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タスキメシ の商品レビュー

3.7

87件のお客様レビュー

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2019/02/05

駅伝とごはん。面白い組み合わせの本でしたが、楽しめました。まあ、ちょっとくどいかなぁというところもあるけど、食べ物でカバーされた感じ。

Posted byブクログ

2018/12/12

青春小説って大団円で終わるような気がしておりましたが、額賀澪さんの本を読むと人生のままならない部分と直結した青春の輝きと痛ましさが胸をぶっ差します。そして一生懸命生きていなかった自分の若かりし日を悔恨するのでございます。 陸上一筋で生きてきた早馬が膝を故障し、宙ぶらりんな日々を料...

青春小説って大団円で終わるような気がしておりましたが、額賀澪さんの本を読むと人生のままならない部分と直結した青春の輝きと痛ましさが胸をぶっ差します。そして一生懸命生きていなかった自分の若かりし日を悔恨するのでございます。 陸上一筋で生きてきた早馬が膝を故障し、宙ぶらりんな日々を料理を作る事によって埋め、双子の弟、ライバル、友人、料理仲間をひっそりと巻き込んで懊悩する話です。さわやかなんだけれども痛い。しかも壮絶でもないし悲哀に満ちてもいない。希望のある未来を感じられるのに、目減りしていく若い時間がぴりぴりと痛いです。 そして作られる料理がとても美味しそう。陸上と料理どっちつかずと見るか、目先が変わって楽しいと見るかですかね。僕は後者でした。 カットバックして今現在と過去を描くのですが、現在がどうなっているのか期待しながら読むのはやはりワクワクします。しかし彼女の描く男女関係は淡白でしょっぱいですね。そこも好きなポイントです。

Posted byブクログ

2018/11/17

都大路を目前にしての怪我により、陸上から心が離れつつある早馬。 その彼を歯痒く思いながら踏み込めない弟の春馬とチームメートの助川。 担任の稔は早馬を、料理研究部のたった一人の部員である都に引き合わせる。 早馬が都と共に料理をする内、彼らの心境にも少しずつ変化が現れる。 駅伝と料理...

都大路を目前にしての怪我により、陸上から心が離れつつある早馬。 その彼を歯痒く思いながら踏み込めない弟の春馬とチームメートの助川。 担任の稔は早馬を、料理研究部のたった一人の部員である都に引き合わせる。 早馬が都と共に料理をする内、彼らの心境にも少しずつ変化が現れる。 駅伝と料理とを掛け合わせた青春小説。 箱根の中継中、ちらっと挟まれる部員のエピソードから目一杯妄想して話を作ったらこんな感じだろうか。 走る面子は高校時代以上に激戦で一番苦労したはずの大学時代を箱根のシーン以外割愛されている為、早馬にしても春馬にしても都にしても甘っちょろい高校生のちょっとした反抗期といった印象。 登場人物を増やし過ぎて、さらに駅伝と料理も部活メシではない為上手く絡み切っておらず、また視点や時代もしょっちゅう飛ぶので話が散漫になってしまった気がする。 そもそも藤宮までがっつり絡ませてくる必要はあったんだろうか。稔なんてただのお節介教師にしかなっていないし。 ラストも想像通りで読み易いけれど大きな感動はなかった。 陸上長距離も駅伝も料理も個人的には大好きだけれど、掛け合わせても極上の美味、とはならず色々惜しい。残念。

Posted byブクログ

2018/11/10

長距離ランナーだったが故障により引退し弟の食生活を支えようとする兄・早馬、兄に勝ちたいと願いつつも叶うことなく兄のいない長距離を続ける春馬、家庭不和が根源にあり調理実習室で一人で食事を作る女生徒の都(みやこ)の三人と、都の幼馴染で陸上部の助川による、スポーツ&料理男子小説。 幼少...

