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書店主フィクリーのものがたり の商品レビュー

3.8

82件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2021/02/17

本好きにはたまらない魅力にあふれた素敵な1冊だった。冒頭のアメリアとA・Jのやりとりだけで引き込まれ、天使のような少女・マヤの登場に心ときめいた。愛する妻を失ったA・Jにとっても魔法のような効果をもたらし、頑なな心を少しずつ解かしていく。語られる小さなエピソードの1つ1つが微笑ま...

本好きにはたまらない魅力にあふれた素敵な1冊だった。冒頭のアメリアとA・Jのやりとりだけで引き込まれ、天使のような少女・マヤの登場に心ときめいた。愛する妻を失ったA・Jにとっても魔法のような効果をもたらし、頑なな心を少しずつ解かしていく。語られる小さなエピソードの1つ1つが微笑ましく、紹介される本(大半が未読または初めて知った)を手に取りたいと思わされた。2016年本屋大賞翻訳部門1位は納得できる。

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2021/02/09

本好きには刺さる本ですね 意固地で無愛想な店主フィクリーが、本を通して様々な人と関わり自己成長する物語です 読み始めはただ本屋さんの温かい日常系かな〜って思いながら読み進めてたんですけど、しっかり所々にイベントがありフィクリーの心境の変化や周囲の反応が上手く描写されていました...

本好きには刺さる本ですね 意固地で無愛想な店主フィクリーが、本を通して様々な人と関わり自己成長する物語です 読み始めはただ本屋さんの温かい日常系かな〜って思いながら読み進めてたんですけど、しっかり所々にイベントがありフィクリーの心境の変化や周囲の反応が上手く描写されていました 今の時代通販ですぐに本を買え、電子書籍もあり本屋の需要が減ってきました。けれど本屋を通してでの新たな本の出会いやワクワク感はやっぱりネットでは体験できませんよね。この本を読んでよりいっそ本屋が好きになりました

Posted byブクログ

2021/01/18

「マヤ、ぼくたちは僕たちが愛しているものだ。僕たちは僕たちが愛するものそのものだ」 読み初めは「はい、はい、こうゆうかんじねー」って期待してなかったのに、めちゃくちゃよかった、、。 諦めて忘れてた頃に意外な展開が盛り込んであったり。 これが本屋大賞は頷けるー! 本好きのための...

「マヤ、ぼくたちは僕たちが愛しているものだ。僕たちは僕たちが愛するものそのものだ」 読み初めは「はい、はい、こうゆうかんじねー」って期待してなかったのに、めちゃくちゃよかった、、。 諦めて忘れてた頃に意外な展開が盛り込んであったり。 これが本屋大賞は頷けるー! 本好きのための愛おしすぎる物語。 悲しいのに読み終わった後じんわりじんわり優しさで心が暖かくなるんだなー、 やはり読書はいい。

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2020/12/06

小見出しの一つになっている、レイモンド・カーヴァーの、愛について語るとき我々の語ることを読んだことがあったんだけど、A・Jが言ってる通り、20歳の時に感じることができることと40歳の時に感じることができることは全然違うんだろうし、小説とはしかるべきタイミングで出会うべきだというこ...

小見出しの一つになっている、レイモンド・カーヴァーの、愛について語るとき我々の語ることを読んだことがあったんだけど、A・Jが言ってる通り、20歳の時に感じることができることと40歳の時に感じることができることは全然違うんだろうし、小説とはしかるべきタイミングで出会うべきだということを示唆してはずだけど、今の自分にとってしかるべきタイミングだったかどうかは正直分からなかった。 現段階ではきっと本来の意味で理解していることはあまり多くないんだけど、年を取ってからもう一度読み直したいなぁとは思った。

Posted byブクログ

2020/09/22

本を愛する、書店を愛する人たちの物語。 愛する人を失った時、癒してくれるのは何? それは人によってそれぞれですが、その一つは人との繋がり。 愛する妻を事故で失って、投げやりになっていたフィクリーが前向きに生きていくようになったのには、そんな人との出逢い、繋がりができたから。 ...

本を愛する、書店を愛する人たちの物語。 愛する人を失った時、癒してくれるのは何? それは人によってそれぞれですが、その一つは人との繋がり。 愛する妻を事故で失って、投げやりになっていたフィクリーが前向きに生きていくようになったのには、そんな人との出逢い、繋がりができたから。 そしてフィクリーにとっては、本も大きな役割を果たしていた。 「ぼくたちはひとりぼっちではないことを知るために読むんだ。ぼくたちはひとりぼっちだから読むんだ。ぼくたちは読む、そしてぼくたちはひとりぼっちではない。」 そう語るフィクリーだから。 この本を読んで、ますます本を大切にしていきたいと思った。 小さな島にあるたった1軒の書店を経営するのは、数年前に妻を交通事故で亡くしたフィクリー。妻の事故死以来、お酒に溺れることもあり、どこか投げやりな毎日を送っていた。 そんな彼がとても大切にしていた本が盗まれた。そして、数日後、彼の書店に2歳になる女の子が置き去りにされていた。名前はマヤ。母親は自ら命を絶ったので、フィクリーはマヤを育てていく決心をする。 マヤを育てていく中で、人との繋がりができてきて、フィクリーは変わっていく。

