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マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ の商品レビュー

4.3

652件のお客様レビュー

  1. 5つ

    254

  2. 4つ

    282

  3. 3つ

    82

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2016/03/05

【収録作品】春のキャセロール/金のお米パン/世界で一番女王なサラダ/大晦日のアドベントスープ *よくある設定、よくある題材、よくあるストーリー、そしてよくある大団円、よくある温かさなのだが。本の中に流れている時間、空間が心地よい。

Posted byブクログ

2016/02/18

都心の一等地に隠れるようにたたずむまかないカフェ、マカン・マラン。都会の生活に傷ついたお客を迎え入れるのはオカマの店主シャール。 昼間はダンス用ドレスのオーダー店だが、夜は常連客に身も心も癒す夜食を出してくれるカフェに代わる。偶然このカフェを訪れることになった客の心の疲労を癒して...

都心の一等地に隠れるようにたたずむまかないカフェ、マカン・マラン。都会の生活に傷ついたお客を迎え入れるのはオカマの店主シャール。 昼間はダンス用ドレスのオーダー店だが、夜は常連客に身も心も癒す夜食を出してくれるカフェに代わる。偶然このカフェを訪れることになった客の心の疲労を癒してくれるシャールと仲間たちの連作。 食を中心に現代人の疲弊した心を癒してくれるという設定は、最近多い(ランチのアッコちゃんとか)。店主がオカマ(ドラァグクイーンというらしい)というのは、なんだかずるい、面白いんだけど…。 最後まで気になったのは、なんでこんなにルビが多いんだろう。改札口とか貧血とか空腹・演奏etc。なんか、読者馬鹿にしてない?気になりだしたら、メチャクチャ気になってしまった。何か意図するところがあるのでしょうか?

Posted byブクログ

2016/02/16

美味しそうな料理が出てくる話というよりは、素敵なおかま(ドラァグクイーン)が出てくる話でした。ほっこり癒されました。シャールさんのことをもっと知りたいから続編を書いて欲しいです。

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2016/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んで良かった。嬉しい驚き。「快晴フライング」のシャールさんのお話が読めること。どの物語もホロッと泣いたのだけど、やっぱり最後のお話で、久々の嗚咽。もうね。思い出すだけでね。目頭がおかしいんですよ。短編集だったけど、楽しく読めた。

Posted byブクログ

2016/02/11

連作短編4編 何かしら心に傷を持つ人々に寄り添うような料理の数々,美味しそうでため息が出ました.インパクトのあるドラッァグクイーン,シャールの夜だけの賄いカフェに訪れる人々とのふれあいが,最後のアドベントスープに溶けていく素敵な物語.

Posted byブクログ

2016/01/30

1話目なんかあんまり好きじゃない感じなんだけど、ときどきいいこと言ってる。2話目の金のお米パンが好きかな。さいごはちょっとかなしい感じでした。

Posted byブクログ

2016/01/26

初古内作品。 こなしているだけの日常にちょっとしたスパイス。 食は疎かにしていないけれど、心と体のバランスがうまく取れるような、ちょっとした工夫ができるようになれたらいいな。 多分。いまちょっと足りていない心の余裕を持てることが先決かな。

Posted byブクログ

2016/01/16

夜だけ開店する夜食カフェ「マカン・マラン」が舞台の4編の連作短編集。 自分の境遇とリンクして胸が痛くなるところもあるけど、カフェを訪れる客と同じようにどんどん心が軽くなって、ささくれだった気持ちが柔らかくなっていく気がする。 美味しい食事と会話でお腹も心も満たしてくれる素敵な場所...

夜だけ開店する夜食カフェ「マカン・マラン」が舞台の4編の連作短編集。 自分の境遇とリンクして胸が痛くなるところもあるけど、カフェを訪れる客と同じようにどんどん心が軽くなって、ささくれだった気持ちが柔らかくなっていく気がする。 美味しい食事と会話でお腹も心も満たしてくれる素敵な場所。胸に響く言葉がたくさん。これからもあり続けてほしい。

Posted byブクログ

2016/01/14

夜中に開く夜食カフェ。オカマの店主と店に来る客達の話し。パターンだけど楽しめた。 2016.1.14

Posted byブクログ

2016/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

インドネシア語で「マカン」は夜、「マラン」は食事。即ち夜食のことである。 最近はやってる「夜間にひっそり営業しているカフェでの人間模様を描いた物語」の系譜に属する短編集なんだろうなぁ。実は俺、その手の小説を読むのが今回初めてだったので、マンネリ感やどっかでみた感はなく、結構楽しめた。 経営者をドラッグクイーン、色ものっぽいのかと思いきや決してそうではなく、ジェンダーの問題や性差による職場の問題含めて、エエキャラ設定になっている。ほんで肝心の飲食シーンが、結構美味そうに書けていてなかなか良いなぁ。 山でのスタミナ不足から、ジョギングやクライミングを始めたことで、生活が色々変わりだした。年齢のせいもあるんだろうけど、食事の趣向も随分変わった。野菜が美味いとか出汁がきちんとしていると味の深さが違うとか、そういうことも最近分かってきた。 美味しい食事にありつく一番の秘訣は、一番に美味しくものを食べる体になること、その次に身体が本当に求めているものを食べること。美味しい店を探すより、その方が絶対効果的だと思う。 食べログで星の多い店を食べ歩く時間を減らして、その分、今身体は何を欲しているか?今が旬の食材にそれがないか?その食材をどう調理すれば美味しく食べられるか? そういうことを調べて工夫する時間にすることが、本当に充実した食生活への正規ルートで、人生の充実へのメジャールートだと、この本にはそういうことがしっかりと書いてある

Posted byブクログ