天才 の商品レビュー
ロッキード事件の真相には興味を持った。確かに稀有な政治家だったような気がする。ただ、人生の表面を舐めただけのような内容は、物足りなく感じる。
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2016年のベストセラー第1位だった本ですが、今更ながら読みました。 事前知識なしに読んだのですが、石原慎太郎による田中角栄の伝記のはずなのに、一人称として描かれているのでまるで自叙伝を読んでるような錯覚に陥りました。しかし、石原慎太郎の田中角栄への思いは、あとがきに全て書かれて...
2016年のベストセラー第1位だった本ですが、今更ながら読みました。 事前知識なしに読んだのですが、石原慎太郎による田中角栄の伝記のはずなのに、一人称として描かれているのでまるで自叙伝を読んでるような錯覚に陥りました。しかし、石原慎太郎の田中角栄への思いは、あとがきに全て書かれています。 まあ私は金権政治を許せませんが、日本国の真の独立を目指し、大局的な観点から中国との国交正常化を推し進めた結果、アメリカの逆鱗に触れ、ロッキード事件により首相の座を引きずり下ろされたのは残念です。 しかし、田中角栄の人を見る目の鋭さには 周恩来との会談の後、毛沢東とも会うことになり、その場での毛沢東のある発言にすかさず周恩来の顔を伺っている様子はこの本の中で一番好きなシーンですが、他人の心を読み取り、人心を掌握する術に長けているからこそあれほど力を保っていたのでしょうね。
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多くの文献をただ簡単にまとめただけ、角栄の一人称で書いてあるが何の感慨もわかない、若いころ散々反目していたのになぜ書いたのかもいまいち説明になっていない。
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2016年65万部を超える代ベストセラーとなり、田中角栄ブームを引き起こす。 2017年のお正月、夫の実家で一気読み。 角福戦争、日中国交正常化、ロッキード事件、愛人問題と話は一足飛び。本人の語り口調で書かれているが、小説仕立てでじっくりと書いてくれればもっとおもしろかったの...
2016年65万部を超える代ベストセラーとなり、田中角栄ブームを引き起こす。 2017年のお正月、夫の実家で一気読み。 角福戦争、日中国交正常化、ロッキード事件、愛人問題と話は一足飛び。本人の語り口調で書かれているが、小説仕立てでじっくりと書いてくれればもっとおもしろかったのに…
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なんとも言えない。 ただただ時代を読む"天才"であったことは、間違いないだろう。 ロッキード事件というものを、そういう風(アメリカ謀略説)に捉えるのは初めて聞いた。ありそうで、妙に納得できた。
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田中角栄さん個人的な魅力について、反論はありません。但し、現在の日本に至る様々な問題のある仕組みを作ったのも、この方。例えば財政投融資、という枠組みから郵貯の資金が派閥にだだもれになったという事や、中国へのODAなどもそうだ。角栄さんの光の部分だけをクローズアップするのではなく、...
田中角栄さん個人的な魅力について、反論はありません。但し、現在の日本に至る様々な問題のある仕組みを作ったのも、この方。例えば財政投融資、という枠組みから郵貯の資金が派閥にだだもれになったという事や、中国へのODAなどもそうだ。角栄さんの光の部分だけをクローズアップするのではなく、影の部分も明らかにすべき。そう思った。
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一人称で書くというのが面白い。 なるほど角栄ならそう言うだろうと思わせつつ、引っ掛かる口癖は石原本人の後書きにもあって、「なーんだ」と呆れたことも。 ロッキード事件の経緯は底本で知っていたが、真紀子氏との確執はこの本で初めて知った。また、角栄が映画好きだというのは、まさか創作では...
一人称で書くというのが面白い。 なるほど角栄ならそう言うだろうと思わせつつ、引っ掛かる口癖は石原本人の後書きにもあって、「なーんだ」と呆れたことも。 ロッキード事件の経緯は底本で知っていたが、真紀子氏との確執はこの本で初めて知った。また、角栄が映画好きだというのは、まさか創作ではあるまいから、初めて知った。 脳梗塞後のことの真偽はわからない。でも、この本の通りだったとすると、本人が辛かったろうと思う。
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実は、田中角栄に関する本も、石原慎太郎が書いた本も読んだことがなかったので、この本は気になっていました。 田中角栄というと、金権政治という印象がとても強かったのですが、お金の使い方については、これまで思っていたものと違いました。 よくいえば、投資的な面が非常に強く、参考にな...
実は、田中角栄に関する本も、石原慎太郎が書いた本も読んだことがなかったので、この本は気になっていました。 田中角栄というと、金権政治という印象がとても強かったのですが、お金の使い方については、これまで思っていたものと違いました。 よくいえば、投資的な面が非常に強く、参考になりました(といっても、自分には、そんな大金はないですが)。 また、未来を予測する力には、きっと並々ならぬものがあったのだと思います。 この本を読んで、ロッキード事件について、これまで以上に興味が湧きました。 できるだけ真相に迫れそうな本を探して、読んでみたいと思います。
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田中角栄ってどんな人なのか知らなかったけど、こんなにも国の為を思って先を見据えた政治家だったんだ! こんな政治家が今の日本にいたら、もっと自立した大人な国になっていたんじゃないかと思う。
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石原慎太郎の書いた本を初めて読みました。 字が大きいため、あっさり完了。 淡々と田中角栄の人生が描かれています。 田中角栄をあまり知らない僕にとっては、「あぁそうなんだ」という感じでしたが、ロッキード事件での国ぐるみでの角栄潰しは、本当の話であれば恐ろしい事です。
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