境遇 の商品レビュー
同じ境遇から育った親友同士 だが、お互いの両親に接点があったことに気付く 被害者と加害者間にあったお互いの両親が原因で始まった嫌がらせ
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この方の作品の割にはドロドロ感とかが少なかったけど、人間的こういうところあるよねーと思わされる作品でした。 ただ最後はちょっと拍子抜け。
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湊かなえらしい、人間のどろどろした部分が秀逸に描かれていた。 自分の運命や他人への妬みをただ恨んでしまっても仕方がない境遇の二人の、心温まる物語だと思う。
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親に捨てられ児童養護施設で育ち、本当の誕生日も両親も知らない二人。 政治家の妻となり絵本作家として世間に注目されたことで息子が誘拐されてしまう。 誘拐犯からの要求は「真実を公開すること」 真実とは一体何のことなのか。 同じ境遇というのは、初対面でも一気に距離が縮まるくらいの影響...
親に捨てられ児童養護施設で育ち、本当の誕生日も両親も知らない二人。 政治家の妻となり絵本作家として世間に注目されたことで息子が誘拐されてしまう。 誘拐犯からの要求は「真実を公開すること」 真実とは一体何のことなのか。 同じ境遇というのは、初対面でも一気に距離が縮まるくらいの影響力がありますよね。 彼女たちは性格が真逆というか、二人で補いあってるような。 素敵な親友だと思いました。 展開が読めてしまったのが残念。
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昔読んだことあった本だが、もう1度読んでみた。 当時、どう感じてたかは覚えてないが…また読もうとは思わなかった。 登場人物の誰もあんまり好きになれないのが残念だった。
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湊かなえの作品って初めて読んだんじゃないだろうか。迫力ある作品を書く人という認識でいたので、正直なところ読後感は「ふーん、こんなもんなの」って感じだった。 解説(飯田新・朝日放送プロデューサー)を読むと、この作品はドラマ化前提で書かれたものだとか。だから、こんなもんだったのかとあ...
湊かなえの作品って初めて読んだんじゃないだろうか。迫力ある作品を書く人という認識でいたので、正直なところ読後感は「ふーん、こんなもんなの」って感じだった。 解説(飯田新・朝日放送プロデューサー)を読むと、この作品はドラマ化前提で書かれたものだとか。だから、こんなもんだったのかとある意味納得がいった。それに朝日放送だから「ミツ子の部屋」なわけね。 小説としては淡白で筋のひねりなのか、情景描写なのか、欠落感を感じてしまう。何より晴美が、陽子の息子を誘拐したその心象の書き込みが足りない。書かれている晴美のようなキャラクターなら、ちゃんと親の罪を子が背負うものではないことなんかわかりそうなものなのに。ところが、子が親の罪を負うのが当然のような書きぶりにも思えて、そこにも違和感を感じてしまった。
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7月-4。3.0点。 児童養護施設出身の女性二人。 片方は新聞記者に、片方は絵本がヒット。 ヒットした絵本の物語は、新聞記者の作った物語。 絵本作家の息子が誘拐される。夫は議員、必死の捜索。 割と早い段階で犯人が分かる。ストーリーが薄く感じた。 ラストの絵本を除くと、小説として...
7月-4。3.0点。 児童養護施設出身の女性二人。 片方は新聞記者に、片方は絵本がヒット。 ヒットした絵本の物語は、新聞記者の作った物語。 絵本作家の息子が誘拐される。夫は議員、必死の捜索。 割と早い段階で犯人が分かる。ストーリーが薄く感じた。 ラストの絵本を除くと、小説としては250頁ほど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
湊かなえさんの他の作品と比べると割とあっさりしていたように思います。とても読みやすかったです。 最近、恩田陸さんの「木洩れ日に泳ぐ魚」を読んだというのもあり、2人の視点から書かれているというのも読みやすかった理由の1つだと思います。 意外なラストには驚かされました。ただ、確証がないのに自分の母親を決めつけてしまうのは少し無理があるかなと思いました。
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ラストは一応どんでん返しということになるのだろうが、結局誰も傷つかず全て良しみたいなのがなんか軽く感じられた。「ミツコの部屋」にややウケしてしまった
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他の湊かなえ作品に比べると嫌なゾワゾワした感じが少ない。だからなのか、逆にすっきりしないという変な後味。 幼い頃に捨てられた2人の境遇。あれ?どっちがどっちのことだっけ?絵本の元になったのがこっちだから、あっちはこうじゃなくて…と分からなくなりそうになった。
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