・イノベーション →人の行動・習慣・価値観にもう元に戻れないような変化をもたらすモノ・コト ・「正解」という幻想 コンセプトは「その手があったか!」と身体的・直感的に進むべき方向を示す言葉だが、脳みそはなかなかそれを許さない。 「本当にそれは正しいの?」「...
◎要約 ⚪︎はじめに ・イノベーション →人の行動・習慣・価値観にもう元に戻れないような変化をもたらすモノ・コト ・「正解」という幻想 コンセプトは「その手があったか!」と身体的・直感的に進むべき方向を示す言葉だが、脳みそはなかなかそれを許さない。 「本当にそれは正しいの?」「それってデータで証明されてるの?」と問い詰めて可能性を台無しに。 ⚪︎コンセプトは「サーチライト」 今までの常識から新しい常識へサーチライトを照らし直す。 ⚪︎身体的思考の「十字フレーム」 常識を覆すイノベーション →主観的な経験や直感までをも盛り込む「身体的思考」が必要 ビジョン →単なる金儲けを超えた基本的価値観と目的意識 課題 →ビジョンがなぜ解決しないのか、ボトルネック コンセプト →課題を解決する新しい視点 具体策 →コンセプトを現実に表現したもの ⚪︎コンセプトのつくり方 準備 : それに関する今までの常識を全て挙げる。 コンセプトつくりスタート↓ ①感じるモード それに関する情報を片っ端から集める。データを100%信じず、精査せずなんでも「とりあえず、ふむふむ」と吸収。 ②散らかすモード ×集めた資料をすぐに整理する ブレインストーミングで“どうやってターゲットの気持ちを動かすのか?”を考える。 ③発見!モード コンセプトが見つかる。 課題はコンセプト発見と同時に見つかる。 ④磨くモード 商品・サービスを具体的に形にしていく。 ◎所感 一言で述べると、読みながらとてもワクワクできる本だった。 データから統計的に導き出される客観的な結果を嫌い、これまでの常識を覆す自由な思考をする。これは一見、普段の自身の考え方とは反対のように思われた。 ただこれは“コンセプトのつくり方”である。コンセプトをつくる経験に乏しい私にとっては、これが普段の思考法とは違って当たり前である。効率化を求めてはよいコンセプトはできない。 コンセプトは単なる“思いつき”ではない。上記のような発想法に基づいている。 正解がないからこそ苦しいし時間もたくさんかかってしまうが、固くなった頭を柔らかくするためにはよい頭の運動だと思った。
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解説にもありましたが、デジタルマーケティングとは対極のアナログマーケティングの本です。 良かった点3つ ・難しいフレームワークや、横文字の言葉もなく読みやすい。 ・フェイクコンセプトにはなるほど!となりました。自戒です。 ・コンセプトを考えるときの思考法が優しい言葉で整理されてお...
解説にもありましたが、デジタルマーケティングとは対極のアナログマーケティングの本です。 良かった点3つ ・難しいフレームワークや、横文字の言葉もなく読みやすい。 ・フェイクコンセプトにはなるほど!となりました。自戒です。 ・コンセプトを考えるときの思考法が優しい言葉で整理されており、今後の指針に使いやすそう 短くてサクッと読めるのもよかったです。
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コンセプトとは何か、そもそも定義したことがないものだったので、興味深くはあった。ただ一度では理解しきれず…二度三度と読み直したい一冊。
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