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2020/09/01

なんでかわからないけどあんまりささらなかった。 なんでなのかがわからない笑 中身もすごくいいし、登場人物として描かれてる人々もすごくよかったのになんでかよくわからない。夏休みに離れ小島の祖母の家に遊び行って暇でたまたま読んだ本みたいな なんて言っていいのかなー笑 きっと時が経って...

なんでかわからないけどあんまりささらなかった。 なんでなのかがわからない笑 中身もすごくいいし、登場人物として描かれてる人々もすごくよかったのになんでかよくわからない。夏休みに離れ小島の祖母の家に遊び行って暇でたまたま読んだ本みたいな なんて言っていいのかなー笑 きっと時が経って読めばもっと違う感じ方をしそうな気がする。 でもよくよく考えるとすごい珍しい本な気がする。 小旅行でとした気分になってる。あーーやっぱこの本すごかった笑 【ぼくたちはひとりぼっちではないことを知るために読むんだ。ぼくたちはひとりぼっちだから読むんだ。ぼくたちは読む、そしてぼくたちはひとりぼっちではない】

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2020/08/01

【2016年度本屋大賞翻訳小説部門第1位】の帯が目に留まって購入。2017年に読んだ本の中で1番かもしれない! “本屋のない町なんて、町にあらず” 登場人物の言葉に何度心打たれたか…。特に警察官のランビアーズ最高。プロットも素晴らしい。読めばわかる! 各章の1頁...

【2016年度本屋大賞翻訳小説部門第1位】の帯が目に留まって購入。2017年に読んだ本の中で1番かもしれない! “本屋のない町なんて、町にあらず” 登場人物の言葉に何度心打たれたか…。特に警察官のランビアーズ最高。プロットも素晴らしい。読めばわかる! 各章の1頁目に、主人公が興味のある本についてコメントをしているので、外国文学が好きな人は私よりも楽しめるかと!とにかく、本好きにはたまらない一冊。

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2020/07/16

最近本をきっかけに親しくなってる人がいて、本でつながるコミュニケーションってあるよなーと思いながら読了。逆に好きな人が好きな本を読んで、がっかりすることもあったりして。映画もそうかもしれません。 これはそんな本好きな人たちがたくさん登場する私の好きな世界のお話。 筆致は落ち着い...

最近本をきっかけに親しくなってる人がいて、本でつながるコミュニケーションってあるよなーと思いながら読了。逆に好きな人が好きな本を読んで、がっかりすることもあったりして。映画もそうかもしれません。 これはそんな本好きな人たちがたくさん登場する私の好きな世界のお話。 筆致は落ち着いてるんですが、マヤを通して人として成長していくフィクリーや、意外にドラマティカルな展開を見せるストーリーに引き込まれます。 そして、各話のタイトルに、過去の名作がちりばめられてて、それだけでも見てて楽しくなる。読んでないものも多いので読まねば。 第一部 おとなしい凶器 リッツくらい大きなダイアモンド ロアリング・キャンプのラック 世界の肌ざわり 善人はなかなかいない ジム・スマイリーの飛び蛙 夏服を着た女たち 第二部 父親との会話 バナナフィッシュ日和 告げ口心臓 アイロン頭 愛について語るときに我々の語ること 古本屋

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2020/06/21

また、本好きのための素晴らしい小説に出会った。 偏屈な書店主、フィクリーは店に置き去りにされた「たからもの」を育て始血のめる。この二人と出版社の営業担当者アメリアという血のつながらない3人が本をめぐって、真実の愛にたどり着く物語。アメリアが最後に後任の営業担当者ねの引継ぎに書き込...

また、本好きのための素晴らしい小説に出会った。 偏屈な書店主、フィクリーは店に置き去りにされた「たからもの」を育て始血のめる。この二人と出版社の営業担当者アメリアという血のつながらない3人が本をめぐって、真実の愛にたどり着く物語。アメリアが最後に後任の営業担当者ねの引継ぎに書き込んで、その後で削除した数行のコメントが全てを語り尽くしている。 特筆すべきは翻訳の素晴らしさ。小尾美佐さんの、軽妙な訳がいい味を出してる、と思ったら、キイスの『アルジャーノン』の訳者と知って納得

Posted byブクログ

2020/03/11

訳のせい?いや、内容のせい?どうしても中に入っていけず…前評判がよかったせいか期待が高すぎてがっかり…

Posted byブクログ