マツリカ・マジョルカ の商品レビュー
Kindle Unlimitedで読了。 作者の別の本が話題になっていたので読んでみた。 文章はかなり読みやすくスラスラと読めた。 面白くなかったわけではないものの、登場人物のマツリカさんを魅力的に見せるための表現が舐め回すようなものが多く、気持ち悪さを感じてしまった。 偏見か...
Kindle Unlimitedで読了。 作者の別の本が話題になっていたので読んでみた。 文章はかなり読みやすくスラスラと読めた。 面白くなかったわけではないものの、登場人物のマツリカさんを魅力的に見せるための表現が舐め回すようなものが多く、気持ち悪さを感じてしまった。 偏見かもしれないが、女性が読むと拒否反応を起こしそうなレベルだと思う。 結局作者の他の本も買ったので、そちらも読んでみようと思う。
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主人公は柴山という自分に自信が無く、人と関わることに恐れを抱いている高校1年生だ。表紙に映る少女は「マツリカ」と名乗る本名不詳・年齢不詳・住所不詳の謎に謎を重ねたような存在である。柴山はマツリカと出会うことで少しずつ変わっていく。だが根本のところは変わらない。おどおどしてて、人に...
主人公は柴山という自分に自信が無く、人と関わることに恐れを抱いている高校1年生だ。表紙に映る少女は「マツリカ」と名乗る本名不詳・年齢不詳・住所不詳の謎に謎を重ねたような存在である。柴山はマツリカと出会うことで少しずつ変わっていく。だが根本のところは変わらない。おどおどしてて、人に話しかけるときはとても緊張して、可愛い女の子にドキドキしてしまう思春期の少年である。その人間らしさに親近感を抱き、物語へと没入することができるだろう。 更にこの作品は短編が集まった長編のような作りになっているため、区切りが付けやすく気軽に読むことができることも魅力である。最終章で明かされる柴山の真実にも注目してほしい。 お手軽なミステリーを読みたい、主人公の変化を楽しみたい、マツリカの魅力に引き込まれたい人は是非読んでみてほしい。
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マツリカさんのキャラが魅力的で惹かれました 正体は明かされないままだったので若干もやもや とと思っていたら続きがあるんですね 青春真っ盛りの柴犬くんの今後の交友や心持ちもどんな風に変わっていくのかが楽しみ
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面白かった。学校もので、連作短編もののミステリに欲しい技も効いている。 いまいちハマりはしなかったのは、わたしがもはや思春期男子だった頃を忘れかけているためと、不思議で高圧的でセクシーなお姉さん?(本作の安楽椅子探偵であるマツリカさん)になじられパシられながらも大事にされてドキド...
面白かった。学校もので、連作短編もののミステリに欲しい技も効いている。 いまいちハマりはしなかったのは、わたしがもはや思春期男子だった頃を忘れかけているためと、不思議で高圧的でセクシーなお姉さん?(本作の安楽椅子探偵であるマツリカさん)になじられパシられながらも大事にされてドキドキもする……という所が自分のツボ…というか性癖とは違う所にあったからで、本作が悪いわけではないし、ドキドキして悶々としちゃうシーンの書きぶりがなんか書いていて楽しそうなのがこっちにもしっかり伝わってくるのはむしろ好感度が高いです 笑 シリーズ3作目が本格ミステリ大賞のノミネート作なので、そこまで読んでみるつもり…
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クラスに馴染めず鬱屈した学校生活をおくる柴山祐希がある日廃墟に住むマツリカと名乗る女性と出会い、都市伝説や自分の身に起こった出来事を話し、それを聞いたマツリカがその謎を解く4つの短編からなるお話。それぞれ春夏秋冬で短編が描かれ、個人的にはミステリーというよりは青春小説としての面...
クラスに馴染めず鬱屈した学校生活をおくる柴山祐希がある日廃墟に住むマツリカと名乗る女性と出会い、都市伝説や自分の身に起こった出来事を話し、それを聞いたマツリカがその謎を解く4つの短編からなるお話。それぞれ春夏秋冬で短編が描かれ、個人的にはミステリーというよりは青春小説としての面白さを感じた。それにしてもマツリカは何者なんだろう?
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まずこの官能的な表紙のインパクトに惹かれます。そしてマツリカさんの切れ味鋭い推理力。そしてこの対照的な語り手の男子高校生のサエない性格にイラッとしながらも、不思議な魅力があって、また、若いなぁと思わせる青春小説でした。
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私も美しい女性は好きだけど、表現が気持ち悪いと感じる部分が多くて眉間にシワを寄せながら読んでいました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
冴えない男子高校生と大人びた先輩美少女マツリカが活躍する学園ミステリ。 主人公は勉強も運動もできないし、人との会話もままならず、クラスの中心に入っていけないのにもかかわらず美少女とお近づきになるという、現実にはあまり無さそうな設定ではある。でもここはとことん男子高校生目線で楽しませてもらった。 廃墟に住んでいるというマツリカさんは謎が多すぎて、洗濯とか食事とかトイレとか諸々の生活はどうしているのか、その妙な言葉遣いはなんなのか、何も分からないけれどなんだか許せてしまう。明らかに人間に興味を持ちながら、自分のことには無頓着で虚無すら感じさせるところ、気まぐれに見せる優しさ。今のところ分かったのはそれくらいである。 高校生たちの謎だけれど結構犯罪寄りの暗い謎も含まれ、明るい青春という雰囲気ではない。この感じだとマツリカさんの謎もそういった種類のものになるのかな。続編も読みたいと思う。
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学園ミステリーになるのかな? 高校1年生の柴山君が学校近くの廃墟に住むマツリカと言う女子高生と出会い、学校で噂になる怪奇現象を推理していく。 柴山君のお姉さんは何となく初めから予想がついた。マツリカ様の正体が気になって仕方ない。
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