わが心のジェニファー の商品レビュー
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ラリーは恋人ジェニファーにプロポーズ。 恋愛は対立する個性の方が望ましいわ。だけど、結婚には価値観の共有が必要なの。 で、どうしろと? 私の愛する日本に行ってきて。電子メールでなく、紙レター書いて。 はいはい。行ってきまーす。 で、成田→東京→京都→大阪→別府→釧路 たまに女性の誘惑に負け。風変りな人々に助けられ。ジェニファー恋しくなりながら、旅を続ける。 言葉わかんなくても、雰囲気でわかる。 やっぱりジェニファー、君に会いたいよ。 古典恋愛小説パターン。百夜私のもとに通って、みたいな。相手が自分に惚れきってるって、わかるから試す。そんな女が大嫌い。 この男にして、この女ありって思うよ。お似合いじゃないの。 さすが文豪の書いた小説。って思うよ。でもね、今思うことは、きっと後に残らない。 この著者は、やはり「きんぴか」が好きだなぁ。何回も読み返すだろうから、永久保存版だ。
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どれもこれも無理矢理感が否めなくて、苦笑しかできない。前半はまだ、日本人のあるあるとかあってクスッと笑えたけど、後半はホント笑えない。国内旅行したいなとは思ったけど。それにしてもジェニファーが可哀想になってくる。やめとけば?と言いたくなってしまうな。
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笑って泣かされるいつもの浅田節。久しぶりに味わいました。ただ京都と大阪はなんか中途半端な終わり方。別府温泉もどうしてこうなるのかよく分かりませんでした?最後の北海道も伏線の解決としての父との再会なんだろうけど、あまりに唐突すぎてよく分かりませんでした。なんか残念。
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外国人が見た「驚きのニッポン」。 浅田作品としてはちと大味だけど、それなりに楽しめた。 最後はちょっと泣かせる。でも、ジェニファーがなぜそれを知ってたのかとか、最後にそこに行かなかったらどないすんねん、とか、ツッコミどころは満載。 帯にある「最高傑作」というのは言い過ぎだと思う。
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どう捉えたらいいのか、、、日本が舞台じゃなかったら、パリが舞台の異国のひとの話だったら、ふわふわ読めたかもしれないけど。。 恋愛を軸にするなら、こんなブレブレで涙もろくて惚れっぽいやつはやめとけジェニファー、という感想だし、日本文化礼賛のようで、日本ってこうじゃないけど。。。という違和感も満載で。着物きて清水寺にひとりいて、あったばかりの旅行者とのこのこホテルに行くなんざ筋金入りのアレでしょうよ。。。さいご、いきなりの父子再会も強引すぎるし。こんなに日本ワンダフル!ってならないでしょ、、、、手紙のボリュームも毎度違和感あるし、、 ああこんな男ヤダ、こういう思考回路のやつヤダ、と思い続けながら読んだから、合わなかったんだろうな。もやもやの1冊でした。
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なんだか恥ずかしくなるくらいのニッポン大好き本です。浅田さんは大好きですがちょっとやりすぎ?いつもしっかり押される涙のボタン、今回は押されることはありませんでした。 でも心がほっこりするような優しい気分の残る良い作品だと思いました。しばしば登場する「クォーター」っていう言葉...
なんだか恥ずかしくなるくらいのニッポン大好き本です。浅田さんは大好きですがちょっとやりすぎ?いつもしっかり押される涙のボタン、今回は押されることはありませんでした。 でも心がほっこりするような優しい気分の残る良い作品だと思いました。しばしば登場する「クォーター」っていう言葉の意味が最後に種明かしされます。
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アメリカの青年が、プロポーズした彼女からのミッションで日本にやってくるお話。 京都、大阪、別府温泉、北海道の丹頂鶴。 本人のロードマップと彼女への手紙で構成されています。 字体が違ってて読みやすく、青年がまっすぐでいい感じです。 なんだかわからないけど、妙におもしろくて一気読...
アメリカの青年が、プロポーズした彼女からのミッションで日本にやってくるお話。 京都、大阪、別府温泉、北海道の丹頂鶴。 本人のロードマップと彼女への手紙で構成されています。 字体が違ってて読みやすく、青年がまっすぐでいい感じです。 なんだかわからないけど、妙におもしろくて一気読みでした。
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日本びいきの恋人、ジェニファーから、結婚を承諾する条件として日本へのひとり旅を命じられたアメリカ人青年のラリー。 ニューヨーク育ちの彼は、米海軍大将の祖父に厳しく育てられた。 太平洋戦争を闘った祖父の口癖は「日本人は油断のならない奴ら」。 日本に着いたとたん、成田空港で温水洗浄便座の洗礼を受け、初めて泊まったカプセルホテルに困惑する。 慣れない日本で、独特の行動様式に戸惑いながら旅を続けるラリー。. 様々な出会いと別れのドラマに遭遇し、成長していく。 東京、京都、大阪、九州、そして北海道と旅を続ける中、自分の秘密を知ることとなる……。 (アマゾンより引用) 何か納得いかない部分があるにはあるが、総じて面白かった(*^ω^*)
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浅田次郎だと期待していたのだけど----アメリカ人の目で見た日本案内のような、そんなんありかなぁとか。
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久し振りの浅田次郎。やっぱり文体がいいなぁ。このぬくもり、そしてせつなさ。幼少期の体験がなきゃこういうものは書けないのではないか?とやはり感じさせられた。 そして、上記のせつなさとギャグのギャップが良い。久し振りにプリズンホテルのテイストも入っている浅田作品を読んだような気がす...
久し振りの浅田次郎。やっぱり文体がいいなぁ。このぬくもり、そしてせつなさ。幼少期の体験がなきゃこういうものは書けないのではないか?とやはり感じさせられた。 そして、上記のせつなさとギャグのギャップが良い。久し振りにプリズンホテルのテイストも入っている浅田作品を読んだような気がする。割と評価低めの本作ですが、これ、基本はギャグ本ですよね?そう思って読むと、かなり楽しめる作品だと思うんだけど。 ストーリー自体も、外人が色々な事について日本について感嘆したり、ツッコミ入れてたりと、楽しめた。最後ああなるとは予想外でした。
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