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「みんなの学校」が教えてくれたこと の商品レビュー

4.7

35件のお客様レビュー

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2017/02/02

公立学校だから校長判断で可能性が広がる。 それを実践した記録である。 それには校長がある程度長く学校を指揮できないとだめだとも思った。 このような学校が広がると日本の未来も明るくなるのにと思った。

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2016/10/08

これほどストレートに本質を突いている実践はなかなかないと思う。 「子どもが育つ」とはどういうことか、「学校を作る」とはどういうことか。 映画で目の当たりにした子供たちの姿、学校の姿に重ねて、強烈に印象を残す。

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2016/09/27

 映画の評判は、私の周囲ではイマイチだった。 映画は撮る側のメッセージが込められるもの。やはり「一般的な学校像と判断」が入り込んでいたのではないか、と考える。教育者目線でなく、こども目線でなく、部外者目線つまり大空小学校を初めて訪れる人の目線になっているのでは、と。  偶然、手に...

 映画の評判は、私の周囲ではイマイチだった。 映画は撮る側のメッセージが込められるもの。やはり「一般的な学校像と判断」が入り込んでいたのではないか、と考える。教育者目線でなく、こども目線でなく、部外者目線つまり大空小学校を初めて訪れる人の目線になっているのでは、と。  偶然、手にした本。初代校長が著者なので、期待大。 果たして、期待以上の内容だった。  3.11から学んだ下りは、そこだけでも防災リーフレットとして全国に配布してほしいくらいだ。  正直、何度も涙がおちる。感動で。  公立校だからといって、ひとくくりにする評価を見直さなければいけない。  やはり人間と人間との信頼なのだ・・・と。  それにしても校長先生の教育実習の指導教諭、教育の神様ことハラ先生のすばらしいこと!ここを読むだけでも大変勉強になります。

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2016/06/09

TVドキュメンタリーとともに、木村先生の講演を聞きました。 はつらつとした姿と言葉に勇気づけられました。

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2016/05/14

 公立小学校なのに,公立小学校だから可能性がある…そんな気持ちになる学校の紹介です。  あたらしくできた小学校に,集まった教師たちと子どもたち。校長をはじめ,「学び合いと育ち合い」「どんな子も地域で学ぶ」をテーマに学校づくりに取り組んでいきます。  子どもへの圧倒的な信頼に裏打ち...

 公立小学校なのに,公立小学校だから可能性がある…そんな気持ちになる学校の紹介です。  あたらしくできた小学校に,集まった教師たちと子どもたち。校長をはじめ,「学び合いと育ち合い」「どんな子も地域で学ぶ」をテーマに学校づくりに取り組んでいきます。  子どもへの圧倒的な信頼に裏打ちされて進められる学校運営。運営と言うと,何か,教師の圧倒的な指導が入っているように聞こえるが,実際は,「教師が子どもから学ぶ」という姿勢が一番だいじにされているようです。  地域とともに学校を作る…それは,地域におもねることではなく,地域も巻き込んでいっしょに子育てをすることです。  今の教育界でも,こんなことが可能なのだと分かるだけでも,貴重な記録です。  映画にもなった「みんなの学校」。その映画を文科省でも見たそうです。そのとき,木村校長は,当時の下村文科大臣から, 「校長のリーダーシップを,ぜひ全国の管理職を目指す人たちに伝授してください」 と言われたそうです。しかし…木村先生は次のように言います。 「校長がリーダーシップのとり方を間違えると,みんなの学校は実現しません」  ちまたには,リーダーシップの取り方を間違えている校長たちがうようよしています。そして,職員室の教師も子どもたちも萎縮し,自分を出さずに,目立たずに,控えめに過ごしているような気がしてなりません。  うちの学校はどうでしょう。まだまだ,子どもが主体的に動いているとは言えません。というか,ほど遠いです。  私も,少しずつ変えようとはしているけど…微力。ただ若い人たちの感性はなかなかいいです。この本にも出ていましたが,ベテラン教師たちは,これまでの姿勢をなかなか変えられません。  で,もしかしたら,今年から少しは変わるかもと期待しています。なんせ,この本を紹介したのは,新しい校長さんだから。

Posted byブクログ

2016/03/30

映画を上映会で観ていたので、すごくスッと読めた。映画観てからがオススメ。映画の中で起きていたことの本質が何なのか再確認できる。 大空小学校がすごいのは、発達障害のある子が一緒に学んでいることではなくて、学校が地域を巻き込んで子ども一人ひとりをそのままに受け止めて育んでいこうという...

映画を上映会で観ていたので、すごくスッと読めた。映画観てからがオススメ。映画の中で起きていたことの本質が何なのか再確認できる。 大空小学校がすごいのは、発達障害のある子が一緒に学んでいることではなくて、学校が地域を巻き込んで子ども一人ひとりをそのままに受け止めて育んでいこうという姿勢を、学校全体で共有しているということ。そして、それはパブリックの学校が本来持つべき姿。 学びの多い本。

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2016/03/16

○私たちは、その子が「その子らしく」いられることを、まず優先順位の一番に置いて学校づくりをしてきました。「その子らしさの質を上げよう」と。それは、「その子の現状のままでいい」というのではありません。「その子の“ありのままの質”を上げよう」ということです。  その質を上げるのは、子...

