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あきない世傳 金と銀(一) の商品レビュー

4.1

210件のお客様レビュー

  1. 5つ

    59

  2. 4つ

    88

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

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2024/10/01

昔の話かつ訛っているので初めは少し読みにくかったけど途中からおもしろくなった。 長編シリーズらしいけどこのあとどうなるのか楽しみ

Posted byブクログ

2024/08/29

物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、...

物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。 幸の利発さと、兄と父の死で人生が急転直下するストーリーとで、ワクワクしてどんどん読んでしまう。面白い。 女衆から這い上がって行くのだろうか。先が楽しみ。

Posted byブクログ

2024/08/22

あきない世傳金と銀シリーズ第1作。 摂津の津門村の学者である父のもとで育った幸は、享保の大飢饉もあり、父と兄を失い、大坂天満の呉服商五鈴屋に奉公に出される事となる。 学者である父に読み書きを教えられた幸は、非常に聡い子で、女衆でありながら番頭治兵衛に才を認められ、目を掛けてもらう...

あきない世傳金と銀シリーズ第1作。 摂津の津門村の学者である父のもとで育った幸は、享保の大飢饉もあり、父と兄を失い、大坂天満の呉服商五鈴屋に奉公に出される事となる。 学者である父に読み書きを教えられた幸は、非常に聡い子で、女衆でありながら番頭治兵衛に才を認められ、目を掛けてもらうようになる。 大坂の街並みが目に浮かぶ、幸の先行きが楽しみでたまらない。

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2024/08/12

享保年間、凌雲堂という私塾を営む家に幸は次女として生まれる。 学問が好きで読み書きを習っていたが、兄の死をきっかけに私塾の運営から退くように地主から言われ、一家の雲行きが怪しくなる。 その後、飢饉後の疫病で父も死に、幸は9歳で大阪の五鈴屋に女衆に行く。 番頭の治兵衛に認めら...

享保年間、凌雲堂という私塾を営む家に幸は次女として生まれる。 学問が好きで読み書きを習っていたが、兄の死をきっかけに私塾の運営から退くように地主から言われ、一家の雲行きが怪しくなる。 その後、飢饉後の疫病で父も死に、幸は9歳で大阪の五鈴屋に女衆に行く。 番頭の治兵衛に認められ、商売往来の勉強をさせてもらえる。 五鈴屋は兄弟の険悪、三男が家から離れ、長男が廓狂いで離縁され、窮地に陥っていた。

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2024/07/18

初 歴史小説。面白かったです。 『書店員は見た! 森田めぐみ著』で紹介されていたお話を再度読み返したりもしました。 幸の学びたい!知恵が欲しい!にハッとしました。

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2024/05/19

幼くして父と兄を失い、五鈴屋に奉公することになった幸。 最初は不憫に思ったのですが、少しずつ関係もよくなりホッとしたのも束の間。 四代目店主の徳兵衛か呆れるぐらいの人間で腹が立つやらなんやら。 気がついたら夢中で読んでいました。 またまた面白いシリーズを発見!次も楽しみです。

Posted byブクログ

2024/04/20

NHKのドラマを見て原作が読みたくなりましたが、なんと文庫本とはいえ、15巻もあって驚きました。ドラマはその三分の一だったので、続編があるかも。 読み始めたら面白くて、12日間何もかも放りだして、一気に読んでしまいました。 まるで大河ドラマのようなものがたりで、夢中で読み続けるこ...

NHKのドラマを見て原作が読みたくなりましたが、なんと文庫本とはいえ、15巻もあって驚きました。ドラマはその三分の一だったので、続編があるかも。 読み始めたら面白くて、12日間何もかも放りだして、一気に読んでしまいました。 まるで大河ドラマのようなものがたりで、夢中で読み続けることができました。 大勢の登場人物の中でお梅どんが一番好きです。大昔のドラマ「あかんたれ」のお梅どんとそっくりキャラで、その顔を思い出しながら読みました。 年表を作りながら、もう一回ゆっくり味わって読みたいと思います。

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2024/04/14

BSで放送されたドラマを見ていたが、これからというところで放送が終了。続きが気になり読み始めたら、やめられず13巻まで一気読み。 主人公の幸の聡明さ、それを引き立てる忠実な奉公人たち、様々な苦難にもめげず、知恵を使って乗り越えていく姿が爽快だ。 きっと第2部の放送があることを期待...

BSで放送されたドラマを見ていたが、これからというところで放送が終了。続きが気になり読み始めたら、やめられず13巻まで一気読み。 主人公の幸の聡明さ、それを引き立てる忠実な奉公人たち、様々な苦難にもめげず、知恵を使って乗り越えていく姿が爽快だ。 きっと第2部の放送があることを期待している。

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2024/03/26

初めての時代物。 知的好奇心旺盛でしっかり者の幸は、可愛らしくて読んでいて応援してしまいます! 全13巻からなるシリーズの源流篇は序盤も序盤のお話ですが早速波瀾万丈です。 今の時代では考えられないほど若い歳頃から働く幸達をみていると、自分は甘ちゃんだと思い知らされ、自身も根性の叩...

初めての時代物。 知的好奇心旺盛でしっかり者の幸は、可愛らしくて読んでいて応援してしまいます! 全13巻からなるシリーズの源流篇は序盤も序盤のお話ですが早速波瀾万丈です。 今の時代では考えられないほど若い歳頃から働く幸達をみていると、自分は甘ちゃんだと思い知らされ、自身も根性の叩き直しになりました!

Posted byブクログ

2024/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初めて高田郁の小説を読んだ。人気シリーズの第一巻。ときは華やかな元禄が終わり、モノが売れなくなった享保年間に始まる。主人公は武庫川の向こうから天満の商家へ奉公にあがる少女だ。 主人公が少女なのでヤングアダルト小説のような爽やかがある。舞台として商家の様子がしっかり描かれ、少女が商いについて学んで成長して行くのを読者も同時に体験できる。そういう構成もヤングアダルト的だと思う。 また、江戸時代ながら女性の生き方についてが底流のテーマで、現代の女性に響いてくるものがある。好感の持てる作品。

Posted byブクログ