境遇 の商品レビュー

湊かなえ(著者)

2021/03/06

「途中で犯人が分かった」との感想が多かったけどその通り。物足りないとは思わなかったけど、2人が行ったり来たりで読みにくい？
陽子のパートが「ですます」だったのはなんでなんだろう。

2021/02/03

政治家の妻であり絵本作家となった女性の子供が誘拐される。彼女を取り巻く様々な人とその思惑が交錯していく物語。

登場するキャラクターの背景や境遇、思考や行動ご明らかになるにつれ、誘拐事件の真相がはっきりとしていきます。読んでいる感覚としてはまるでパズルを組み立てるよう。ピースがはまっていくと全体図が明らかになる、あの感じに近いかもしれない。

個人的には、最後やられた、って感じ。

#長編小説　#湊かなえ

2021/01/25

湊かなえさんの作品の中では
割とあっさりめで

イヤミス独特の後味の悪さが苦手な方でも
この作品は読みやすいのでは、と思う。

途中、誘拐犯が誰なのか
わかってしまったのは

私が湊かなえさんの作品を好んで
よく読んでいるからなのか。

2021/01/15

湊かなえ作品にしては、あっさりめ。（ドラマ用の書き下ろしだからかな？）
いつもなら垣間見える、人の奥底のどろどろしたものをうまく隠しながら展開していったせいなのかも。

人は大なり小なり、自分のルーツを知りたいのかもしれない。
両親に育てられなかった子供ならなおさら。
わずかな手がかりから探していく。
ただ、それらはどこまでが本当のことなのかは、わからない。
同じ境遇の子供がいるからこそ、起こる勘違い。

伏線もあったのに、前半はまったく疑うことなく読んでいて、ラストに近づいてから、あれと思って振り返ったり。
まさかの犯人だったけれど、待っていた結末は決して不幸せではなかった。
こんな結末もいいかもしれない。

2020/10/27

今までの湊さんの作品と比べると、読者の想像の裏切りというものが少なかった。
読んだあとの読了感も少なかった気がする。だが、読みやすい文体は相変わらず健在であった。

2020/09/30

自分の境遇は何なのか。
私たちが仲良くなれたのは境遇のおかげ？
似たような境遇の二人が自らの境遇を、明らかにしていくうちにわかる衝撃の真実とは。

人間の境遇がどうであれ、その人がその人自身であることに変わりはない。

2020/09/16

ちょっとモヤモヤ感が足りなく感じました。この作者の作品は何冊も読んでいますが、物足りなさを感じました。

2020/09/08

2020(R2)9.2-9.7

似たような“境遇”をもつ二人の女性の間に起こった誘拐事件。二人がたどり着いた真実は、その“境遇”故のものだった。

タイトルが秀逸で、二人の“境遇”が物語を押し進めていきます。
きっと二人とも、その“境遇”を恨むことなく、前向きに生きていけると思います。
そう思える終わり方でよかった。

2020/09/02

幼い頃、児童養護施設で育った陽子と晴美が大人になり、子供の時の記憶を基にベストセラー小説を書き、有名になる。それを近くで見守るかのように新聞記者をしつつ
、行動を伺ってる描写が多くて、気になった。

2020/07/27

人と人を繋ぐものはなんなのか？

同じ価値観の持ち主？
趣味が合う人？
年齢？性別？出身地？
そして境遇？

色々な理由で人は人と繋がる。
でもどんな理由であれ、
結果繋がりを解いてしまうことがある。

絆があれば、それでも解けないものなのかな？