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ミッドナイト・ジャーナル の商品レビュー

3.7

33件のお客様レビュー

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2017/11/07

7年前に児童連続誘拐事件が発生。その時の「被害者女児死亡」の誤報により、中央新聞の3人の記者は飛ばされる。地方の支局をたらいまわしにされていた、さいたま支局の関口は、再び発生した児童誘拐事件を追う。7年前の事件との関連性を疑い、かつてのメンバーに声をかけて取材を続けると・・・ さ...

7年前に児童連続誘拐事件が発生。その時の「被害者女児死亡」の誤報により、中央新聞の3人の記者は飛ばされる。地方の支局をたらいまわしにされていた、さいたま支局の関口は、再び発生した児童誘拐事件を追う。7年前の事件との関連性を疑い、かつてのメンバーに声をかけて取材を続けると・・・ さすが元新聞記者であり、リアルな描写。記者の取材方法や、警察との関係はもちろん、新聞社内での部署の役割(整理部)や、社会部VS政治部などは面白かった。

Posted byブクログ

2017/11/07

誘拐された少女は無事、救出された。が、中央新聞社は「不明女児、遺体発見か」と、誤報した。誤報の責任で地方局へ飛ばされた記者、関口豪太郎は7年後、再び少女誘拐事件と向かい合う。 7年前のトラウマを引きずりながら、関口ら新聞記者たちが事件解決へ到達する道のりはドラマチックだ。こうし...

誘拐された少女は無事、救出された。が、中央新聞社は「不明女児、遺体発見か」と、誤報した。誤報の責任で地方局へ飛ばされた記者、関口豪太郎は7年後、再び少女誘拐事件と向かい合う。 7年前のトラウマを引きずりながら、関口ら新聞記者たちが事件解決へ到達する道のりはドラマチックだ。こうした現場を経て、彼らジャーナリストは「ジャーナル」を作り出し、その重みを父から子へ、先輩から後輩へ受け継いでいく。

Posted byブクログ

2017/09/12

中央新聞社会部の関口豪太郎,藤瀬祐里,松本博史が7年前の連続女児誘拐殺人事件に絡んで誤報を出した.誘拐された少女は生存していた.また犯人は2人組だと断定した.7年後によく似た誘拐未遂事件が起こり,豪太郎以下地道な取材活動を展開する.社内での葛藤,警察当局との探り合い.松本は整理部...

中央新聞社会部の関口豪太郎,藤瀬祐里,松本博史が7年前の連続女児誘拐殺人事件に絡んで誤報を出した.誘拐された少女は生存していた.また犯人は2人組だと断定した.7年後によく似た誘拐未遂事件が起こり,豪太郎以下地道な取材活動を展開する.社内での葛藤,警察当局との探り合い.松本は整理部に移動したが,的確な情報から事件の糸口は掴む.最終的には豪太郎の見込み通り最初の事件の片割れが今回の事件の主犯だったことが分かったが,その過程で豪太郎以下,警察官への巧みな取材で彼らの僅かな言葉から真相を突き止める信念は素晴らしいと感じた.記者クラブでの官製発表だけを記事にする輩が跋扈しているとの風評もよく耳にするが,このような記者が存在していて欲しいものだ.

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2017/06/28

 人が力を合わせる。ぶつかり合いながら。  そういう熱さが好ましい。  新聞社だけの話じゃない。  自分たちの職場でも、そうだ。  

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2017/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジャーナルとは何か?昔気質な新聞記者たちが7年前犯した失敗を繰り返さないため、そして社会正義としての新聞のためにスクープと真実を取材し記事にする物語。 ストイックでハードボイルドな記者たちの姿。確かにカッチョ良くも見える。 だけど、今って、電通社員の自殺があって、文春砲問題に代表される「需要があれば何を書いてもいいのか」って問題もあるんよね。 そんなご時世に読むと、違和感を感じてしまわざるを得ない。警察官や検察官の自宅について回ったり、事件被害者や近隣住民の家に押しかける記者たちの姿も、この本では熱い記者たちの思いを表しているんだけど、現実は行き過ぎてないか?とも思うわけだし…。 報道や言論の自由は守りたいと思う派だけど、最近のマスコミは下品かつ、はしたなく、辟易してたところにこの小説を読んで…うーん、新聞ってニュースってなんやねやろ?とちょっと考え込んでいる次第。

Posted byブクログ

2017/03/16

新聞記者もの。事件記者の信念としつこさ。連れ去りの目撃者捜しなど捜査なのか取材なのか境目がわからない。これを警察側から描いたら違った印象になるだろう。

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2017/02/14

なかなか読み進めるのに時間がかかった…。新聞が過去のものとなり、ニュースはネットから得る時代。それでも「ジャーナリズム」ではなく、即時性に重きを置いた「ジャーナル」であるべきだ。真夜中の編集で、一面に、見出しに、刻一刻と変わる紙面。そんな新聞紙面の戦いの話してであると気づくのは、...

なかなか読み進めるのに時間がかかった…。新聞が過去のものとなり、ニュースはネットから得る時代。それでも「ジャーナリズム」ではなく、即時性に重きを置いた「ジャーナル」であるべきだ。真夜中の編集で、一面に、見出しに、刻一刻と変わる紙面。そんな新聞紙面の戦いの話してであると気づくのは、最後の最後。豪太郎が静岡支局で、警察はうそをつく、と後輩に教えるシーン。連れ去り犯の残虐さとかに触れられてたら、もっと食いつけたような…。

Posted byブクログ

2016/11/24

読み応えありました。「ジャーナル」のくだりはいいてすね。父親が仕事に対して誇りを持ち、そして謙遜していて。

Posted byブクログ

2016/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

被害者女児死亡-。誤報を打ち、飛ばされた3人の新聞記者。さいたま支局の関口豪太郎、本社の遊軍記者・藤瀬祐里、整理部員の松本博史。7年後、児童連続誘拐事件が発生する。豪太郎はかつての事件との関連性を疑うが…。

Posted byブクログ

2016/10/04

面白かった。特に序盤ぐいぐい引き込まれた。「スポットライト」を彷彿させられる感じ。 私は熱く仕事をしてる人が好きだと改めて思う。

Posted byブクログ