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わが心のジェニファー の商品レビュー

3.2

68件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

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2016/08/23

軍人の祖父を持つクォーターのアメリカ人のラリー。 主人公ラリーは、恋人へプロポーズをするが、その前に、日本という国を見てきてと、要望される。 さてさて、外国人から見た、日本人の行為は、外国人から、どのようにみられているのか? とてもわかり易い。 私の親戚も、アメリカから、やっ...

軍人の祖父を持つクォーターのアメリカ人のラリー。 主人公ラリーは、恋人へプロポーズをするが、その前に、日本という国を見てきてと、要望される。 さてさて、外国人から見た、日本人の行為は、外国人から、どのようにみられているのか? とてもわかり易い。 私の親戚も、アメリカから、やって来た時に、かに道楽へ行って、蟹の刺身を食べさせたけど、日本で当たりまえでも、勇気がいって食したのだろうと、今頃になって思う。 東京ー京都ー大阪ー九州ー北海道と、回ってくるのだが、、、東京育ちの浅田次郎氏は、京都は、はんなり、ほっこりと、書かれているが、大阪は、凄く、食い倒れの大阪だけで、野蛮的に書かれているのが、大阪人には、不満である。 大阪の人懐っこさ、親切心、そして、誰にでも、声をかけてあげれて、ユーモアを解せる人種であることが、書かれていない。 本の途中で、アバンチュールが、ジョークなのかどうかもわからないところが難点であり、ジェニファーを裏切っているような感覚になってしまった。 そして、北海道の話は、こじつけているようなところもあり、このジェニファーへのプロポーズは、成功するのかどうかの方が心配になった。

Posted byブクログ

2016/08/10

明治の日本にやって来て、 日本の魅力を再発見させてくれたラフカディオ・ハーンのように ニューヨークからやってきた、 やたらイジイジとすぐ泣く主人公が外国人の眼から見た 現代日本の美しさや不思議さをユーモアいっぱいに語るお話です。 でもまぁ、それを書いているのは日本人の浅田さんなわ...

明治の日本にやって来て、 日本の魅力を再発見させてくれたラフカディオ・ハーンのように ニューヨークからやってきた、 やたらイジイジとすぐ泣く主人公が外国人の眼から見た 現代日本の美しさや不思議さをユーモアいっぱいに語るお話です。 でもまぁ、それを書いているのは日本人の浅田さんなわけで 若干手前みそな感じはぬぐえません。 フィアンセの愛を手に入れるべく日本にやってきた主人公が やたら日本の女性に惚れまくって浮気しちゃうところとか 最後まで主人公を好きになれなかったのが残念でした。

Posted byブクログ

2016/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりの浅田次郎。 あまりにも、日本絶賛で。 ファンタジィかと。 そして、何かのどんでん返しでもあるのかと… 二冊のガイドブックが面白かった‼︎

Posted byブクログ

2017/11/09

やっと読めた浅田さんの恋愛小説(?)。 まーちさん、hi2515さんと素敵なレポが続き 読むのを楽しみにしていた作品だった。 恋人ジェニファーに勧められ、 日本のよいところを見に来た米国青年ラリー。 旅先から必ずジェニファーに書いた手紙は 「ジェニファー・オン・マイ・マインド」...

やっと読めた浅田さんの恋愛小説(?)。 まーちさん、hi2515さんと素敵なレポが続き 読むのを楽しみにしていた作品だった。 恋人ジェニファーに勧められ、 日本のよいところを見に来た米国青年ラリー。 旅先から必ずジェニファーに書いた手紙は 「ジェニファー・オン・マイ・マインド」 という書き出しで始まっていた。 飛行機で東京についてから、すぐに京都へ。 そして大阪、別府 再び東京、それから北海道釧路へと、 ラリーの旅はめまぐるしく続く。 旅先で知り合う女性に恋心を抱いたり、 同じ外国人旅行者に助けられたり、 行く先々の郷土料理に舌鼓。 日本に住む私でさえうらやましくなるような旅を続け、 最後の地、釧路で、感動的なサプライズがあり、 無事に、愛するジェニファーの元へ帰ることに・・・。 ラリーの日本の見聞録兼ジェニファーへのラブレターは 日本という国に対する驚きと称賛、 そしてジェニファーへの愛と ちょっとした浮気心のうしろめたさにあふれていた。 そう、手紙と現在進行形の旅行の話が交互に描かれ、 ラリーの気持ちと行動がよくわかるようになっている。 日本人とか日本の習慣というものを ラリーは旅先で知り合った人々から確かに学んだようだが、 旅先での名物グルメもはずしていないところが、 食いしん坊の私にはうれしかった。 「食」はその国の文化に違いないからだ。 自分も旅に出たら、 絶対に食べようと思うものがいっぱいだった。 ご紹介、ありがとう、浅田さん(笑)。 米国青年の気持ちになって日本という国を見ると、 驚くようなことがたくさんあるのだろうなあ。 ラリーの驚きがユーモラスに描かれ面白く読める作品だった。 個人的には、浅田作品は、 「義理・人情」「忠義心」「大和魂」といった キーワード入りの作品が好きである。 (『プリズンホテル』の影響かもしれない・・・ (-_-;))

