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西洋菓子店プティ・フール の商品レビュー

3.6

141件のお客様レビュー

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    20

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2020/03/04

シンプルな甘さも、酸味や苦味と一緒になった甘さも、食べれば癒やしてくれる。甘さに救われることって、食べ物だけじゃなくて、人との関係にもきっとある。 ひとつひとつ丁寧に作られたケーキ屋さんのケーキやシュークリームが食べたくなる! 装丁も素敵。

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2020/02/16

読み始めは、ふーんって感じやったが段々と世界観にハマっていく。なんだか、素敵な世界だった〜 どのお菓子も、すごーく美味しそうで食べたくなった! ミナがすごく魅力的な子だった!

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2020/01/25

 商店街に佇む、昔ながらの西洋菓子店「プティ・フール」。家族経営の小さな店で働くパティシエの亜樹を中心に、家族、婚約者、後輩、客など、さまざまな人物が織りなす物語を収録した連作短編集。  けっこう話題になっていたから読んでみたけれど、感情移入できる登場人物がいないまま、もやっと...

 商店街に佇む、昔ながらの西洋菓子店「プティ・フール」。家族経営の小さな店で働くパティシエの亜樹を中心に、家族、婚約者、後輩、客など、さまざまな人物が織りなす物語を収録した連作短編集。  けっこう話題になっていたから読んでみたけれど、感情移入できる登場人物がいないまま、もやっと読み終わってしまった。特に主人公の亜樹の暗さというか、一貫した可愛げのなさ(なんて言うと今時はセクハラとかになってしまうのかな)に抵抗を感じて、ストーリーに入りきれなかった。働く女性のブレなさとか芯の強さとかそういうものを描きたかったのかな、とは思ったのだけれど、それにしてもな、という感じ。  暗いのは亜樹だけじゃなくて、登場人物が全体的に垢抜けない。全員、それなりに苦悩とか闇とかを抱えていて、でもこの西洋菓子店と出会うことで一皮剥ける、あるいは少し前を向く・・・というストーリー展開なのかなと思うのだけれど、え、剥けてなくない?ちゃんと前に進んでる?っていう。もちろん現実世界では、いくら美味しいケーキを食べても、世界ががらっと変わるようなカタルシスを得ることは滅多にないけれども、あくまで小説はフィクションだから、一つ一つの物語がもう少しすっきりするエンディングだったらよかったなぁと思った。なーんて、なんかぶつくさ言ってんな。疲れてんのかな私。

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2020/01/21

おいおいめっちゃシュークリーム食べたくなるな!! お菓子をめぐっていろんな人の人生がちょっとずつ変わる話。 良くも悪くも少しのことで人生変わるってことを改めて思い知らされた。

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2020/01/03

甘く美しく飾り立てられていてもそれが全て見た通りであると思い込むのは危険だ。 この小説も同じ。 扱う題材は甘美なものでもその実は人間臭くてほろ苦い。 それが堪らなくクセになって誘惑に乗ってしまうように読む手が止まらなくなった。 読み終えたときの余韻が心地よく、胸に抱きしめてしばら...

甘く美しく飾り立てられていてもそれが全て見た通りであると思い込むのは危険だ。 この小説も同じ。 扱う題材は甘美なものでもその実は人間臭くてほろ苦い。 それが堪らなくクセになって誘惑に乗ってしまうように読む手が止まらなくなった。 読み終えたときの余韻が心地よく、胸に抱きしめてしばらく離せなくなった。

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2019/12/28

ここ2カ月で5キロ太った。なのにこんな本を読んでは、ケーキが食べたくなるではないか!昔ながらの洋菓子店『プティフール』の孫娘亜樹は、自身もパティシエしながら独立を目指している。亜樹はじいちゃんと違って、お洒落でトンがったお菓子が得意。クレーム・オ・ブール・ア・ラ・パータ・ボンブ?...

ここ2カ月で5キロ太った。なのにこんな本を読んでは、ケーキが食べたくなるではないか!昔ながらの洋菓子店『プティフール』の孫娘亜樹は、自身もパティシエしながら独立を目指している。亜樹はじいちゃんと違って、お洒落でトンがったお菓子が得意。クレーム・オ・ブール・ア・ラ・パータ・ボンブ??何それ?(バタークリームらしい)。亜樹を中心とした不器用な人達の連作短編集。甘いスイーツとは裏腹に、恋は甘くはないねぃという感じの物語。ネイルやファッションやスイーツやらで女心がくすぐられるが、反面男性は置いてきぼりになるかも。

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2019/08/07

お菓子とパティシエと、その周辺の人々をめぐる連作短編。 最近食べ物に関する小説をたくさん読んでいますが、こちらは大人な洋菓子たちでした。 ただ甘いだけじゃない。ほろ苦さもある。 どのお話も、お菓子の力で柔らかくほどけていくところがありました。 ミナのお話と祐介くんのお話が1番...

お菓子とパティシエと、その周辺の人々をめぐる連作短編。 最近食べ物に関する小説をたくさん読んでいますが、こちらは大人な洋菓子たちでした。 ただ甘いだけじゃない。ほろ苦さもある。 どのお話も、お菓子の力で柔らかくほどけていくところがありました。 ミナのお話と祐介くんのお話が1番好きかな。 穏やかに読める大人のスイーツ本です。 お菓子と紅茶とともに読むことをお勧めします。

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2019/07/31

本を閉じた瞬間、 シュークリームが食べたくて仕方なくなった。 帰り道に昔ながらのケーキ屋さんを探して買おう。 甘いだけじゃなく、苦かったりすっぱかったり、 色んな感情がぐるぐるしながら読んだ。 なんやかんやあったけど丸く収まってよかったのかな。 婚約者のどこが良いのかいまいち分...

本を閉じた瞬間、 シュークリームが食べたくて仕方なくなった。 帰り道に昔ながらのケーキ屋さんを探して買おう。 甘いだけじゃなく、苦かったりすっぱかったり、 色んな感情がぐるぐるしながら読んだ。 なんやかんやあったけど丸く収まってよかったのかな。 婚約者のどこが良いのかいまいち分からないんだよな~ ミナが報われてほしい。

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2019/06/13

図書館で目に付いたので、あらすじも知らないまま借りて読んだ。 思った以上に面白い6つの連作短編。 おいしそうなケーキの描写も、人の心の描写も読みやすかった。ケーキ屋さん行きたい。 甘いお菓子とともにところどころ突き刺さる表現がある。すき。

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2019/05/13

昔ながらの商店街にあるケーキ屋さんのお話。 ケーキ屋さんを中心として語り手が変わる短編集という感じで話は進んでいく。 聞いたことのないお菓子が沢山出てきて調べながら読み進めた。食べてみたい! まだ私が子供だった頃、父がケーキの新メニューを色々描いてたな〜と思い出した。

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