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小泉今日子書評集 の商品レビュー

4.2

104件のお客様レビュー

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    32

  2. 4つ

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2017/03/06

小泉今日子が読売新聞の読書委員として書き続けた書評を集めた本。 各書評には、単行本化するにあたって本人による後書きが加えられている。書評にも後書きにも人柄や普段の生活ぶりが垣間見えて面白い。 若い頃に「デビュー前、小泉今日子は暴走族の頭の彼女だった」といういかにも週刊誌的な噂を聞...

小泉今日子が読売新聞の読書委員として書き続けた書評を集めた本。 各書評には、単行本化するにあたって本人による後書きが加えられている。書評にも後書きにも人柄や普段の生活ぶりが垣間見えて面白い。 若い頃に「デビュー前、小泉今日子は暴走族の頭の彼女だった」といういかにも週刊誌的な噂を聞き、そのイメージがなかなか拭えないまま今に至ってしまった私は、小泉今日子はきっとおばさんになっても華やかな人脈を駆使して毎晩飲み歩いているのだろうと勝手に思い込んでいた。ところが実際は、話すのが苦手で出不精で、人と話さなくて済むから本を読むようになったとこの本で知って「ああ、けっこう文系で普通の感覚の女性なんだな」と初めて親近感がわいた。 書評集としても面白いけれど、これは小泉今日子自身について書かれた本とも言えるかも。

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2017/03/04

アイドルのイメージが強い著者がどのような書評を書くのか興味本位で読んでみた。著者の感性がダイレクトで伝わってくる不思議な文章であった。この書評に出てくる本を1冊も読んだ事なかったので、ぜひどれか読んでみたい。

Posted byブクログ

2017/01/13

書評も丁寧な文章で、わかりやすいものだった。多忙な中で、様々な本を読まれ、本から感じるもの、自分の体験などをほんと照らし合わせて得たもの、本への愛情も感じられる。アイドル時代を経て、素敵に年を重ねていると感じる。年齢を重ねるにつれ、関心のあることも変化していくこと、生きることは恥...

書評も丁寧な文章で、わかりやすいものだった。多忙な中で、様々な本を読まれ、本から感じるもの、自分の体験などをほんと照らし合わせて得たもの、本への愛情も感じられる。アイドル時代を経て、素敵に年を重ねていると感じる。年齢を重ねるにつれ、関心のあることも変化していくこと、生きることは恥ずかしいことなのだ、今日も元気に生きている、無理をしなくて良いとメッセージを発しているかのようで、すっと心に入る。読みたい本が増え、未読の作家さんの本も読みたいと思う。

Posted byブクログ

2017/01/12

2005年から5期。ちょうどその中間あたりに3・11もあり印象深い時代だったこともあるけれど、小泉今日子さんが読書委員になった頃は個人的にも大きな節目があり、価値観が大きく揺らいだ時期だった。 「読みたくなる」タイプの小泉さんの書評は、悩み多き頃の私にピタリとはまったようで、紹介...

2005年から5期。ちょうどその中間あたりに3・11もあり印象深い時代だったこともあるけれど、小泉今日子さんが読書委員になった頃は個人的にも大きな節目があり、価値観が大きく揺らいだ時期だった。 「読みたくなる」タイプの小泉さんの書評は、悩み多き頃の私にピタリとはまったようで、紹介された本を何冊も読んでいたことに改めて驚いた。(けれどまたまた何冊か読みたいリストにメモ) 時系列に沿って一冊にまとまった本書を読むと、小泉さん自身の心の動きや、社会の変化まで見えてくるような気がする。10年間の書評のひとつひとつに「今の小泉今日子」が一言添えるスタイルは掲載時に読んだことのあるファンにも嬉しいのでは。

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2017/01/10

中年女の悲哀や葛藤、開き直りと諦め等々、素直な表現に好感が持てる。各回の数行の後日談も面白い。ただし、これは小泉今日子というブランドだから読まれるのであって(もちろん自分もそうだ)、その辺の中年女がブログで書いても見向きもされないんだろう。あらためてネームバリューとは何かを考えさ...

中年女の悲哀や葛藤、開き直りと諦め等々、素直な表現に好感が持てる。各回の数行の後日談も面白い。ただし、これは小泉今日子というブランドだから読まれるのであって(もちろん自分もそうだ)、その辺の中年女がブログで書いても見向きもされないんだろう。あらためてネームバリューとは何かを考えさせられる。 これは読売新聞の書評集のようだが、そもそも読売新聞を中年女性が読むのか?という疑問がある。もうちょっとターゲットを考えて掲載媒体が違えば、もっと話題になるんじゃないだろうか? 今後は又吉のように小泉今日子が小説を書くのか否かに注目か?既に編集者がプッシュしているんだろうけど。

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2016/12/27

キョンキョン、すごいっ!!どれもこれも読みたくなった! こんな書評集は初めて! 読んでたやつも30冊くらいはあったけど、全部読み返したくなった!(内容忘れてるからって話もあるけどww) 「読みたいけど、読む暇が~~~・・・」と言ってたツレにも「めっちゃよかったから、とにかく読ん...

