新訳 弓と禅 の商品レビュー
古典的名著。 マインドフルネスなどで仏教や禅などが注目されている今こそ改めて読む価値があるかもしれない。 ドイツ人哲学者の文章なので小難しい表現もあり翻訳の難しさもあるだろうがこの本は新訳なので非常に読みやすくなっている。 とても面白かったです。
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全てに合わせながら、全てを自らに適応させる水のように「無心」になるにはどうすればよいのか。 ドイツ人哲学者であるヘリゲルが弓の修行を通じてそれを得るまでの過程を述べた本書は、外国人が禅を知るための本として、スティーブ・ジョブズも愛読していたと言うことで手に取ってみた。 原著は6...
全てに合わせながら、全てを自らに適応させる水のように「無心」になるにはどうすればよいのか。 ドイツ人哲学者であるヘリゲルが弓の修行を通じてそれを得るまでの過程を述べた本書は、外国人が禅を知るための本として、スティーブ・ジョブズも愛読していたと言うことで手に取ってみた。 原著は60年も前のものだが、この新訳では文章をより分かりやすく見直すとともに、師匠の阿波研造の解説も加えられており、背景を含めて弓と禅の理解を深めることができる。 そして、師匠からヘリゲルに送られた弓は、現在、円覚寺に蔵されているという。 弓をやったこともなく、「無心」になる経験は出来ずとも、本書を片手にいつか訪れて、それに思いを馳せてみたい。
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