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マツリカ・マジョルカ の商品レビュー

3.1

70件のお客様レビュー

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    3

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  4. 2つ

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2023/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドハマリしている「霊媒探偵 城塚翡翠シリーズ」の著者、相沢沙呼さんの作品です。 帯にね、帯に書いてあるんですよ、 このミステリーがすごい!2020年版(宝島社)1位「medium」はこのシリーズから生まれた って。 この帯を見ていなければおそらく手にすることのなかった本書...... 翡翠ちゃんは出てきませんよ。 でも、2016年初版の本書を読めばわかるんです。 本書の3年後に相沢先生が翡翠ちゃんを生み出すのが。 あっ、翡翠ちゃん愛を語るところではありませんね^^; コホン(´ρ`*) えーっと、本書はシスコンの冴えない高校1年生柴山祐希が主人公の青春ミステリー。 クラスメイトと話をする訳でも、部活にうちこむ訳でもなく、学校に行っても1人ボッチで過ごしていた祐希ですが、学校近くの廃墟に住む謎の女子高生マツリカ様と出会いで退屈だった日常が一変します。 本作は4作からなる連作短編。 いやいや、このマツリカ様の美人で頭脳明晰&スーパーツンデレ感は反則でしょー。 そりゃ、「柴犬」(マツリカが柴山に名付けた呼び名)も惚れちゃうよ~ いや、柴山(柴犬はマツリカ様だけの呼び名)だけじゃなくて、多くの男子はやられちゃいますよね^^; 初対面で「お前」よばわり、メールで無茶な要求、パシリに使われ、「お前つまらないね」だってさ。 それでもマツリカ様の魅力に取り憑かれていく祐希、ピュアだね~ 正直、翡翠ちゃんの影を追い求めて読み始めた為、途中までの評価は☆3つ。 それがですね、最終話で☆4つに昇格した訳で、でも、その理由は内緒にしとこうかな( ・…・)クチチャック ☆5つに出来ないのは、やはり翡翠ちゃんとの比較ですが、個人的には満足( ¯﹀¯ ) そして、マツリカ様がいたから翡翠ちゃんが生まれたのはよく理解出来ました(*^^*)v 最後の終わり方も気になったけど、マツリカ様の続編ってあるのかなぁ...気になります。 あっ、もちろん翡翠ちゃんの続編も楽しみに待ってますよ~♪ 高校1年の柴山祐希は、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで生活が一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いながらも、学園の謎を解明することに。男子高生の心情を描きだす、学園ミステリ。 内容(「BOOK」データベースより) 柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。そんな彼の毎日が、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされつつも、学校の謎を解明するため、他人と関わることになる祐希。逃げないでいるのは難しいが、本当は逃げる必要なんてないのかもしれない…何かが変わり始めたとき、新たな事件が起こり!?やみつき必至の青春ミステリ。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 相沢/沙呼 1983年、埼玉県生まれ。2009年、『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2023/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【購入本】相沢沙呼part.2 ミステリアスで蠱惑的なマツリカさんと、地味で気弱な男子高校生、柴山の学園・青春ミステリ。ところどころの描写がキツい(というか、“ど”がつくほどエロい)が、話の内容としては十分。マツリカさんのひと言ひと言にもグッとくる。明るく快活なメガネ女子、小西さんの存在も魅力的だ。次巻も読みたい。

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2023/06/22

シリーズ一作目。 ミステリー要素としては重くないから、怖がりな私でも読めた。 日常の謎ということで、よく考えたらあ、そっか!となってスッキリ。 でも最後の最後の展開には驚きました。 柴山くん視点の描写が細かくて、読んでるこっちが恥ずかしくなった

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2023/06/20

僕と「マツリカ」さんの出会いから日々は少し変わっていく。 何の変哲もない日常の謎モノかと思いきややはり一筋縄ではいかない相沢沙呼作品。ミスリードが巧みである。日々の謎を追いつつそれに青春の悩みを絡めてくるのも実によかった。

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2023/05/08

軽いミステリで、一番の謎は放置して物語は進む マツリカ、女王にして下僕を従える様がステキ 柴犬(本名は名乗らせてもらえない)は、廃墟に 棲むマツリカという生物を上目遣いに見る('ω')ノ 腰まである髪、切れ長の眼、スカートの裾から覗 く白い太腿、それを眺め、...

