書店主フィクリーのものがたり の商品レビュー
本という手法を通して語られるストーリーの素晴らしさを改めて思い知る。 伏線、ちゃんと役割を果たす小道具たち、芸術に対するオマージュ、そして何より愛すべき登場人物たち。 この作家は極上のストーリーテラーだ。 他の作品も読んでみよう。
Posted by
原作からなのか、翻訳のためか、分かりづらい文の展開がいくつかあった。人生の転換と儚さが描かれていた。
Posted by
最初は主人公があまり好きじゃなかったけど、マヤが来てから人と関わるようになって穏やかになっていく姿が微笑ましい。 各章の冒頭にあるフィクリーのコメントも楽しい。 読んでない本が多かったなー。 知ってたら面白いと思う。
Posted by
暖かくていい話。 少し作り物めいて感じるかも。 出来過ぎな感じというか。 でも軽く読めるし読後感もいいし、こういうのもいいよね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この小説に出てくるような本は、ほとんどわからないので作者名から想像したりしてました 知ってる日本の作家さんが出てくるんだったら 面白かっただろうな 死んじゃう人多めだったけど(^^;; ミステリー仕立ての謎もあってテンポ良く読めました
Posted by
図書館で本を探していると目につくのは「本屋」「図書館」「司書」などの本にまつわるワードがタイトルに含まれてたりする作品なんですが、見つけるとついつい手を伸ばしてみたくなりますよね。もうこれは猫じゃらし的誘引効果で本好きの本能をくすぐったりされるんですよね。って皆に同意を求めながら...
図書館で本を探していると目につくのは「本屋」「図書館」「司書」などの本にまつわるワードがタイトルに含まれてたりする作品なんですが、見つけるとついつい手を伸ばしてみたくなりますよね。もうこれは猫じゃらし的誘引効果で本好きの本能をくすぐったりされるんですよね。って皆に同意を求めながらも手に取ってしまったのがこの作品でした。(本当は解錠師ってタイトル探していたんですけど見つからなくって・・・テヘペロ) 本を開くとウィットに富んだアメリカンユーモアが溢れていて幼い頃に見たアメリカのホームドラマを思いだしました。人前で臆するとこなく意見を述べたり、いちいち理屈っぽいところが日本人の感覚とはちょっと違っているけど、観衆の笑い声が入っていて、ここが笑いどころなんだと学習したあの感じが蘇ってきました。ギャグが解るようになると観衆と一緒になって、拍手したり大声でAhahaって笑えるようになってくつろいでたんです。 あらすじは、 島にたった1軒の本屋さんを経営するA・J・フィクリーは妻を亡くして偏屈になっているところから始まります。お客さんも変わった人が出入りしてるようで、本を値引きしろだとか、薦められて買った本の内容があまりにも涙を誘い眠れなかったので返品するだとか。うぁークレイマーだぁってストレス溜まりそうになるんですが流石は偏屈なアメリカン、確固たる信念で客を追出したり、返品に応じたりでスマートでした。 希少価値のある本を盗まれて以来、閉店後は鍵も掛けずにジョギングに出かけるA・Jが帰ってくると2歳半の女の子マヤが置き去りにされていて本好きな人に育ててもらいたいとか書置きが添えられておりマヤの里親になることを決意する。 島の人々も心配して様子をみにくるようになって交流がはじまりとても心が豊かになる作品でした。ダークで悲しいとこはふんわりとベールで覆って明るく振る舞うような表現が無骨なんですが器用じゃないところがより涙を誘うんですよね。 気に入った本しか店に置かないとゆう店主A・Jなんですが、各章のはじめに本の紹介がされていてこのレビューが皮肉たっぷりで教訓めいたものもあり面白くて楽しみになりました。 すべてが海外の傑作短編小説のタイトルになっていたり、本にまつわる仕掛けや伏線が魅力的に迫ります。私は引用された小説はサリンジャーぐらいしか知りませんでしたがグイグイ引き込まれてしまいました。他のタイトルも知ってたらさらに興味をそそられると思いますしオマージュしてるとことか見つけてアハ体験する楽しみも増えそうです。 本好きな人には堪らないと思えるようなお薦めの一冊でしたww
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読み始めた時には思ってもいなかった展開だった。 店に捨てられていた子供を引き取り 男手ひとつで育てあげ、というのは正直現実味が無いようには思う。 本と娘への愛情に溢れた柔らかいお話。
Posted by
少し久しぶりの海外文学 最初の書店主フィクリーがどうなんだろうっていうくらいの人物像でしたが… とても、優しい物語です 人はどうして本を読むのか そして、本屋のない町なんて、町ではない 図書館も、本屋も大好き 本に囲まれているのが幸せです どんどん本屋がなくなっていくけど...
少し久しぶりの海外文学 最初の書店主フィクリーがどうなんだろうっていうくらいの人物像でしたが… とても、優しい物語です 人はどうして本を読むのか そして、本屋のない町なんて、町ではない 図書館も、本屋も大好き 本に囲まれているのが幸せです どんどん本屋がなくなっていくけど、地域に愛される本屋がなくなるのはやっぱり悲しい 本が、人と人を繋げてくれる、そんなことをしっかり体験しているからこそ、本が好きだと言える この本の中で紹介されている本たち いつか読んでみようと思います たまには海外文学も良いものです
Posted by
血の繋がりさえなくても、愛があればどんな家族の形であってもいいと強く思える この本に出てくる登場人物のように沢山本を読んでその良さを誰かに伝染できるようになりたい アメリカ文学の作品の引用が多かったので、もっと勉強してから読みたい
Posted by
序盤はとても優しい雰囲気だったのだが、後半になるにつれてどんどんブラックになっていった。 物語全体から見ると切なく、感動する物語。 性的な表現が何度も出てきたことが気になった。
Posted by