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マツリカ・マジョルカ の商品レビュー

3.1

68件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2017/11/09

主人公の拗らせっぷりが等身大に描かれていて良い。最後にようやく自分と向き合えた、と思えるので、続編での成長に期待。作者が太腿をこよなく愛していることは、物凄く伝わってきた。

Posted byブクログ

2016/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとひょんなことから知り合った高1の柴山こと「柴犬」。 その名のとおりマツリカにパシリにされながらも、柴山は学校周辺で起こる謎を彼女と解いていく。 人と関わることを避けていた彼の高校生活はマツリカを手伝うことによって一変するが・・・。 高校を舞台にした青春ミステリ。 著者のほかの作品(マジシャンの酉乃シリーズ)に設定がちょっと似ています。 女の子とオドオドした男の子の組み合わせが著者の好みなのでしょうか。 毎回、学校周辺の怪奇現象などを安楽椅子探偵のマツリカが推理していくという流れになっています。 4篇のどれも思春期のほろ苦さが胸を刺す結末ばかりで、胸をえぐられるようでした。 周囲に心を開かず、友達のいない柴山が事件を通じて少しずつ変わっていく、という展開はありがちなのですがほっこりします。 高校生男子の劣情具合が想像以上に気持ち悪くて、女性としては受け入れがたいものがありましたが…読んでるうちに少し慣れました。 綺麗な太もも万歳!

Posted byブクログ

2017/03/02

(内容) 柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。そんな彼の毎日が、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされつつも、学校の謎を解明するため、他人と関わることになる祐希。逃げないでいるのは難しい...

(内容) 柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。そんな彼の毎日が、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされつつも、学校の謎を解明するため、他人と関わることになる祐希。逃げないでいるのは難しいが、本当は逃げる必要なんてないのかもしれない…何かが変わり始めたとき、新たな事件が起こり!?やみつき必至の青春ミステリ。 (著者について) 1983年、埼玉県生まれ。2009年、『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。著書はほかに『ロートケプション、こっちへおいで』。マジックを愛する期待の新鋭作家。 (感想) 青春ミステリーって書かれてたけど、ミステリー要素より、少年の成長を描いてます。 学生のうちに読んでもらいたい。 クラスにあまり馴染めない子とか特に。 セクシー要素は自分的にはいらなかったですね…

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2016/06/16

ミステリーとしては消化不良。特に、真相を暴いているはずなのに、その結末が提示されていない(ように思えてしまった)のは、ワシ的には物語を放り投げられたように感じてしまい、釈然としなかった。真相究明の結果どうなったか、が知りたかった。だが、主人公の情けなさ、言葉を選ばないなら、童貞ら...

ミステリーとしては消化不良。特に、真相を暴いているはずなのに、その結末が提示されていない(ように思えてしまった)のは、ワシ的には物語を放り投げられたように感じてしまい、釈然としなかった。真相究明の結果どうなったか、が知りたかった。だが、主人公の情けなさ、言葉を選ばないなら、童貞らしい男子高校生の等身大の姿、には共感を持てた。今がどうであろうと、ワシも高校時代には似たようなものだったろうし、それを文字で表現し切ったのは面白い。艶かしいヒロインの描写とあわせてゾクゾクする。

Posted byブクログ

2016/03/15

主人公がキモい。そりゃあ男の子たるものいろいろ妄想するものですが、文章にされるとキモい。 あと、謎解きが寸止めな感じがしていまいちすっきりしない。解決してるようで、実は解決してない気がする。

Posted byブクログ

2016/03/13

楽しめる話が多い。 アームチェアデテクティブ風だか、実際に解いた謎は一つだけでは? だって、後の答え合わせしてないもの、ただの想像。

Posted byブクログ

2016/03/02

 冴えない高校生”柴山祐希”と、変人女子高生”マツリカ”さんが様々な高校の謎に挑む連作短編。  マツリカさんから柴犬と呼ばれてしまう柴山は、内気で自身がなく、クラスにも友達がいないという高校生。  そんな彼の心理は、ネクラな自分に通じるものがありました。自分がその場にいたり会...

 冴えない高校生”柴山祐希”と、変人女子高生”マツリカ”さんが様々な高校の謎に挑む連作短編。  マツリカさんから柴犬と呼ばれてしまう柴山は、内気で自身がなく、クラスにも友達がいないという高校生。  そんな彼の心理は、ネクラな自分に通じるものがありました。自分がその場にいたり会話に加わることで、周りの空気を壊してしまうのが怖い…。人と関わり合いたいという気持ちはあるのに、自分を見せ踏み込むのが怖い…。だから孤独を気取ろうとする。自分に身の覚えのある心情がしっかりと描かれていたと思います。  そして、マツリカさんに対して性的に意識してしまう心情もまた良く書けています。マツリカの太ももや胸に目をやって、自己嫌悪に襲われつつも、そのことを考えずにはいられない。異性にがつがつといけない草食系かつ、スクールカースト下位の男子高校生の心情を的確にとらえています。  そんな柴山を懊悩させるマツリカさんのキャラは、かなりエキセントリック。いつも廃ビルから、学校を望遠鏡で眺め、初対面の柴山を”お前”呼ばわり。そして、意識的にか無意識的にか、柴山を誘惑しているかのような耽美な言動の数々……。柴山が魔女みたいというのも分かります。読んでいる自分としては、ある意味うらやましくもありますが(笑)  そして日常の謎としては、放課後に校庭を走る原始人の怪談の謎や、文化祭の演劇で消えた衣装の謎といった日常の不可思議な謎。そして、そうした謎の背景にあるのが、高校生たちの感情です。それぞれの真相に隠された、高校生たちの痛切な感情と残酷さが胸に残ります。  マツリカさんに関しては、まだまだ謎な部分も多くて、このあたりは今後のシリーズで掘り下げていきそうな感じです。マツリカさん自身の謎と耽美さに期待しながら、次巻を待ちたいと思います。 日本推理作家協会賞短編部門候補作「原始人ランナウェイ」

Posted byブクログ

2016/02/29

《土下座してでもふまr…》 才色兼備なマツリカさんと、その下僕が出会うミステリ。 どの話にも、高校生の黒くて暗い負の感情が解決編で示される。 ただのミステリじゃなく、1人でいる学生や、学生時代を再体験したい大人にも読み応えある一冊。 ただし、この本を読むと『太腿』を大胆に刷...

《土下座してでもふまr…》 才色兼備なマツリカさんと、その下僕が出会うミステリ。 どの話にも、高校生の黒くて暗い負の感情が解決編で示される。 ただのミステリじゃなく、1人でいる学生や、学生時代を再体験したい大人にも読み応えある一冊。 ただし、この本を読むと『太腿』を大胆に刷り込まされるので、注意が必要。 「いやっ、別に、僕はふとももなんて興味なっ、、、えっ、、、わっ、、、、」ってなっても知らないから。

Posted byブクログ