1,800円以上の注文で送料無料

タスキメシ の商品レビュー

3.7

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/04/09

表紙に躍動感を感じたけど、内容は結構ネガティブだったかも。高校陸上長距離部の兄弟、早馬と春馬。兄早馬は県駅伝で素晴らしい走りをするが膝を故障する。リハビリをしながら復活に向けて葛藤しながらも、料理研究部の都と料理に没頭。進路のこと、弟春馬のことに揺れ動く早馬の心理を交えながら、幼...

表紙に躍動感を感じたけど、内容は結構ネガティブだったかも。高校陸上長距離部の兄弟、早馬と春馬。兄早馬は県駅伝で素晴らしい走りをするが膝を故障する。リハビリをしながら復活に向けて葛藤しながらも、料理研究部の都と料理に没頭。進路のこと、弟春馬のことに揺れ動く早馬の心理を交えながら、幼少時代のこと、高校生のころ、箱根駅伝のレース中のことを様々な視点で展開して描かれる。結局、陸上選手としては大成しなかった早馬だったが、最後に箱根駅伝で果たした役割に感動した。爽やか青春小説という感じはしなかったがよかったと思う。

Posted byブクログ

2020/04/02

話の流れが最後まで読めなくて、ほぼ最後になるまで何が言いたいのかわからなかった…ちと残念。競歩王が面白かっただけに。

Posted byブクログ

2020/03/13

駅伝小説に料理が出てくる。ただこの小説の本質は苦悩や喪失を抱えた男女が、いかにして壁を乗り越えていくか、そしてなにをつかみとっていくのか、その自分自身との葛藤を内面から描いていく小説だ。 長距離選手として期待されていた高3の眞家早馬。大会で右膝の骨折という大怪我を負い、リハビ...

駅伝小説に料理が出てくる。ただこの小説の本質は苦悩や喪失を抱えた男女が、いかにして壁を乗り越えていくか、そしてなにをつかみとっていくのか、その自分自身との葛藤を内面から描いていく小説だ。 長距離選手として期待されていた高3の眞家早馬。大会で右膝の骨折という大怪我を負い、リハビリ中に調理実習部の井坂都と出会ったことをきっかけに料理を追求し始める。 ただ同じ陸上部の弟春馬、陸上部部長の親友助川、ライバル校の藤宮らは早馬の陸上部復帰を待ち続ける。ただ早馬は完全に陸上からの引退を決意する。という大きな流れの中で、早馬と都、そして早馬と春馬の料理や食事に関するシーンが挟み込まれていく。 各キャラが立っており生き生きとした若者たちが描かれていく。しかし根底に流れるのは登場人物それぞれが抱える苦悩、葛藤、決断に至るまでの心情である。眞家早馬の骨折という現実に対して、それぞれの思いがぶつかり合う。そこがこの小説の一番の魅力なのだと思う。 その中でも都の存在が重い。重過ぎる。そこまでのキャラを作らなくてもいいのではないかとも思う。 そして理由は分からないが、全体的になぜか読みにくいまま進んでいく。それは場面転換の多さなのか、料理の美味しさが伝わらないからなのか、苦悩と葛藤の応酬にページをめくる手が遅くなってしまうのか。 でも若者たちが壁を乗り越えて成長していく姿はやっぱり素晴らしい。続編も楽しみだ。

Posted byブクログ

2020/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新感覚駅伝小説! 一見、ガサツで無神経な都。本当は思いやりがあり、寂しさを抱えている女の子。間違いなくこの物語のキーマンで、ある意味都を中心に回っている。 早馬が大学に入学してから陸上に復帰することも意外だったが、都と早馬が恋人同士にならないのはもっと意外だった。 既刊の続編を早く読みたいです。

Posted byブクログ

2020/03/03

陸上、料理、人間模様。 どれかに比重が偏ってないところが強味でも弱味でもあるかな。 ★5つにしても良いくらい楽しく読みました。 が、額賀作品に対する期待値が上がってきてる今の気持ちの備忘録として、今回は4つにしておきました。ごめんなさい。

Posted byブクログ

2020/02/24

男子高校生、怪我で陸上が続けられなくなったら何をする?料理を覚えて弟の競技生活を支える。これにより志望大学も絞り込めた。故障がマイナスではなく良い方向に向かいました。

Posted byブクログ

2020/01/28

文庫版の帯を柏原竜二さんが書いていたので気になって読んでみた一冊。 青春もの、という括りになるかと思うのだけど、それにしては青臭さが足りない読後感。 人物描写が浅いのか、どの登場人物もなんだか読んでいてしっくりこない。言動がちぐはぐな感じ。 キーとなる料理の描写も、食べたくなる...

文庫版の帯を柏原竜二さんが書いていたので気になって読んでみた一冊。 青春もの、という括りになるかと思うのだけど、それにしては青臭さが足りない読後感。 人物描写が浅いのか、どの登場人物もなんだか読んでいてしっくりこない。言動がちぐはぐな感じ。 キーとなる料理の描写も、食べたくなるような美味しそうな感じが伝わってこない。 いっそ駅伝とか走る場面に特化して書いた方が良かったのでは?と思った。走っている場面の臨場感は良かった。

Posted byブクログ

2020/01/23

駅伝と料理という、まさに緩急のついた2つの題材。兄の葛藤と弟の想い、友の支え、いろんなものが組み合わさって1つの料理になっている。最後に種明かしもあって伏線が回収されるのも後味が良い。

Posted byブクログ

2020/01/13

箱根駅伝に読了間に合わなかった。こういう本はイッキに読んだ方がいいのはわかっているのだが、思いのほか苦戦した。スポーツ・グルメ・青春、どれも好きな分野なのに、何故??まず、肝心の駅伝シーンは少なく、怪我をして陸上を諦めるか、続けるか、の葛藤が中心のストーリーである。そこに偏食の選...

箱根駅伝に読了間に合わなかった。こういう本はイッキに読んだ方がいいのはわかっているのだが、思いのほか苦戦した。スポーツ・グルメ・青春、どれも好きな分野なのに、何故??まず、肝心の駅伝シーンは少なく、怪我をして陸上を諦めるか、続けるか、の葛藤が中心のストーリーである。そこに偏食の選手をサポートする料理を絡めてある。4人の生徒の心情で構成されているのだが、正直ちょっと散漫な印象。登場するご飯も高校生が作るから「わあ、美味しそう!」というほどでもなく...って私、ひどいな。でも、ラストシーンはすぅっと感動。

Posted byブクログ

2019/05/11

一度諦めた夢をもう一度追いかけて、別の目標も見つけて。ご飯が美味しそうで、うちの夕飯のおかずも増えた(笑)

Posted byブクログ