軽いミステリで、一番の謎は放置して物語は進む マツリカ、女王にして下僕を従える様がステキ 柴犬(本名は名乗らせてもらえない)は、廃墟に 棲むマツリカという生物を上目遣いに見る('ω')ノ 腰まである髪、切れ長の眼、スカートの裾から覗 く白い太腿、それを眺め、同じ空間にいる代わり に雑用をこなすこの作品・・・気に入っているw

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2023/03/06

kindle unlimited いわゆる「日常の謎モノ」。 ウブな男子高校生が非現実的な生活を送る魔性の女子高生に顎で使われながら、学校で起こる不可思議な出来事を解明していく。 すごくよくある設定だし、キャラの描き方も予想の範囲を超えない。 こんなに「ザ・純情」みたいな高校...

kindle unlimited いわゆる「日常の謎モノ」。 ウブな男子高校生が非現実的な生活を送る魔性の女子高生に顎で使われながら、学校で起こる不可思議な出来事を解明していく。 すごくよくある設定だし、キャラの描き方も予想の範囲を超えない。 こんなに「ザ・純情」みたいな高校生、今時いないでしょ。 とはいえ、とても読みやすいし、説得力もあるので、すぐに読了できました。

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2023/02/25

マツリカシリーズ1作目。 四つの短編からなる、連作短編。 高校で起きる謎を、ミステリアスな美女・マツリカさんが話を聞くだけで解決してしまうという、分類的には学園ミステリになるのかな? マツリカさんの描写がセクシーで、それを見つめる柴山の思春期男子ならではの妄想もリアルで、なんだ...

マツリカシリーズ1作目。 四つの短編からなる、連作短編。 高校で起きる謎を、ミステリアスな美女・マツリカさんが話を聞くだけで解決してしまうという、分類的には学園ミステリになるのかな? マツリカさんの描写がセクシーで、それを見つめる柴山の思春期男子ならではの妄想もリアルで、なんだかドキドキしてしまった。

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2022/12/26

マツリカさん、あんたはいったい何者なんでしょうか。この謎が解明されるまで私は、このシリーズを読み続けるでしょう。 女子高校生にして、スーパー女王様、そして安楽椅子の名探偵。「柴犬」君ならずともマツリカさんには惑わされ、その虜になってしまいます。マツリカさんの正体を知りたい様な知...

マツリカさん、あんたはいったい何者なんでしょうか。この謎が解明されるまで私は、このシリーズを読み続けるでしょう。 女子高校生にして、スーパー女王様、そして安楽椅子の名探偵。「柴犬」君ならずともマツリカさんには惑わされ、その虜になってしまいます。マツリカさんの正体を知りたい様な知りたくない様な複雑な気持ちです。 ミステリーとしては日常のちょっとした謎解きですが、その切れ味はなかなかのものです。個人的には「原始人ランナウェイ」が、中高生にはいかにもありそうなお話で面白かったです。 これからの柴山君と小西さんの関係も気になりますし、これはもうすぐ続編を読むしかない。それにしても、作者の男心をくすぐる描写、見事に勘所を押さえています。もうニヤニヤが止まりません。通勤電車の中では読まない方がいいかもしれない(笑)

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2022/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

#読了 「姉さん、大変です」という、どこかで聞いたことのあるような台詞で始まる日常系ミステリー。 謎の美少女マツリカさんのパシリになった柴山。極度のシスコンで、学校に居場所がないと思っている。そんな柴山がマツリカさんからの指示で学校内の怪異を追っていくうちに、クラスメイトや同級生なんかと関わりを持って少しずつ打ち解けていくのだけど、思わず柴山の背中を押してあげたくなる。 マツリカさんは学校の近くの廃ビルで寝起きする変人だが、安楽椅子探偵よろしく謎を解明してくれるものの、本当にそれが真実かどうか確認しないところが妙にリアル。 最後のお話で全体を通して違和感だった「姉」の謎も解けて、悲しいけれどスッキリ。

Posted byブクログ

2022/10/22

大事件ではなく、身近な出来事の謎解きなのでミステリー要素は今一つだった。マツリカさんのキャラを愉しむための本という感じ。

Posted byブクログ