1,800円以上の注文で送料無料

あこがれ の商品レビュー

3.8

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2017/02/23

2017/2/23読了。 最初はすごく独特に思えたペースにハマるのが難しく、リズムに乗れなかったけど、最後の方はいい調子で読破。 ヘガティーの小学生の視点はどこから来るんだろう。 なぜあそこまで瑞々しい感情を書き出せるのだろう。 麦くんのキャラはすごく素敵だった。 最後、ヘガティ...

2017/2/23読了。 最初はすごく独特に思えたペースにハマるのが難しく、リズムに乗れなかったけど、最後の方はいい調子で読破。 ヘガティーの小学生の視点はどこから来るんだろう。 なぜあそこまで瑞々しい感情を書き出せるのだろう。 麦くんのキャラはすごく素敵だった。 最後、ヘガティーのお父さんはヘガティーになにを伝えようとしたのかな。

Posted byブクログ

2017/02/12

麦くんとヘガティー、他の友だちも、いい感じで仲間たちの空気がとても好きだし懐かしかった。ヘガティーのお父さんも結構好き。

Posted byブクログ

2017/02/09

大人であるとか子供であるとかにかかわらず 相手の心を真剣に思いやり、行動することは本当に美しい。 子供時代というのは 理不尽なことの連続だと思う。 大人がダメとかそういうことではなく、子供にとっては思い通りに儘ならないことが 殊の外 多い。 そんな不自由な時代に出会った者通しが...

大人であるとか子供であるとかにかかわらず 相手の心を真剣に思いやり、行動することは本当に美しい。 子供時代というのは 理不尽なことの連続だと思う。 大人がダメとかそういうことではなく、子供にとっては思い通りに儘ならないことが 殊の外 多い。 そんな不自由な時代に出会った者通しが 自分の精いっぱいの思いやりを持てたとき、あたたかい友情が生まれるんだろう。 少しさみしいとき、つらいとき そんな友達と肩を組んで生きていけたら…明日はもう少し輝かしいのかもしれない。 そんな風に思いました…。  

Posted byブクログ

2017/02/06

ヘガティーの言葉 人っていつぽっかりいなくなっちゃうかわからないんだからね。会いたいって思った時にはもういなくなったりするんだよ。人ってたぶん、ものすごく簡単に。 できるだけ今度、ってことがない世界の住人になりたい。

Posted byブクログ

2017/01/22

あー。余韻。 終わり方が好き。 川上未映子がこんなに小学生を描くのがうまいとは思わなかった。 子育ての賜物だろうか。安直? ぐらつきながらも、ふたりとも一生懸命生きている。 アルパチーノ。

Posted byブクログ

2017/01/21

子どもって、こんな丸腰で世界を生き抜いているんだなあ。 自分を守るためのずるい術、責任転嫁とか、見て見ぬ振りとか。 ほめられたもんじゃないけれど、私はたくさん覚えたよ。 ヘガティーのお父さんも麦ママも、子どもたちの感情を軽んじてないから読んでて救われた。 ポップコーン食べながら...

子どもって、こんな丸腰で世界を生き抜いているんだなあ。 自分を守るためのずるい術、責任転嫁とか、見て見ぬ振りとか。 ほめられたもんじゃないけれど、私はたくさん覚えたよ。 ヘガティーのお父さんも麦ママも、子どもたちの感情を軽んじてないから読んでて救われた。 ポップコーン食べながら映画観て、ゆっくり大きくなっていきますように。

Posted byブクログ

2016/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

川上未映子さんは、インナーチャイルドの部分を描くのがとても上手だと思う。 主人公は、小学生6年生の麦くんが前編、そのガールフレンドのヘガティー(このあだ名最高!)が後編になっており、それぞれの立場から育った家庭環境や親の姿、自分の揺れ動く感情を描いている。 内容的には、ティーンエイジャーが読んでもいいストーリではあるけれど、30代40代のミドル世代が、自分のインナーチャイルドを癒すために読むにもいい本だと思う。 この年頃は、とても多感で感傷に陥りやすい時期で、自分という性格や生き方が、形成・確立されていく大切な成長期。 説明のできない溢れ出てくる色んな感情も、ささいなことで傷付いた心も、幼な過ぎて解決できなかった問題も、大人になった自分なら、理解でき慰めてあげれることができる。 立場は違えど、私もこういう切ない思いをしたことがあったなとこの1冊から色々思い出した。 親に腹が立ったり、誰かに裏切られたり見離されたように感じたり、不安に感じたり、相談できなかったり、素直な気持ちを伝えられなかったり、人を傷つけるようなことを言ってしまったり、自分だけ自分の居場所がないように感じたり、孤立や孤独を感じたり、理不尽な出来事に遭遇してしまうこと、火事などの強烈に印象に残る映像、言葉でうまく説明できないぐちゃぐちゃの感情、自分は普通と何か違うという感覚。 忘れてかけてしまっていた記憶の中にも、自分のインナーチャイルドがしっかり生きてて、大人になった自分にもその時の心情がしっかり根付いている。 幼い頃に冷たく固めてしまった心の塊を、大人になった自分が優しくあたためて解かしていく作業って、とっても大事なこと。

Posted byブクログ

2016/11/24

小学生麦くんとへガティーのお話。小学生だって悩んだり困ったりしている。とても愛おしい本だった。川上さんのこともますます好きになった。

Posted byブクログ

2016/11/03

連作2編。登場人物が日本の小学生6年だが、あだながミス・アイスサンドウィッチとかユーフラさんとかなので、独特の文体もあって外国の児童文学風に感じた。 「苺ジャムから苺を引けば」は予想外の展開になり結末まで一気に読んだ。読みながら涙が出た。そういう小説は久しぶりだった。

Posted byブクログ

2016/10/15

けがれを知らない少年。少女。 ヘガティーも麦君も ピュアな彼らのなかには、まじりけのない感情、言葉が詰まりに詰まっている。 そんな彼らの〝あこがれ〟。 大人になるといかに周囲に影響され、ともすれば周囲のいいなりになってしまうのか。自分の内の声を大切にできなくなるのか。 そんなこと...

けがれを知らない少年。少女。 ヘガティーも麦君も ピュアな彼らのなかには、まじりけのない感情、言葉が詰まりに詰まっている。 そんな彼らの〝あこがれ〟。 大人になるといかに周囲に影響され、ともすれば周囲のいいなりになってしまうのか。自分の内の声を大切にできなくなるのか。 そんなことを考えながら読み終えた。

Posted byブクログ