タスキメシ の商品レビュー
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課題図書だけど~眞家春馬は一つ上で陸上部の先輩でもある兄・走馬に苛々する。2年の秋にペースを間違えて大失速し,最下位で襷を渡した兄が常勝高の上を行って先に繋いだが,膝の剥離骨折でリハビリから料理研究部に出入りするようになり,苦手な野菜を上手に調理してくれるようになったからだ。陸上を諦めたのは自分の所為ではないか。同期で,料理の師である都の幼馴染みの助川も悩んでいる様子だ。都は望まれず生まれ,両親の不和が近くに住む助川の畑の野菜を調理して返すことから料理に興味を持った。走馬も陸上を諦め,農大で管理栄養士の資格を取りたいと考え始めた。弟に追い抜かれるのは嫌だし,また故障するのも嫌だ。弟の偏食を退治し,故障に強い身体にしよう。助川に,もう要らないと言われた日,都に本心を語っているのを春馬は教卓の下で聞いていた。3年の一部が引退した秋の県大会,第一走者の春馬は強豪を抑えて一番で襷を渡し,助川がリードを広げて優勝し,走馬に悔しかったらもう一度と煽り立てた。大学四年間,長距離を続けたが,箱根駅伝のメンバー入りは出来ず,2区の給水係を務めて併走し,助川・春馬・ライバルだった藤宮を見送った~部活ってそんなに素晴らしいかい・何が言いたかったの・この課題図書?? 最近・部活継続のための料理本を見かけるなぁ
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登場人物の関係性が面白い。 たった一人の少年が、陸上を続けるかどうかがそれぞれの登場人物の将来に関わってくるという複雑なようで単純なストーリー。 スポーツを人生と同じような感覚でやっている人達にとって、怪我をするというのがこんなに重大なことになるのか、と改めて思った。 今度から、...
登場人物の関係性が面白い。 たった一人の少年が、陸上を続けるかどうかがそれぞれの登場人物の将来に関わってくるという複雑なようで単純なストーリー。 スポーツを人生と同じような感覚でやっている人達にとって、怪我をするというのがこんなに重大なことになるのか、と改めて思った。 今度から、ニューイヤー駅伝や箱根駅伝を見るとき、走っている選手よりも、そこを目指しながら叶わなかった人達のことを思ってしまうんだろうな。
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読んでるうちに、走るの苦手だけど、走り出したくなりました。同じスポーツをしてる兄弟間にあるちょっと複雑な心情は、わかるなぁ〜と共感しました。爽やかな青春小説、よかったです。
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「風が強く吹いている」のようなスポーツ(駅伝)小説を期待すると、期待外れになると思いますが、題の通り タスキ=陸上競技の長距離 メシ=料理 の小説 若者の心もうまく表現できている部分もあり、いい小説です。 最後の数ページはちょっとうるうる。
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最高でした。額賀さん3作読んできましたが一番好きです。 文芸作品に不釣り合いな言葉で言えば、萌えました。 年子の兄弟、プレッシャー、頑なな友情、傷を舐め合う関係、潔いフリの足掻き…そんな負の関係や感情も全て爽やかな感動にしてしまう筆力。感無量です。 駅伝と料理を組み合わせた斬新さ...
