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あきない世傳 金と銀(一) の商品レビュー

4.1

209件のお客様レビュー

  1. 5つ

    59

  2. 4つ

    87

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

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2023/12/30

ひっさしぶりに読書できそうになったので、みをつくし料理帳で好きになった高田郁さんの作品を手に取る。疲れてても読める心に優しいストーリーでちょっと経済小説的な要素もある?と期待して読んだ、のだけど、うーんこれはちょっときつかった。ひたすら暗い!ベタな辛い展開が続いて、おしん読んでる...

ひっさしぶりに読書できそうになったので、みをつくし料理帳で好きになった高田郁さんの作品を手に取る。疲れてても読める心に優しいストーリーでちょっと経済小説的な要素もある?と期待して読んだ、のだけど、うーんこれはちょっときつかった。ひたすら暗い!ベタな辛い展開が続いて、おしん読んでるような気持ちになった。登場人物も深掘りした描写が少なく(敢えてだと思うんだけど)感情移入しにくい。 時代小説としての情景描写は緻密で前作よりも磨かれてるので、情景が浮かびやすくて没入感があるんだけど、人の描写の少なさとギャップがあって、なんか設定集でも読んでるような気に。。 そうやって考えるとみおつくし料理帳はほんとにいろんな要素が噛み合ってていい作品だったなと。今3巻でストーリー動きそうなのでここから期待!

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2023/12/24

学者の父から「商とは、即ち詐」と教えらえた幸が商家に奉公に出される。女で奉公人という立場であっても知恵を欲する気持ちが幸の原動力。 最後、治兵衛の頭に浮かぶ考え…いや、奉公人だよ、いやいや……と思いつつ次巻へ。

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2023/12/23

ドラマの原作本ということで手にした一冊。おそらく、はじめましての時代小説。 時代小説ならではの文体や言葉遣いに最初は少し読みづらさを感じたけれど、読み進めるうちに慣れ、ストーリーの面白さに惹きつけられた。 幸の聡明さに感心されられる。学者の子として育ったというだけでない、何かを...

ドラマの原作本ということで手にした一冊。おそらく、はじめましての時代小説。 時代小説ならではの文体や言葉遣いに最初は少し読みづらさを感じたけれど、読み進めるうちに慣れ、ストーリーの面白さに惹きつけられた。 幸の聡明さに感心されられる。学者の子として育ったというだけでない、何かを持っている“聡い”子。番頭の治兵衛さんにも認められるも、女衆という立場上、店に入ることも許されない。 当時の人々が暮らす社会や文化、習慣を垣間見れるのもおもしろいし、何より幸の今後がどうなっていくのか楽しみ。 ドラマを楽しみながら、原作本はのんびりじっくり長期戦で読んでいきたい。

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2023/12/22

ドラマ化にあたり原作を読んでみた。 学者の娘として生まれた幸が、大阪の呉服商に奉公する事になる。 幸は最初は七歳で、九歳で奉公に出て、この巻の終は13才になっている。

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2023/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

商人を見下す私塾の長である父、その息子で父を継ぐと目されていた優秀で優しい兄、この2人を相次いで亡くし、飢饉もあって生活が困窮する中で母と妹を残して呉服商の女衆として奉公に出される主人公の幸、9歳。 奉公先の五鈴屋で、その聡さから一目置かれる存在に育ち始めるのがこの第一巻「源流篇」。この先が楽しみ。

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2023/12/16

学者の娘として生まれ利発な幸は父、兄の死をきっかけに天満の呉服問屋五鈴屋に奉公に出される。幸の商才に気づいた番頭治兵衛は幸に商売往来の講義を聞く機会を与える。享保期の大阪の商人の日常を描いた物語として非常に面白い。

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2023/12/14

たくさん続くこの話のまさに源流! 色んな思いを持ちつつ、女衆として働く主人公の幼い頃と奉公先の呉服店の話に、どんどん引き込まれてアッという間に読み切ってしまいました。

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2023/12/01

2023年12月よりNHKにて実写ドラマ化。 主演 小芝風花 ーー 私のベスト小説に入る「みをつくし料理帖」、その作家の高田郁さん。 大坂の呉服屋に奉公人として出された女性 幸(さち)の人生をえがく。 ーー 学者の子として生まれた賢い子。父の考えで、女子であっても読み書きを...

2023年12月よりNHKにて実写ドラマ化。 主演 小芝風花 ーー 私のベスト小説に入る「みをつくし料理帖」、その作家の高田郁さん。 大坂の呉服屋に奉公人として出された女性 幸(さち)の人生をえがく。 ーー 学者の子として生まれた賢い子。父の考えで、女子であっても読み書きを教わった。当時は女は嫁にいくもの、学問など必要ないという時代だった。 また武士の家系だった?と思われる父は言う。 汗水流さず物を流すだけで金儲けをする商人を嫌う。 「商とはすなわち詐」と言いきるのだった。 不運にも飢饉に襲われ、相次いで父兄を早くに亡くし、残された母と妹の生活のために、奉公人に出ることになる。 わずか9歳、、。 奉公に出るまで1巻目の3分の1…。この先、どんな波乱があるのか?(たぶん13巻で完?) 幸の故郷は、摂津國 武庫郡津門村。 山があり川があり、米の村高一千石を超えるという豊かな村。 川の氾濫もあるが、天災がなければ米にも魚にも恵まれる土地だった。 奉公先は大坂の呉服商。 1巻は入門書みたい! 当時の呼び名や店の働き手のランク、どんなふうに生活するのかが手に取るようにわかる。 例えば、さぞかし豊かな暮らし…かと思いきや、倹しい食事にびっくり。飯は日に一回、昼にしか炊かず、夜と朝は冷やご飯やお茶漬け。魚もなし!店の主人もこの食事とは…。 しかし奉公先の五鈴屋(いすず屋)は、優しい主人の富久や女衆たち、ほかも良い人たちだ。 富久の孫、長男、次男は口をききもしないが、三男は優しい。 幼いながらも真面目に仕事に取り組む幸はみなに馴染み、その知識欲、商いの才に番頭の治兵衛は勘づく。 長男の嫁にきた菊栄とも仲良くなり明るい先が、と思うが、アホぼんの遊び癖により風向きが変わり… 幸は9歳から13歳に。 さて1巻目、終了。はやく続きが気になる〜。

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2023/11/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高田郁さんの作品は『みをつくし料理帖』シリーズ以来でしたが、やはり面白いですね!! 『みをつくし料理帖』が料理が生きがいの澪の話であるのに対し、今作は学問好きな幸が商人として生きていく話。 どちらも主人公は女性で男女の身分差が激しい江戸時代でなんとなく澪も幸も似通った立場ではありますが、また話が全然違って面白く今すぐにでも続きを本屋さんに買いに行きたいくらいです。 1巻は不穏な空気で終わり、このまま幸は徳兵衛の嫁になってしまうのかなと思うと悲しくなりますが、引き続き展開を楽しみたいと思います。

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2023/11/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大衆を描く時代小説といえばこの人、高田郁 映像化される作品を読みはじめました 「みをつくし料理帖」と違って、連続テレビ小説のように幼少期からはじまります ちょっと前置き説明っぽかったのですが、奉公にあがるようにようになって面白くなってきました 暖かい人たちに見守られ彼女の将来がどうなるのかとわくわくさせられていたら、この店もいろいろあって、まさかの・・・ 次巻の展開が気になります

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