僕は君を殺せない の商品レビュー
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ただただ分かりづらい。そして面白くなかった。 それが表題作を読んでの感想です。 帯などで絶賛されてるし、書店でも平積みでやたらプッシュされていたので、そんな印象だったけどバラバラの時系列を整理して理解してみようと思いましたが「そんなことに時間浪費するなら、他の本読む方が良くない?」と思って止めました。 仮にそうして内容を整理してこの話の良さを理解できたとして、そこまで読者に労力を強いる作品てどうなの?って思う訳です。 まぁ、頭の良い人からすれば「なんで分かんないの?」「考えが浅くね?」とかなるんでしょうけど、私レベルの読者からすれば、金払ってんのにがんばんないと楽しめない本のほうがどうかしてるぜ!ってこと。 そもそもね、キャラや事件に「努力してでもこの作品を理解したい!」って思わせるような惹き込ませる要素がないですよ、これ。 「二度読み必至」って帯にはあるけど、ねーよ。時間の無駄ですわ〜。 正直、作者の読者を無視した自己満足としか思えない印象しか残りませんでした。 それは、連作と勘違いして読んだ「Aさん」も同じ。空気のような読後感。 唯一「春の遺書」だけは、登場人物の気持ちがしっかりと描かれ、切ない作品の雰囲気が感じられてとても良いと思いました。 なので一冊を読んでの読後感としては難しい印象。表題作は最悪でしたが「春の遺書」はとても良かったので、後者のような作品を描いてくれるなら、今後も注目したい作者さんと思った次第です。
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途中まですごく面白くて、それこそ夢中になって読んだ。でも意見は多いけど帯がなぁという気持ちがある。逆に一人称は誰だか分かるのに、その問いかけがあることで、え?どうゆうこと?間違ってないでしょ?とゆうようなもやもや感が生まれてしまったことが残念。
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最寄りの駅の本屋さんですごく押されていたのでなんとなく手に取った。 一人称ばかりだから、二度読み必死なのかな?笑 雪のシーンなど、色彩が鮮やか。 展開がすごく早かったけれど、くるくる回って面白かった。 10代が好きっていうのも分かる。 主人公が若くて切なくて美しかった。
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短編集ということを知らずに読んだので、半分ほど読み進めて明らかになっていく事実に、「あれ、早くない?」と思わずにはいられませんでした。しかも、全部で3編載っているのですが、連作というわけでもなく…表題作を面白く読んでたので、ちょっぴり残念な気分。でも、残り2編も面白かったです。
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表題作「僕は君を殺せない」と「Aさん」「春の遺書」の2作の短編を収録 「僕は君を殺せない」 ミステリーと呼ぶには謎はなく、 恋愛小説と呼ぶには甘くなく、 青春小説と呼ぶには爽やかさはない。 「Aさん」 不気味で不快な雰囲気の漂う話 「春の遺書」 3作の中で一番収まりがよかっ...
表題作「僕は君を殺せない」と「Aさん」「春の遺書」の2作の短編を収録 「僕は君を殺せない」 ミステリーと呼ぶには謎はなく、 恋愛小説と呼ぶには甘くなく、 青春小説と呼ぶには爽やかさはない。 「Aさん」 不気味で不快な雰囲気の漂う話 「春の遺書」 3作の中で一番収まりがよかったように思う。
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何これクソつまらん。 作者が悪いわけではなく、完全に帯のせい。 二度読み必須? だれが「僕」で、だれが「君」でしょうか? これを明示することによってめちゃくちゃつまらん駄作になった。謝れマジで。 共犯者「一馬」のサイコパス加減とか、 女性の心情とかも描写が物足りないから、 行動への動機が弱くて意味がわからないことが多い。 「僕」の方の時系列もバラバラでとても読みにくい。 もう絶対読まん。
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面白い!!!続きが気になって気になってしかたかくなった。凄惨な場面もあるが、それ以上にこの物語を美しいと思った。これがデビュー作品。次の作品が楽しみ。
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帯の「二度読み必至!」というコピーに惹かれて購入。 実際どういうことなのよ?的な興味で読み進めたが、期待したほどの結末ではなかった。三作とも一人称語りだか、個人的には若干読みづらい。 ミステリーというよりも純文学的なウリの方がしっくりくる。
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うーん、ほとんどどんでん返し感は感じない作品でした。一人称視点で語られている人物が誰なのかわざとぼかした書き方が売りなんでしょうけど、それもあまり以意外ではないところに落ちてしまうし、全体としてはとても素直な展開に感じました。ミステリー感はあまりなくて、どちらかと言うとホラーの雰...
うーん、ほとんどどんでん返し感は感じない作品でした。一人称視点で語られている人物が誰なのかわざとぼかした書き方が売りなんでしょうけど、それもあまり以意外ではないところに落ちてしまうし、全体としてはとても素直な展開に感じました。ミステリー感はあまりなくて、どちらかと言うとホラーの雰囲気のが強いかな。
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著者のデビュー作。 雰囲気の作り方の上手い新人だ、というのが第一印象だった。しかし、評価に迷うところもあって、イマイチ判断が出来ないでいる……。 ※つまらないというわけではない。念のため。
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