ヒア・カムズ・ザ・サン の商品レビュー

有川浩(著者)

2023/07/26

2つの話。登場人物や設定はほぼ同じなのに、ここまで違う話になるんだなあって。私は父親目線で読んでいました。家族を捨ててまで海外にはいかないけど、家族と仕事とプライドと、ちょっとずつ共感できてしまいました。

2023/07/06

　有川浩は文章が上手い。美文や名文と云う訳ではないが、洗練された、リーダビリティに優れた文章だと思う。端的に表現するならば"濃やかさ"とでも云おうか。

　多分、多くの人がそのことを殊更意識することなく、然し読むことに一切のストレスを感じずに物語に没入出来る筈だ。凄さを感じさせないのが一番凄いところなのである。

　正直、有川浩作品は恋愛小説色が強過ぎてあまり得意ではないのだが、語彙や表記、表現のレベルでは唸らされることも多々ある。本作もそんな作品の一つであった。

2022/05/25

同じ登場人物の、同じあらすじの全く趣が違う二つの物語。読み終わった後の後味の良さ。親子の愛情と恋人への愛情。全てが心地よく、おすすめできる作品。

2022/03/19

7行のあらすじが先にあって、そこから書いていく2つの物語っていう設定はすごく面白かった。
個人的には1本目が好み。
ただ、有川浩さんへの期待度が高すぎるせいか、長編に読み慣れているせいか、少し物足りなさを感じた。

2022/01/26

よかった。

けど、もう少し長く掘り下げて欲しかったかな。

すごく好きな世界観だっただけに、もう少し長くそこに居させて欲しかった。
あっさり読み切ってしまって、ちょっと残念。

2021/06/14

文字や物を通じて感情に触れる。生きづらくなる、あるいは、生きてゆくための杖となる。人と異なることをうまく受け入れ、自然な歩幅で進んでゆく軽やかさ。

2021/02/11

7行のあらすじから生まれた二筋の作品。
久しぶりに読んだけど、やっぱり有川浩さん流石です！
個人的には2本目のpalalellの方が好き。
嘘で誇張ばかりの父親の描写が見事だし、それでも愛するカオルの心情が慎ましい。
久しぶりに読んだ作品がこの作品で良かったです。
ありがとうございます、有川浩さん。

2020/07/30

20.7.29~20.7.30
7行のあらすじから
ヒア・カムズ・ザ・サン
ヒア・カムズ・ザ・サンParallel

2020/07/03

7行の文章から全く違う2つの物語が生まれる。その事実にも感動しましたし、不器用ながらに、人物のそれぞれが家族や友達を想っている姿が、心を癒してくれました。

2019/05/03

泣きました。
自分の子供たちのことを思って、泣いてしまいました。
自分の親のことを思って、泣いてしまいました。