1,800円以上の注文で送料無料

あきない世傳 金と銀(一) の商品レビュー

4.1

209件のお客様レビュー

  1. 5つ

    59

  2. 4つ

    87

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2016/02/28

健気なヒロインが成長していく物語は、髙田さんらしくて安心できる。銀二貫に似た感じなのかな? 9歳にして兄、父と亡くし、母妹と離れて商家へ奉公に出た幸。聡明で心優しいキャラクターは、これからどんな個性を放っていくかな?と楽しみになる。 作中の大坂言葉も、髙田さんの作品をいくつか読...

健気なヒロインが成長していく物語は、髙田さんらしくて安心できる。銀二貫に似た感じなのかな? 9歳にして兄、父と亡くし、母妹と離れて商家へ奉公に出た幸。聡明で心優しいキャラクターは、これからどんな個性を放っていくかな?と楽しみになる。 作中の大坂言葉も、髙田さんの作品をいくつか読んでいることもあり、耳にその声が響いてくるようで馴染む。 大阪に住む身としては、江戸が舞台の時代小説とは異なり、地理関係が思い浮かぶので更に楽しめる。 作者のサイン会にて配られたカードには 「物が売れない時代の倹しい商家が舞台ですので美味しそうなお料理はほぼ登場しません。(ゴメンなさい) そのかわり、商いを巡る様々な知恵と汗と笑いをたっぷりお届けできればと願っています」 とありました。 時代は変わっても人の本質は変わらない。ほんのり心があたたまる物語になるのだと期待して、幸の成長を見守りたいと思います。

Posted byブクログ

2016/02/25

内容は違えども、ちょっと周りとは違うなっていう女の子がだんだん成長していく大好きなパターンでまたしばらくの間の楽しみが増えました。

Posted byブクログ

2016/02/23

高田郁さんの新シリーズ。 幸の進む先が平坦じゃないのは察しがつくけれど、清廉潔白で聡い幸だから、心の底から応援したくなります。 ただ、みをつくし料理帖と同様、奉公先の主(今回はお家さん)の温かさは救い。五鈴屋を三代続けて支えてきた屋台骨のお家さんだから、筋は通っているし、かっこ...

高田郁さんの新シリーズ。 幸の進む先が平坦じゃないのは察しがつくけれど、清廉潔白で聡い幸だから、心の底から応援したくなります。 ただ、みをつくし料理帖と同様、奉公先の主(今回はお家さん)の温かさは救い。五鈴屋を三代続けて支えてきた屋台骨のお家さんだから、筋は通っているし、かっこいい。けど、如何せんおばーちゃんだからなぁ…… 智蔵の出奔、ご寮さんの離縁。 幸を快く思ってくれるひとたちが離れていくのは辛い。智蔵が「自分勝手」と零した未来予想図がいつか本当になったらいいのに、とすでに智蔵ファンのわたしは思う。 治兵衛がこの先できるだけ長く、幸の行く末を照らす光明で在り続けてくれますように、と願ってやみません。

Posted byブクログ

2020/09/19

内容(「BOOK」データベースより) 物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、...

内容(「BOOK」データベースより) 物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。果たして、商いは詐なのか。あるいは、ひとが生涯を賭けて歩むべき道か―大ベストセラー「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シリーズ、ついに開幕! 平成28年2月20日~23日

Posted byブクログ

2016/02/22

待ちに待った高田さんの新シリーズ。物語としては銀二貫に近いだろうか。とても面白く、すぐにでも次巻を読みたい。 あらすじ背表紙より 物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て...

待ちに待った高田さんの新シリーズ。物語としては銀二貫に近いだろうか。とても面白く、すぐにでも次巻を読みたい。 あらすじ背表紙より 物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。果たして、商いは詐なのか。あるいは、ひとが生涯を賭けて歩むべき道か―大ベストセラー「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シリーズ、ついに開幕!

Posted byブクログ

2016/02/22

生きるために知恵をつける。 日々を豊かにするために知恵をつける。 自分らしく生きる道を見つけるために知恵をつける。

Posted byブクログ

2016/02/17

高田さんの待望の新作…… ちょっと、『花燃ゆ~吉田松陰編~』と『あさが来た』を掠めるけど、 この作家さんは、作品出すまでに、めっちゃ調べて調べて、練って練って書くひとやから、「あれ……既視感……」とか言うたあかん ほんで、やっぱり、主人公は、一旦どん底まで墜ちるけど、大丈夫、最...

高田さんの待望の新作…… ちょっと、『花燃ゆ~吉田松陰編~』と『あさが来た』を掠めるけど、 この作家さんは、作品出すまでに、めっちゃ調べて調べて、練って練って書くひとやから、「あれ……既視感……」とか言うたあかん ほんで、やっぱり、主人公は、一旦どん底まで墜ちるけど、大丈夫、最後は幸せになるから という、ダメ出しをしても、ぐいぐい先を読ませる。 面白い! ただ、☆ひとつ減らしたのは、最期が雲行き怪しい感じで終わったから。 友蔵心の俳句……違う(ちびまる子のじいちゃん違う)、智蔵さん……がな まあ、彼と離ればなれにはならなあかんのやけど、 ほら、江戸時代って、女子供に主張なんて許されへん時代に、なんて終わり方を……! と、そこだけ。それだけ。 いっぺん読んでみて!関西弁も堪能して!!

Posted byブクログ

2016/05/08

うーーん、二番煎じというか。 大ヒット「みをつくし料理帖」と同じ路線で来ましたね。そうなるとそれをを乗り越えなければならないのに、どうも取り巻き陣が魅力が無く。その分前作より落ちる気がします。 みをつくしと本作の間に本格的な歴史小説「あい−永遠に在り」があり、これはこれで良かった...

うーーん、二番煎じというか。 大ヒット「みをつくし料理帖」と同じ路線で来ましたね。そうなるとそれをを乗り越えなければならないのに、どうも取り巻き陣が魅力が無く。その分前作より落ちる気がします。 みをつくしと本作の間に本格的な歴史小説「あい−永遠に在り」があり、これはこれで良かったのでその方向もあるかと思ったのですが、やはり売れ筋として「健気な少女の物語」に戻ったのですかね。 とはいえまだ物語の始まり。続きを期待するしかなさそうです。

Posted byブクログ

2016/02/13

兵庫県に今津の近くに生まれた幸という女の子が天満の呉服屋に奉公に出て、御寮人さんが実家に帰ってしまうまで。 突然の不幸に見舞われた少女が立ち上がって頑張っていく物語になっていくんだろうなあと想像がつく。けど、これからも読んでしまうんだろうと思う。 花登筺さんの再来かもしれない。

Posted byブクログ