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2016/07/07

あれー浅田次郎さん? 最初は面白かったのですが ラストとかご自分で恥ずかしいのでは? なんて思ってしまいました 文章はなめらかで読みやすいのですが ここまで偶然を引っ張ってくるのはいかがなものでしょうか? 誰にも共感できませんでした ≪ マイジャパン こんなにすてき 奥深く ≫

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2016/06/28

アメリカ人のラリーは、日本を愛するジェニーに『プロポーズの前に、日本を見てきてほしいの』とお願いされ一人で旅立ちます。アメリカ人ラリーから見た日本が面白おかしく書かれています。何のために旅立ったのかとつっこみたくなる場面もたくさんありましたが、楽しく読めました。浅田次郎さん2作目...

アメリカ人のラリーは、日本を愛するジェニーに『プロポーズの前に、日本を見てきてほしいの』とお願いされ一人で旅立ちます。アメリカ人ラリーから見た日本が面白おかしく書かれています。何のために旅立ったのかとつっこみたくなる場面もたくさんありましたが、楽しく読めました。浅田次郎さん2作目ですが、物語全体に安定感がありますね。落ち着いた雰囲気で進行しながらも、どこかコミカルな要素がある感じがとても良かったです。

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2016/06/11

ここ2〜3年日本を訪れる海外の観光客が爆発的に増えているが、この主人公もそうした観光客の一人として日本を訪れたアメリカ人。しかし自分から好んで来たというより、恋人フィアンセの願いで日本を訪ねたといったほうがよい。 日本の主たる観光地を訪問しそこでの日本の良さを確認し、両親を知らな...

ここ2〜3年日本を訪れる海外の観光客が爆発的に増えているが、この主人公もそうした観光客の一人として日本を訪れたアメリカ人。しかし自分から好んで来たというより、恋人フィアンセの願いで日本を訪ねたといったほうがよい。 日本の主たる観光地を訪問しそこでの日本の良さを確認し、両親を知らない主人公自身のルーツに対する悩みを吐露したりする。読み進んでいくと、まるで雛型のような日本人のホスピタリティーのすばらしさ、アメリカ人の軽さ等がそのままストーリーとなって表現されている。 登場人物たちのあまりの画一的な人格設定におもしろみがないと思いながら読み進んでいくと、これは伝統的文化や日本人の他国にはないすばらしさを主題する小説ではないというどんでん返しに最後に気づかされる。ある意味、意外な結末をもつ小説である。

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2016/06/01

両親のいない、アメリカ軍人の祖父を持つアメリカ人のラリーが恋人に結婚まえに日本を見てくるようにと、日本を旅したはなし。 最後に無理やりなオチをもってくるところ、時代ものでない浅田次郎にありがちだなー 祖父とのやりとりなど何度も繰り返しちょっとイラつく。

Posted byブクログ

2016/05/23

主人公はアメリカ人との設定ですが、思考回路が日本人ぽく、独白に使う単語とかも日本人としか思えなかった。そんな人が日本を絶賛しても違和感がありすぎです。読んでいる間中居心地の悪さを感じました。

Posted byブクログ

2016/05/01

初めて日本に来た外国人の目で見る日本って云うのは、逆に海外に住んでた私にとっても理解できるところはあり、日本人が書いてるんだけど、なかなか面白かった。まあ、日本でもそんな経験したことないものが結構ありましたがね。でもストーリーはぐだぐだだったなあ。全然主人公に共感できないわ・・・

Posted byブクログ