○私たちは、その子が「その子らしく」いられることを、まず優先順位の一番に置いて学校づくりをしてきました。「その子らしさの質を上げよう」と。それは、「その子の現状のままでいい」というのではありません。「その子の“ありのままの質”を上げよう」ということです。  その質を上げるのは、子ども同士の学び合いです。そして、その子のおかげで、周りの子どもたちも、ものすごく育ちます。それこそが「学び合い、育ち合う」という教育の本質。教師の力量だけで補えるものではありません。むしろ大人は余計なことをしません。(p81) ○教師になくてはならない力は、子どもの話を聴く力。授業を上手に教える力ではないと思います。それなのに、ジャッジばかりして通訳しないと、子どもたちまでジャッジばかりするようになります。  大人のつくる空気を、子どもはいつも吸っているのですから。(p169) ○教師は全員、子どもに対しての「責務」があります。しかし、「責任」があるのは校長だけです。教職員には一切責任はないのです。(中略)さらに言えば、学校の中で職種の違いがあっても、子どもの前の大人はすべて対等です。対等でない場所に、学びは成立しません。(p171) ○目の前の子が今、何に困っているのか、今日一番困っているのは?ということを毎日、毎日大切にしてきました。困っている子は、ほうっておいたら集団のなかに入ってこられません。1日学校に来なかったら、次の日来にくくなる。1週間来なかったら、もうずっと来られなくなってしまう。  さらに、大空では「その日のことは、その日に」といった、言葉にはならない暗黙のルールのようなものがありました。その日に解決しないと、翌日は、みんなで学びを楽しめないからです。 「気づいたときに、気づいた人が動く」  それが大空のモットーでした。(p176) ○大空では、すべての教員が自らの授業を開いています。若い教師もベテランの教師もどんどん自分の授業をオープンにします。互いの授業を学び合える学びの宝庫です。大人が学び合う姿を、子どもは当たり前の空気として存分に吸っています。  つまり、大人同士が安心し合える場では、子ども同士も安心できる。大人が助け合う姿は、子どもも大好きです。大人が学び合う姿が、子どもの学ぶ意欲を大きく高めます。(p177) ○公立の学校は、伝統と校風があり方針が決められている私学とは違います。公立は、校長のフリーハンドで「子どものための学校づくり」におけるあらゆる実践が可能なのです。優先順位を間違えず、目的のためには手段を選ばないくらいの勇気と情熱があるか、ないか。それだけのことではないでしょうか。(p181)

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2016/02/05

大阪にある あおぞら小学校の元校長先生の話。健常者も知的障がい者も肢体障がい者も同じクラスの学校。 映画を観てその後が知りたくて購入。先日講演会にも行ってきました。 ブレがない先生。障がいがあるない、ではなく、その日その時に手を差し伸べて欲しい生徒は変わる。目からウロコでした。こ...

大阪にある あおぞら小学校の元校長先生の話。健常者も知的障がい者も肢体障がい者も同じクラスの学校。 映画を観てその後が知りたくて購入。先日講演会にも行ってきました。 ブレがない先生。障がいがあるない、ではなく、その日その時に手を差し伸べて欲しい生徒は変わる。目からウロコでした。こんな校長先生が増えれば学校は変わる。

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2015/12/19

学習では、「主体的に」といいながら、 その他の学校生活では、「○○しなさい、さもないと…」と指導する矛盾。 どうすべきかは、子どもが一番よくわかってる。 2歳の子でも。 わかってるのにできない子にこそ寄り添う。 子どもの言葉をジャッジせず、通訳する。 子どもを見る。声を聴く。 ...

学習では、「主体的に」といいながら、 その他の学校生活では、「○○しなさい、さもないと…」と指導する矛盾。 どうすべきかは、子どもが一番よくわかってる。 2歳の子でも。 わかってるのにできない子にこそ寄り添う。 子どもの言葉をジャッジせず、通訳する。 子どもを見る。声を聴く。 わかったつもりにならない。 学びの共同体のいう「学び方」をもう少し知りたい。 前半の構成がわかりにくいので☆−1

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2015/11/26

子育てや教育方法に正解はないし、理想通りにはいかない。けれど、教育や子どもに関わる人達はぜひ読んでほしい一冊。先に映画を見てから読むことをおすすめする。 そのへんの子育て本よりずっとリアルで、何より愛があふれている。 また、自分が東京出身の人間だからそう感じるのか、関西弁でのやり...

子育てや教育方法に正解はないし、理想通りにはいかない。けれど、教育や子どもに関わる人達はぜひ読んでほしい一冊。先に映画を見てから読むことをおすすめする。 そのへんの子育て本よりずっとリアルで、何より愛があふれている。 また、自分が東京出身の人間だからそう感じるのか、関西弁でのやりとりは、標準語とは違う、プラスアルファの効果がある気がする。

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