七つの会議 の商品レビュー
映画を事前に見たことがあった。 人の強い原動力になるものは、残念ながら憎しみや悔しさなのかと思った。 登場人物それぞれの人間性が確立した背景がとても興味深かった。自分もこういう背景だからこのような性格なのかと照らし合わせ、少し足りない部分が見えた気がした。
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本屋で何度も手に取っては なんとなく戻してを繰り返して 満を持して読みました。 いや、さすがッスね! 面白かった。 数ある会議一つ一つが繋がっていて 最後は正義が勝つ!っ訳でもないんだけど それがまた良い味を出してます。
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短編が折り重なって長編となるシナリオは素晴らしく、読み終えた時に形容し難い気持ちになった。 一つ一つの章がそれ単体でも成り立つのに繋がっている、辻褄が合うようにしてあるのは尊敬した。 俺的にはパンを社内に置こうと奮闘するOLの話がとても気に入りました。
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映画を先に見たので、ストーリーは分かっていたけど面白かった。 中抜きの構造もこんな感じで、質も気付かないうちに悪くなってるんだろうな。
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章ごとに変わる人物たち。最後の最後でようやくこの本の主人公が分かった。 話の大筋が見えてくると不正に関わる奴ら全てが憎らしく感じるが、その人のバックボーンや会社での葛藤を知ると本当にそれが悪人なのかが分からなくなる。(本当にどうしようもない奴もいたが) まさに『果たして、自分であったら北川と同じ過ちは犯さないと断言できるか』であり、そのくらい登場人物達の苦しみや葛藤が伝わってきた。 ドーナツの話は必要なのか?と思っていたが、彼女だけは「お客さんのために」という商売の基本を忘れておらず、ノルマや出世、保身ばかりのメンバーとの対比でとてもうまく表されていたと思う。 最後までハラハラした分、全てが明らかになったときの爽快感はさすが。シャイロックの子供達に続き、池井戸作品にまんまとハマっている。
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映画は既に観てます。オーディオブックにて。 すっごく好きなんです( 迷子の語彙力 ) 本当に働いている方って偉いなって。沢山の重圧とかに耐えながら尊敬しかないなって、聴きながら思いました( 入院してて仲良くなった看護師さんから大変さとかを聞くことが多いのでいつもより思ったかも ) 人物の描き方も細かく、感情移入してしまいます。 毎日同じことの繰り返しだったり、毎日同じ時間に同じところを歩いている方々にもここまででないにしろ、人間ドラマがあって日々戦っているんですよね。 私も働けるようになりたいな。素直にそう思いました。
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タイトル通り7つの物語で構成されていて、各話で主人公が違うが1つのストーリーが少しずつ進んでいく。 よくできていて感心しながら読んでしまった、、 会社員として、もしかすると現実にもこんなことがあるかもなあと思った
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半沢直樹をドラマで見た者です。作り込みや展開、キャラクターのポストや立ち回りがとてもリアルで、付け焼き刃ではこういうのは作れない。この手の作品を作るに会社で働くサラリーマンとはなんたるか、彼らの心情はどのようなものかを学んでおられるのだなと文章を読んでいて感じた。 池井戸潤ワー...
半沢直樹をドラマで見た者です。作り込みや展開、キャラクターのポストや立ち回りがとてもリアルで、付け焼き刃ではこういうのは作れない。この手の作品を作るに会社で働くサラリーマンとはなんたるか、彼らの心情はどのようなものかを学んでおられるのだなと文章を読んでいて感じた。 池井戸潤ワールドを今後も読んでいきたいと思った。
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ひとつの物事を、色々な人の目線から書いていて、登場人物それぞれの考え方や人生や主張があって、それらが相入れることなく、事実関係だけが繋がっていくのが面白かった。 それぞれの立場ならではの動き方、組織の中でのどうしようもなく身動きがとれない様子の描き方が、実際に自分も会社の中にいた...
ひとつの物事を、色々な人の目線から書いていて、登場人物それぞれの考え方や人生や主張があって、それらが相入れることなく、事実関係だけが繋がっていくのが面白かった。 それぞれの立場ならではの動き方、組織の中でのどうしようもなく身動きがとれない様子の描き方が、実際に自分も会社の中にいたらこのような感じなのか、と思わせた。
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2023年1冊目 池井戸潤さんの作品はこれで2冊目なんですけど、やはりとても面白かったです♪ 中堅メーカーの物語で逆転劇で最後まで読まないとわからない本でした! 会社関係で悩んでいる人や逆転劇などスッキリしたい人におすすめです♪
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