長距離ランナーだったが故障により引退し弟の食生活を支えようとする兄・早馬、兄に勝ちたいと願いつつも叶うことなく兄のいない長距離を続ける春馬、家庭不和が根源にあり調理実習室で一人で食事を作る女生徒の都(みやこ)の三人と、都の幼馴染で陸上部の助川による、スポーツ&料理男子小説。 幼少期・高校時代・現在(大学生・箱根駅伝)が行ったり来たりしながら話が進むので、多少分かりづらい部分はあるが、全体として読みやすい作品。 挫折、後悔、憧れなど色々な思いがない混ぜになった苦悩が書かれており、青春小説の佳作と言える。 額賀作品に共通するが、キャラクターがストイックすぎて煩悩がないのがなぁ…

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2018/10/10

膝を故障し陸上から離れ一人きりの料理研究部員女子に料理を習い始める兄と、陸上部員で偏食の弟。生きる事に直結しているような食べる事が印象的。両親の不仲で可哀想がられたくないという小六の頃の都の頑なで強い気持ちに入り込み切れなかった。旬のものを使っていそうな然り気無い料理の数々と兄弟...

膝を故障し陸上から離れ一人きりの料理研究部員女子に料理を習い始める兄と、陸上部員で偏食の弟。生きる事に直結しているような食べる事が印象的。両親の不仲で可哀想がられたくないという小六の頃の都の頑なで強い気持ちに入り込み切れなかった。旬のものを使っていそうな然り気無い料理の数々と兄弟の関係が良かった。

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2018/02/28

挫折から始まるっていうのがとても良かった。諦めたくて諦めきれなくて、自分に嘘をついている早馬を救ってくれたのは料理でもありそれを食べてくれる春馬だし、向き合うことを教えてくれたのは周りにいる友人たちだったんだろうな。こんなにもたくさんの人の思いを受けているのに気づかない早馬は鈍感...

挫折から始まるっていうのがとても良かった。諦めたくて諦めきれなくて、自分に嘘をついている早馬を救ってくれたのは料理でもありそれを食べてくれる春馬だし、向き合うことを教えてくれたのは周りにいる友人たちだったんだろうな。こんなにもたくさんの人の思いを受けているのに気づかない早馬は鈍感だけどそこが良かったです。 先生の言葉もすごく響きました。何を選択していくかは自由だけど、その選び方を間違えないように、どんな結果であれ後悔のないように選んでいきたいと思いました。

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2017/10/07

永遠のライバル兄と弟。 兄側の思いも弟側の思いも、納得。 そういうものよね。近くて遠い。 そして共に走る仲間。 さらに、恋愛では無い男女の友情。 思っていたよりずっと、厚みのある内容だった。 駅伝にかける青春に、料理が絡まるところは意外。 蛇足なのでは?と思ったりもしたけれど...

永遠のライバル兄と弟。 兄側の思いも弟側の思いも、納得。 そういうものよね。近くて遠い。 そして共に走る仲間。 さらに、恋愛では無い男女の友情。 思っていたよりずっと、厚みのある内容だった。 駅伝にかける青春に、料理が絡まるところは意外。 蛇足なのでは?と思ったりもしたけれど、 食とスポーツは切り離せないもの。 作る側も食べる側も、料理にはまっていく様が、なんともわくわくしてしまう。 本人よりも周りに必要とされる存在って素敵だ。 そして、本人も全てを理解した上で貫く意地というか衝動。 ラストシーンは感動的だ。

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2017/10/04

ランものも小説は好き。シンプルだからかな。 走ることと食べること。シンプルで良いところが、ちょっとごちゃっとしていて読みにくかったかな。 2017/8/31読了

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2017/06/27

額賀澪さんの作品は全部読んでるつもりでいましたが、これだけ抜けてました。 スポーツや料理を題材にした作品は珍しくないけど、その2つを組み合わせた小説は珍しいかも。 何かもっとシンプルに「料理のパワー」にフォーカスしても良かったんじゃないかと思いました。 少し時系列も飛び飛びで、...

額賀澪さんの作品は全部読んでるつもりでいましたが、これだけ抜けてました。 スポーツや料理を題材にした作品は珍しくないけど、その2つを組み合わせた小説は珍しいかも。 何かもっとシンプルに「料理のパワー」にフォーカスしても良かったんじゃないかと思いました。 少し時系列も飛び飛びで、不完全燃焼なカンジは否めません。 でも料理するシーンは好きでした。 実際にこの本読んでたとある日の夜ご飯に鯵のなめろう作りましたし笑

Posted byブクログ

2017/05/24

年子の兄弟はライバル心が強いのかしら。 担任の先生が兄を陸上に向かわそうとするのではなく、前を向かそうとするのがいい。

Posted byブクログ