最高でした。額賀さん3作読んできましたが一番好きです。 文芸作品に不釣り合いな言葉で言えば、萌えました。 年子の兄弟、プレッシャー、頑なな友情、傷を舐め合う関係、潔いフリの足掻き…そんな負の関係や感情も全て爽やかな感動にしてしまう筆力。感無量です。 駅伝と料理を組み合わせた斬新さも良かった。 多くの運動選手がままならない理由で引退していく。その挫折はきっとその後の人生で大きな糧になると思う。 この愛すべき登場人物たちが、それぞれの道を歩む姿をずっと見つめていたかったです。 早馬大好きだ。傑作。
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兄弟、駅伝、料理の話。 兄弟っていつまでも兄弟なのですねぇ。兄は弟の前を走り、弟は兄の背中を追いかける。追いかけてきた弟が、もう、すぐ後にきていたら兄としては複雑でしょうね。 故障した兄はひょんなことから料理に興味を持ち、偏食の弟のために料理を習います。料理を教えてくれるのは同級生の女の子。その女の子も事情を抱えているのですが、それは徐々に明かされます。 兄にはずっと走っていて欲しいと思う弟と、足の故障を抱えて走ることの不安と弟に負けてしまうかもしれないという怖れから陸上を辞めようと思う兄。 兄弟の他に同じ陸上部のライバルも登場します。そしてそのライバルは料理の女の子とは幼馴染です。 箱根駅伝のシーンと過去の回想シーンが交互にきて、ちょっとめまぐるしい印象はありますが、兄弟の葛藤や走ることへの情熱等、青春を大いに感じさせてくれる話でした。 そして出てくる料理の美味しそうなこと、身体は食べ物から作られていくのだなぁと思いました。食事を疎かにしてはいけませんね^^;
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陸上を続ける兄弟を中心に話は展開する。 兄弟で同じことをするというのはなかなか大変なこと。 兄弟でありながらライバル。特に上の人はいろんなプレッシャーがある。 人と人とのかかわりの中で傷つくことも多いけれど、救われていくことも少なくない。 この先、この人間関係がどうなっていくんだ...
陸上を続ける兄弟を中心に話は展開する。 兄弟で同じことをするというのはなかなか大変なこと。 兄弟でありながらライバル。特に上の人はいろんなプレッシャーがある。 人と人とのかかわりの中で傷つくことも多いけれど、救われていくことも少なくない。 この先、この人間関係がどうなっていくんだろう?と思えるのがまだ素敵だと思う。
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膝の故障で、走る事から離れかけている陸上長距離ランナーの眞家早馬と、料理研究部でひとり料理を作る井坂都。 早馬の弟で、兄以上の才能を発揮しつつある、眞家春馬。都の幼馴染で、眞家兄弟のチームメイトの助川亮介。 高校時代を中心に、4人それぞれの小中学生時代〜大学生時代、陸上と料理を行...
膝の故障で、走る事から離れかけている陸上長距離ランナーの眞家早馬と、料理研究部でひとり料理を作る井坂都。 早馬の弟で、兄以上の才能を発揮しつつある、眞家春馬。都の幼馴染で、眞家兄弟のチームメイトの助川亮介。 高校時代を中心に、4人それぞれの小中学生時代〜大学生時代、陸上と料理を行き来しながら進むストーリー。 額賀澪さんは、孤独な傷付いた心の種から、希望の芽吹きの喜びを捉えるのが、本当にうまい。 本作では、芽吹きのきっかけは、都の料理。 食べることは、命を頂くこと。 美味しいものを美味しいと感じられることは、生きる基本なんだということが、しみじみ感じられる。 駅伝、陸上ものといえば、『風が強く吹いている』や『一瞬の風になれ』も大傑作だけれど、これもまた傑作!
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タイトルは「タスキメシ」だけど、私の中では「メシタスキ」(^o^)♪と思えるほど、飯が旨そう!(*゜Q゜*)もちろん挿入されている箱根駅伝の場面も盛り上がったけどね(゜▽゜*)(否、挿入されているのはメシのほうか?(--;))好きな世界にずっと関わって生きていけるって幸せな事だな...
タイトルは「タスキメシ」だけど、私の中では「メシタスキ」(^o^)♪と思えるほど、飯が旨そう!(*゜Q゜*)もちろん挿入されている箱根駅伝の場面も盛り上がったけどね(゜▽゜*)(否、挿入されているのはメシのほうか?(--;))好きな世界にずっと関わって生きていけるって幸せな事だな~(*´-`)
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“あきらめる勇気があったんだ。続ける恐怖なんてきっと乗り越えられる“ の辺りから、ハンカチ・ティッシュのご用意を。。
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