あきない世傳 金と銀(一) の商品レビュー
「みをつくし」が終わって1年半、ようやく新しいシリーズがスタート。今度は舞台が大坂で、林遣都主演でNHKでドラマ化された「銀二貫」の世界を髣髴とさせる。第1巻はほぼ登場人物紹介という感じで、これから幸にますます大変な試練が降り懸かって来ることが予想される。番頭はん、ええ人やね。
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澪つくしシリーズが終わってガッカリしてたら、またすごくシリーズが始まった!! 学者の娘で知恵、知識を貪欲に吸収したい幸が、経済的な困窮により奉公に出た先で次第に大きく成長していく、ってとこかな。 早く続きが読みたい!
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高田さんの新シリーズ。 知恵をと望むものの、女が学問をすることが理解されない時代。それでも、家族に囲まれて平穏に生きていたはずの幸。 思いがけない不幸の連鎖で奉公に出ることになっても、そのひたむきさは消えない。 三男坊との淡い気持ちに通い合いが成就することを願うものの、いろいろと...
高田さんの新シリーズ。 知恵をと望むものの、女が学問をすることが理解されない時代。それでも、家族に囲まれて平穏に生きていたはずの幸。 思いがけない不幸の連鎖で奉公に出ることになっても、そのひたむきさは消えない。 三男坊との淡い気持ちに通い合いが成就することを願うものの、いろいろと困難が待ち受けそう。 他の縁談が襲ってきそうで心配。 それも、お店を思う善意からやってきそうなのが、いっそう気がかり。 幸の一生を描く大河ドラマの幕開けといった感じ。 手元に2巻があるので、間をおかずに読むつもり。
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また長くなりそうな新シリーズがスタート。というよりも、長くなる前提で構成されたような印象のある1巻。ここで諦めたらダメだ。ダメだぞ。 大坂商人の商いの話なので、朝ドラを見ていてよかったと思いました。 2016/7/17読了
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みおつくしに通じる新シリーズ。若い主人公が、これから大嵐に会いそう。三男との結婚を望むが、そうはうまく行かなそう。
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一行目:「これ、何て書いてあるのん?」 高田郁の最新シリーズ。女は、家事をおぼえるようにしつけられる時代の子ども、主人公華。 だが、知恵をつけたいと切望している。 奉公に出されたあとも、その聡い頭を認められ、奉公先の跡取りが亡くなったところで、次巻へー 今回も面白い。一作目にしては、登場人物を出しすぎたか。
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3.8 丁稚の奉公先・五鈴屋で学問に目覚めた幸と、文学的な才能ゆえに居場所のなくなる奉公先の次男坊智ぼん。 番頭の治兵衛は、幸の才を見抜き目を掛け機会を見て知識を身につけさせる、智ぼんはついに戯作者を目指し家を出てしまう。
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ものが売れなくて、どう売るか模索した時代という点が現代と似ている・・・、というあとがきに、なるほどなぁと思う。 不幸な身の上となった少女、幸と、奉公先である呉服屋、五鈴屋の話。不幸と言っても亡くしたのは父兄で、母妹は離れて暮らすことになりながらも健在で、「みをつくし料理帖」澪の出...
ものが売れなくて、どう売るか模索した時代という点が現代と似ている・・・、というあとがきに、なるほどなぁと思う。 不幸な身の上となった少女、幸と、奉公先である呉服屋、五鈴屋の話。不幸と言っても亡くしたのは父兄で、母妹は離れて暮らすことになりながらも健在で、「みをつくし料理帖」澪の出だしよりは明るい印象。竹梅ペアと少しずつうちとけていく様子もいい。(お梅どんさん・・・笑) 幸本人よりは五鈴屋のほうが、放蕩癖のある長男やら仕事しない三男やらで傾きかけていてピンチ。三男・智蔵と幸は惹かれ合いそうだったけど、優秀な幸がダメ長男にめあわされそう・・・?!というところで初巻おわり。 商いの心得を述べた本「商売往来」がでてきてそれを引用することもあり、とらえようによっては強烈な現代へのメッセージ。そんなつもりはないかもしれないが・・・。
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「みおつくし料理帖」で高田郁さんの描く人間模様の虜になりました。新シリーズが始まったと知り、手に取りました。 やはり、いい!はんなり、柔らかい、人の温かみを感じることのできる一冊です。今後が楽しみ!
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待望の新シリーズ開幕。「みをつくし」シリーズでは江戸に渡った料理人が主人公でしたが、本シリーズの舞台は大坂天満の呉服商。ワンパターンと言えばワンパターンなのですけど、こういうの好きだからいいんです。今後にも期待。
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