下鴨アンティーク 祖母の恋文 の商品レビュー
安定の心地よさ。 慧ちゃん、自覚してきたな、いろいろと。 京ことばがほんとかわいい。 古典のエッセンスが入っているのが、楽しい。
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京都を舞台とした、いわくつきの着物の管理をする高校生の鹿乃と、その兄・良鷹、大学教授の幼い頃からの同居人・慧、そしてその友人や、ヒロインの祖母などが絡む人情譚、3巻目。 残された着物に宿る、消えない思い。時を超えて明らかになるその思いはどこにあるのか… ホンワカする物語だけではな...
京都を舞台とした、いわくつきの着物の管理をする高校生の鹿乃と、その兄・良鷹、大学教授の幼い頃からの同居人・慧、そしてその友人や、ヒロインの祖母などが絡む人情譚、3巻目。 残された着物に宿る、消えない思い。時を超えて明らかになるその思いはどこにあるのか… ホンワカする物語だけではななく、ほろ苦かったり、やるせなかったり…人情譚という言葉がぴったりのお気にりのシリーズ。 ヒロインの成長とともに、戸惑う兄&慧の反応が良いです。 特に子供として見ることが難しくなってきた慧の混乱ぶりがクスっと笑えます。 とはいえ、物語は着物の問題を軸にした登場人物達の人間関係が織りなす情緒あふれる物語なので、恋愛の歩みの遅さはご容赦くださいませ。 あらすじなど下記 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4929.html
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物語は真っ直ぐには展開してはくれない。 蔵の着物の謎解きを軸にして 物語は末広がりに紡がれ始め 野々宮家の兄妹や慧に繋がる人たちが 紡がれた羅紗の綾模様のように現れては消える。 作者はどこまでの広がりを この物語に用意しているのだろうか。 心地よさに読み続けてきた物語の色合い...
物語は真っ直ぐには展開してはくれない。 蔵の着物の謎解きを軸にして 物語は末広がりに紡がれ始め 野々宮家の兄妹や慧に繋がる人たちが 紡がれた羅紗の綾模様のように現れては消える。 作者はどこまでの広がりを この物語に用意しているのだろうか。 心地よさに読み続けてきた物語の色合いが 玉虫の羽のように 光と影の中で変化してゆく。 深い。底知れぬ深さに 今さらながらに身震いがとまらない。 話は変わるが。 野々宮家で3人が交代で作る夕食が興味深い。 季節の野菜の彩りだけでなく その下処理や 調理法まで 食べることへの敬意と造詣を 感じさせる。間違いなく美味しいだろう。 下鴨アンティークを読み続ける 私の もう一つの楽しみである。
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いわくつき着物のミステリー第3弾。 今回も面白かった。 今回は、鹿乃がちょっとただけお兄ちゃん達離れをしたかな。まぁ、すんなりとは離れて行かないお兄ちゃん達だけど。 おふじさんのツンデレも相変わらずの愛おしさ。 慧ちゃんの出番が少なかったけど、お菓子の家とか作っちゃうあたりかなり...
いわくつき着物のミステリー第3弾。 今回も面白かった。 今回は、鹿乃がちょっとただけお兄ちゃん達離れをしたかな。まぁ、すんなりとは離れて行かないお兄ちゃん達だけど。 おふじさんのツンデレも相変わらずの愛おしさ。 慧ちゃんの出番が少なかったけど、お菓子の家とか作っちゃうあたりかなりの甘々っぷりで本領発揮。 良鷹が主役のお話は今までにない哀しさ。いわく付きの着物だけあって毎回哀しみは付いてくるのだけど、今回のは計り知れない。最後には良鷹の手によってちょっぴり救われたけど、読後にダメージが残る。 最後のイラストはなんで載せたんだろう。表紙と扉絵が凄くいい分やめてほしかったなぁ。肝心の着物の柄がちゃんと描かれていないのが残念。 それにしても1年に3冊。シリーズものでこのペースはありがたい。どんどん読みたい。
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積ん読からようやく。 読み始めるとサクサク読めるんだけどな。好きな本は積ん読にしておくのも好きなんだよな(笑) 憧れの京都、アンティークな着物、ミステリーはやっぱり好き。 この人間模様も好き。どうなるんだろ。 続きも出たら買うぞ。
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安心して今回も読めた。 慧の出番が少なかったけど、良かった。 このシリーズはほっこりするし、京都に行きたくなるし良い本。
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恋文?と思ったら安定のツンデレおふじさんで安心(笑) 美人で有名だったとかの彼女に似ているんだから、かなりの美少女のはずの鹿乃ちゃんに自覚がないのは、祖母とこの兄とこの慧ちゃんに育てられたからだと思われます。浮世離れし過ぎているのが巻を追うごとにはっきりしてくるという。 今回は、初めて自分だけで(友達は巻き込んだけど)蔵の着物を解決した鹿乃ちゃんと、自分の過去と向き合ってきた慧ちゃんと、実はセンチメンタリストだった良隆それぞれのお話ですね。それも、どれも、今までの平穏から壊れつつある。 今のままではいられない、という緊張感を感じます。 真帆ちゃん、ごめんだけど、良隆お兄ちゃん頼むよ。(笑)
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3話目の『山滴る』では、何やら慧の生い立ちに曰くがありそうなので今後の展開が気になるところです。それに一見優しげな春野のどこに鹿乃が怖いと感じるのか、それも気になります。4話目の『真夜中のカンパニュラ』は今までの鹿乃の着物関係の謎解きとはテイストが違って新鮮でした。後味の悪いもの...
3話目の『山滴る』では、何やら慧の生い立ちに曰くがありそうなので今後の展開が気になるところです。それに一見優しげな春野のどこに鹿乃が怖いと感じるのか、それも気になります。4話目の『真夜中のカンパニュラ』は今までの鹿乃の着物関係の謎解きとはテイストが違って新鮮でした。後味の悪いものではありましたが。また、最後の方に付いている人物イラストが、私にはイメージが程遠く違っていて残念。表紙や扉絵のようなイラストだけで充分。
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