あきない世傳 金と銀(一) の商品レビュー
2017.2.27 実は2巻を先に読んでいたせいか、序盤はなかなか読み進められなかった。 中盤から俄然楽しくなって、夜中まで読んでしまった。 ものの無い時代、主従のけじめがしっかりある時代の窮屈さに驚き、あきれつつ、互いを思いやったり、誇りを持って仕事する人びとが素晴らしい。
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とても読み易く大阪商家に奉公に 出た主人公幸の真摯なまでの学ぶ事 への渇望がひしひしと伝わってくる。 物語の展開がややいつも通りなので 安心して読めるが少し物足りない。 それでも幸の行末が気になる。
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物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、...
物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。 ------------------- みおつくしシリーズのファンなので、この本の最初の地図などとっても懐かしく、また物語が始まるんだとワクワクしながら読んだ。 12章のどれもにウルっときたり心の底からあたたかくなったり、そしてこの時代の暮らしぶりや背景がていねいに描かれていて早く続きが読みたいと思わせてくれる。
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第一弾 二巻を先に読んでいるせいか、内容は良く分かっている、しかし一巻でこれだけ話が進んで行くのかという感じ 兄と父の死、大阪への方向と、その店での三男との出会いと別れ、目を掛ける番頭と、直ぐに出戻って行った御寮さんと
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前作は食と人がテーマでしたが、それ以外の江戸文化、特に飲食を商う事の難しさなどが目新しく面白かった。ですので。今回の新シリーズ嬉しいです。 舞台は大阪に移りましたが、また健気に頑張る主人公と一緒に物語を楽しみたいです。
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新しいシリーズが始まったのね! うきうき!!! ふむふむ!!!! ほうほう!!!!! 今のところ期待度高しです
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久々に続が読みたい。学者の娘として育てられたが、父兄が亡くなり、大阪の商家に奉公に出される。末息子や番頭さんに目をかけてもらい、あきないのことも学びたい。でも長男は女遊び。次男はそれでつんけんするし、おかみさんは大変。
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学者の父、優しい兄を相次いで亡くし、母と妹と別れて大阪の呉服商五鈴屋に奉公に上がる事になった幸。 一生下働きの女衆として働く立場に置かれながら、持ち前の明るさと知識欲で、自らの運命を切り開いていく。 「みをつくし料理帖」の澪と同じく、きっとこの先、幸にはこれでもかこれでもかと...
学者の父、優しい兄を相次いで亡くし、母と妹と別れて大阪の呉服商五鈴屋に奉公に上がる事になった幸。 一生下働きの女衆として働く立場に置かれながら、持ち前の明るさと知識欲で、自らの運命を切り開いていく。 「みをつくし料理帖」の澪と同じく、きっとこの先、幸にはこれでもかこれでもかと事件が降りかかり、その度に知恵と工夫で乗り切っていくんだろうなー、と思いつつ… うむむ、澪と違って見た目も美形なので、この先男にも苦労させられそう。
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高田さんの新シリーズの第1巻。 摂津の学者の娘として生まれた幸が大阪の呉服商に奉公に出る。 学も商も関係ない女衆にすぎないが、才を認められつつある。 奉公先の危機に今後どう関わっていくのか、この先が楽しみ。
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高田郁の新しいシリーズ、もう2作も出ているんですね。 今回のテーマは商い、女衆として商家に奉公に上がった少女、 学者の家に生まれ育ち、畑違いの商いの世界で必死に生きていく。 そんな少女の才能に気づき目をかける人もいて、 今後の展開が楽しみです。
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