キョンキョン、すごいっ!!どれもこれも読みたくなった! こんな書評集は初めて! 読んでたやつも30冊くらいはあったけど、全部読み返したくなった!(内容忘れてるからって話もあるけどww) 「読みたいけど、読む暇が~~~・・・」と言ってたツレにも「めっちゃよかったから、とにかく読んでみて!」と押し付けるww 選ぶ本、惹かれる本、が似てるってのもあるかもしれないけど、真摯な姿勢で書評に挑むキョンキョン。 そして新しい視点を与えてくれるキョンキョン。 ますます好きになっちゃいました♡

Posted byブクログ

2016/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本を読んでいると声をかけられないから読んでいた! と、 どっかに書いてあったなぁ。。。 でも、 流し読みの人には声かけやすいよね「何読んでんの?」って。 きっと、 真剣に本と向き合って読んでいたんだと思うの小泉今日子さん。 そんな姿勢を想像しながら読ませていただきました。 付箋でチェックがたくさんついています! これ、 読んだことのある本や、 気になってちょっと読みたくなってる本をチェックしたら結構いきました。 小泉今日子さんと言えば、 女優さんで元アイドルってイメージしかありません。 と、 あなたに会えてよかったの曲が好きです! 昔の友人は、 本なら本好きな人何人かにオススメの本を聞き、 3名が被ってオススメした本を買うと決めていた人がいました。 なんとなく、 僕の場合は友人も少ないので3名も被ることないし、 信頼できる人のオススメは受け入れようの気持があります! この、 書評集を読んで、 梅佳代さん、辻村深月さん、西加奈子さん、沼田まほかるさん、三浦しをんさん、三崎亜紀さん、宮部みゆきさん、綿矢りささんが、 シンクロしてるので大丈夫だろうと思って他の知らない作家さんを知る手掛かりとして読み始めました。 ・白岩玄さんの野ブタ。をプロデュース 野ブタパワー注入! じゃなかったっけ? 原作もドラマも見たことないんで気になりましたね。 つか、 堀北真希さんのポジションは男の子? これは文庫でGETした! ・伊藤たかみさんの八月の路上に捨てる めんどくささがつたわってくるってところに魅かれた 狙った本がなくって「ドライブイン蒲生」ってやつを購入! ・綿矢りささんの夢を与える 芸能界の話。 芸能界に興味があるし顧客もいるし、 夢を与えるってのは占い師にも通じるかな? と、 思って参考までにGET! でも、 読む楽しみです! ・岸田今日子さんの二つの月の記憶 秘密を守ってまたねって勝手に言いたい。 ・西原理恵子さんパーマネント野ばら GET! ずっと前から気になってて読んでない本。 西原理恵子さんの本を1冊も読んでないのね。 これきっかけです! ・沼田まほかるさんのアミダサマ 猫鳴りでげんなりしたのですがアミダサマもと思って、 買ったのがユリゴコロ。 怖いもの見たさですかね。 ・大沼紀子さん真夜中のパン屋さん タイトルと中身にギャップを感じたのです。 ホームレスのニューハーフがでてくるんですってよ? 気になるわね。 と、 言うことでGETしてます! ・石田千さんのきなりの雲 作者が紡ぐきれいな言葉・・・って書いてるとこに魅かれた。 きっと、 ステキな文章なんだろうなってイメージで気になって探してます。 ・綾瀬まるさんの骨を彩る 気になった。 で、 買ったのはあの人は蜘蛛を潰せないです! 椎名林檎さんの絶賛の声にも魅かれた。 小泉今日子に椎名林檎に興味を持たれてる作家! つか、 おもしろかったんですよ「あの人は蜘蛛を潰せない」 絶対に「骨を彩る」も読む! いくつかだけを書いてみたけどためになりました! ありがとうございます書評家小泉今日子さん!

Posted byブクログ

2016/11/23

余人をもって代え難い、まさにその通りの素晴らしい書評集。 文章もさることながら、キョンキョンの感性が素晴らしい。

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2016/11/22

読売新聞の書評欄は、いつも小泉今日子さんから読んでいました。等身大の言葉でシンプルで分かりやすく、共感出来ることも多いです。その小泉さんの書評集。読んでいない本を読みたくなるのは勿論ですが、読んだ本でも小泉さんが感じたことが分かって楽しいし、うんうんと共感出来ることが嬉しかったり...

読売新聞の書評欄は、いつも小泉今日子さんから読んでいました。等身大の言葉でシンプルで分かりやすく、共感出来ることも多いです。その小泉さんの書評集。読んでいない本を読みたくなるのは勿論ですが、読んだ本でも小泉さんが感じたことが分かって楽しいし、うんうんと共感出来ることが嬉しかったりします。

Posted byブクログ

2016/10/19

私も本のレビュー書くから、人の表現を見て、面白く感じた。レビューも日記みたいに、その時の自分を映している。改めて、本を読んだら記録しようって思った。 あと、この本を読んで、読んでみたい本にたくさん出合えた。年代の違うキョンキョンと少し繋がれて、嬉しい。

Posted byブクログ