「みんなの学校」が教えてくれたこと の商品レビュー
映画に出ていた子どもたちのその後や、木村先生がどうしてこういう子どもたちとの向き合い方をするようになったのか、がとても伝わってきて、読みながらまた涙ぐんでしまった。映画を見た後に読んだから、余計に伝わるものがあるのかもしれない。 もう退職されて現場から離れられたというのが本当に...
映画に出ていた子どもたちのその後や、木村先生がどうしてこういう子どもたちとの向き合い方をするようになったのか、がとても伝わってきて、読みながらまた涙ぐんでしまった。映画を見た後に読んだから、余計に伝わるものがあるのかもしれない。 もう退職されて現場から離れられたというのが本当に残念だけれど、この教えがあちこちの先生、学校、そして保護者の間に共有されていくといいな。
Posted by
観たのは映画『みんなの学校』。 始まって五分で隣りに座っていた姉は泣き、後ろの席の年配の女性達は笑ったり感嘆の声をあげたり……。 公立小学校でここまで! と驚きました。 私は、教師時代のことをいろいろと思いだしました。 なんにせよ、全てつながっているんだなということ。 それから...
観たのは映画『みんなの学校』。 始まって五分で隣りに座っていた姉は泣き、後ろの席の年配の女性達は笑ったり感嘆の声をあげたり……。 公立小学校でここまで! と驚きました。 私は、教師時代のことをいろいろと思いだしました。 なんにせよ、全てつながっているんだなということ。 それから、この大空小学校のような学校が増えていってほしいなと思いました。
Posted by
映画でもそうですが、読んでる間に何度も泣いてしまいました。声に出して驚いたり、笑ったり、読んでいる自分の反応に驚きました。 私は数多くいる、木村先生の教え子の一人でした。小学校5・6年を担任として受け持ってもらいました。今でも声を覚えています。(映画や本の中に出てくるような特別な...
映画でもそうですが、読んでる間に何度も泣いてしまいました。声に出して驚いたり、笑ったり、読んでいる自分の反応に驚きました。 私は数多くいる、木村先生の教え子の一人でした。小学校5・6年を担任として受け持ってもらいました。今でも声を覚えています。(映画や本の中に出てくるような特別なクラスではありませんでしたが。) さて、教え子ならではの泣き所は別にしても、誰しも心動かされる一冊ではないかと思います。 PBL(Project-Based Learning 課題解決型学習)とか、アクティブ・ラーニングとか、カタカナ言葉で難しく聞こえる事を当時から実践されていた事も分かります。誰もが分かる言葉でそれらが書かれているので、大阪弁のイントネーションを頭の片隅に置いて読むと、先生が話しているようです。 本の帯や、映画の告知編のキャッチーな印象よりも、生身の学校や生徒、先生などの人が見えて来ます。
Posted by
ドキュメンタリー映画『みんなの学校』を観る機会があり、非常に感銘を受けた。ちょうど本書発刊のタイミングもあったので、さっそく読んでみた。 映画では実名だった子どもたちが仮名になり、本筋を変えない程度にエピソードが少し変更されていることを除けば、半分はほぼ映画に収録のままだ。もち...
ドキュメンタリー映画『みんなの学校』を観る機会があり、非常に感銘を受けた。ちょうど本書発刊のタイミングもあったので、さっそく読んでみた。 映画では実名だった子どもたちが仮名になり、本筋を変えない程度にエピソードが少し変更されていることを除けば、半分はほぼ映画に収録のままだ。もちろん、本書には取り上げられなかった映像、映像にはなかったエピソード部分もある。また、木村氏の教師としての原点部分に触れた箇所もあり、内容のすべてが大空小学校での取り組み実例かと、勝手に期待していたのとは若干違っていた。 だがそのどちらでも同じように、教育における主体は子どもで、子どもも大人もあるべき姿は学び合い育ち合いだ、という一貫した姿勢は繰り返し語られていて、木村氏が教育実習生の当初から変わらないものである。 いつもこれでいいのかと迷い続けている、正解はない、という言葉に勇気をもらった。 今目の前にあることを一生懸命やる、変えたいならば自分が変わる、そして今そこにいてくれる人に感謝する。 木村氏も、自分と同じように日々向き合っていることを知り、また明日から頑張れる気がした。
Posted by
「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」そんな理念をもつ大阪市立大空小学校のドキュメンタリー映画『みんなの学校』。初代校長の木村泰子さんの言葉がぎゅっと詰まった初著。映画ではわからない現場の葛藤と、子どもたちのその後、そして木村さんの原点では尼崎でのエピソードも。パブリッ...
「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」そんな理念をもつ大阪市立大空小学校のドキュメンタリー映画『みんなの学校』。初代校長の木村泰子さんの言葉がぎゅっと詰まった初著。映画ではわからない現場の葛藤と、子どもたちのその後、そして木村さんの原点では尼崎でのエピソードも。パブリックの学校ストーリーはしばしば「奇跡」という冠をつけたがるけれど、決して真似できない妙技の結晶ではなく、子どもと子どもの周りの地域やオトナに向き合い関わり合った結果。木村さんもいっぱい失敗してるんだ。
Posted by