タスキメシ の商品レビュー
有望な長距離選手なのに右膝を故障してしまい、リハビリ中の高校生・早馬。担任の計らいでたった一人の料理部部員・都に出会い、穴を埋めるように料理に没頭していく。 早馬や弟、親友、都それぞれの苦悩や葛藤が切なく胸が苦しくなる。しっかりしてそうでどこか脆さを感じさせる早馬だったけど、少し...
有望な長距離選手なのに右膝を故障してしまい、リハビリ中の高校生・早馬。担任の計らいでたった一人の料理部部員・都に出会い、穴を埋めるように料理に没頭していく。 早馬や弟、親友、都それぞれの苦悩や葛藤が切なく胸が苦しくなる。しっかりしてそうでどこか脆さを感じさせる早馬だったけど、少しずつ駅伝や自分の状況と向き合い、最後は力強さが感じられ、とても爽やかな読後感。
Posted by
箱根駅伝に選ばれる選手は一握り。 走るっていろんな支えがあって、でも孤独で、そんな思いの上でそれでも駅伝の襷を繋ぐ使命の重みを味わう権利をみんな求めるんですね。 その裏にそんな栄誉を知らないまま走りを終える沢山の仲間もいる。スポーツの世界はみんなそうだとは思いますが厳しいです。 ...
箱根駅伝に選ばれる選手は一握り。 走るっていろんな支えがあって、でも孤独で、そんな思いの上でそれでも駅伝の襷を繋ぐ使命の重みを味わう権利をみんな求めるんですね。 その裏にそんな栄誉を知らないまま走りを終える沢山の仲間もいる。スポーツの世界はみんなそうだとは思いますが厳しいです。 私は早馬も春馬も幸せな生き方だと思うので胸を張れ!と声をかけたいです。
Posted by
大けがで療養中の陸上選手を中心に、その同級生や弟達を奮闘を描いた青春スポーツ小説。駅伝には全く興味のない俺でも120%楽しめました。ただ、個人的にはちょっと残念な結末だったので★一つ減点。
Posted by
序盤は、陸上を諦めた男子高校生が料理に向かう流れが『放課後の厨房男子』まんまで、あれれ?と思いながら読んでいた でもこちらは同じく陸上に勤しむ弟や先生(大人)、いわく大有りな女子、彼を惜しむ友人を配することで人間ドラマとして厚み深みが出て、ライトノベル・新文芸とは一線を画している...
序盤は、陸上を諦めた男子高校生が料理に向かう流れが『放課後の厨房男子』まんまで、あれれ?と思いながら読んでいた でもこちらは同じく陸上に勤しむ弟や先生(大人)、いわく大有りな女子、彼を惜しむ友人を配することで人間ドラマとして厚み深みが出て、ライトノベル・新文芸とは一線を画しているように思う(もちろん『放課後の~』も全く違った面白味がある) この正月はその箱根駅伝に、応援に行きました。布陣はゴール少し手前だし、自分のところは繰り上げで走ってるのに、応援団は「打倒!青山!」と声を枯らすわけです。そういう胸アツな記憶がまだ新しいうちに、読めて良かったです。
Posted by
読み始め駅伝なので、風が強くふいている、を思い出していたんだけれど、またちょっと違っていいんだな、これが。お料理おいしそうです。
Posted by
駅伝と、料理の話が一緒になった感じ。駅伝と言っても、膝を故障し走れなくなった兄・早馬が主人公。弟・春馬がどんどん速くなり、いつ抜かされるかと思っていた頃の故障。陸上の世界に戻るか戻らないか。走りたいけど、走るのが怖い。そんな早馬の葛藤が、苦しく、切なかった。あと、都の料理がとても...
駅伝と、料理の話が一緒になった感じ。駅伝と言っても、膝を故障し走れなくなった兄・早馬が主人公。弟・春馬がどんどん速くなり、いつ抜かされるかと思っていた頃の故障。陸上の世界に戻るか戻らないか。走りたいけど、走るのが怖い。そんな早馬の葛藤が、苦しく、切なかった。あと、都の料理がとても美味しそうだった。
Posted by
駅伝の話で感動物語で良かったんだけど、時系列の替え方が洗練されてず素人っぽくて残念でした。 そんな『技』を試さず、普通に分かりやすく書いてくれた方が純粋に感動したのに!
Posted by
駅伝と料理。こんな組み合わせをよく考えたな。読みやすくおもしろかった。でもラストの先が気になる。 2016.1.21
Posted by
都の料理が食べたい。駅伝と料理。面白かった、一気読み。ちゃんと走れ。諦める勇気があったんだ。続ける恐怖なんて、きっと乗り越えられるんだ。
Posted by
高校生の陸上部,駅伝という舞台を軸に故障した兄の想いや,弟の願い,また友人の拘りに正しく青春の輝きがある.これに料理研究部の都が絡み少し事情は複雑になるが,真家早馬の誠実な人柄に癒されて,最後ホッとしました.
Posted by