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七つの会議 の商品レビュー

4.1

423件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2023/08/27

面白い。登場人物の心理描写や背景描写がきめ細かいので、没入できる。サラリーマン人生って…と考えさせられる。

Posted byブクログ

2023/07/13

あれ?短編集?って思ったけど、さすが池井戸さん。登場人物の視点が細かく描かれていて、かつ話が進むにつれて、すべてつながっていく。伏線回収もさすがです。

Posted byブクログ

2023/07/11

利益至上主義の企業で起きた強度不正問題を様々な視点から観察する人間ドラマ。 組織の中で働く人の様々な思惑や価値観の違いによって摩擦は生まれて問題は大きくなる。 最後の最後まで結末が分からないので読んでいて飽きないにこのスリリングは池井戸作品独特のものだろう。

Posted byブクログ

2023/07/13

短編集のような話がつながって、凄い話になってゆく。正しく生きるのが、サラリーマンにとっていかに難しいか!

Posted byブクログ

2023/06/13

中堅メーカーで起こったパワハラ騒動。 若き営業部のエースが万年係長から訴えられた。 しかし、そこから社内で様々な疑惑が囁かれ始める。 会社で何が起こっている…? ここは触れない方がいいのか…ただ、社内の序列や恨み等、触れずにはいられない人達も。 組織に問われるモラルについて、考え...

中堅メーカーで起こったパワハラ騒動。 若き営業部のエースが万年係長から訴えられた。 しかし、そこから社内で様々な疑惑が囁かれ始める。 会社で何が起こっている…? ここは触れない方がいいのか…ただ、社内の序列や恨み等、触れずにはいられない人達も。 組織に問われるモラルについて、考えさせられる。 2023.6.10

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2023/09/19

電機メーカーソニックの子会社であり中堅メーカーである「東京建電」の人間模様を描きながら、不正発覚の結末を追うストーリー。 様々な人の働き方、仕事への向き合い方、組織人としての生き方がリアルな描写で描かれる。 立場や階級、経験値によって見える世界も視野も背負う責任の重さも変わる。 ...

電機メーカーソニックの子会社であり中堅メーカーである「東京建電」の人間模様を描きながら、不正発覚の結末を追うストーリー。 様々な人の働き方、仕事への向き合い方、組織人としての生き方がリアルな描写で描かれる。 立場や階級、経験値によって見える世界も視野も背負う責任の重さも変わる。 人は何のために働くのか。 七つの階層ごとの会議それぞれが繋がった時に、 真の主人公が分かった。 登場人物の生い立ちや背景も描かれているので、読んでいる人の立場や状況によって感情移入する人物が違ってくるのだろうなと思いました。 組織の中では出る杭は打たれる。 でも顧客第一に考えない商売は滅びる。大切なのは何か?会社に魂を売ってしまってはいけない。 「虚栄の繁栄か、真実の清貧か」 最後の一文。真の主人公の言葉が心に残りました。

Posted byブクログ

2023/04/22

2023.4.22 読了 中堅企業の 不正を正すことができるのか。 連作短編になっていて、 孫請けの会社の視点もあったり、 どうなるのか 気になるから スルスルと読めましたー!

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2023/04/14

池井戸さんらしく、いろんな場面に切り替わり最後につながっていく構成。人間の汚い部分がふんだんに描かれた一冊。

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2023/03/30

これは面白かった。 ネタバレになるけど、大会社系列の中堅企業の話。 列車、飛行機、住宅などに製品を作ってる企業なんだけど、ネジの強度が設計に合わないままリコール隠しに走る。 それを暴く内部告発。 それぞれの立場の違いや考え方が、生い立ちや家庭環境まで迫ってて現実味がある。 リコー...

これは面白かった。 ネタバレになるけど、大会社系列の中堅企業の話。 列車、飛行機、住宅などに製品を作ってる企業なんだけど、ネジの強度が設計に合わないままリコール隠しに走る。 それを暴く内部告発。 それぞれの立場の違いや考え方が、生い立ちや家庭環境まで迫ってて現実味がある。 リコール隠しは、空飛ぶタイヤ、女性社員の頑張りは、「不祥事」の花咲舞、ネジ工場の資金繰りについては、半沢直樹の「オレたちバブル入行組」に通じるものがありまして、1冊で色んな楽しみがあります。 ちょうど、三菱自動車の不正事件がニュースになってますが、小説の中の話みたいですね。 「空飛ぶタイヤ」は、三菱トラックのタイヤが外れて母子を直撃し、母親が亡くなった実際の事件をモチーフにしていますが、これは事実なんじゃないかと思える内容でした。 この本も、ひとつのリコール隠しを暴くだけじゃなく、結局は企業の体質が治らなければ意味が無い事を訴えていて、旬な小説でした。 どうして三菱はあんなになってしまったんでしょうね? 池井戸潤の一連の小説には、その真相が詰まってるように感じます。 それにしても、日産というかルノーのカルロス・ゴーンはうまくやりましたね。 結局は、カルロス・ゴーンの一人勝ち。 という事は? 影の役者は彼かも・・・・なーんて勘ぐってしまいますよ。

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2023/03/29

アマプラで映画版を観たことがあったから、だいたいのストーリーは読んでいるうちに思い出した。 脳内では八角さんがずーっと野村萬斎さんで再生。 7つの短編でできていて、どんどん読み進めるうちにカメラがズームされていく感覚。 もう少レスカっとするかな~?って思ってたけど、そこまでのス...

アマプラで映画版を観たことがあったから、だいたいのストーリーは読んでいるうちに思い出した。 脳内では八角さんがずーっと野村萬斎さんで再生。 7つの短編でできていて、どんどん読み進めるうちにカメラがズームされていく感覚。 もう少レスカっとするかな~?って思ってたけど、そこまでのスカっと感はなく。 スジ通す八角のことはすきだけど、30年もそんな会社に勤めちゃだめさ。 自分の見えてる範囲でこれはおおごとだ!ってあたふたしても、もっと広い視野で見たらそんなことこだわってる場合か、ってことたくさんあるよね…

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