シンデレラの告白 の商品レビュー
最初の場面で怖い話かと思いましたが、思っていたよりもほっとできる展開で、本当に御伽話のように読めるお話です。 ハイデンの鬼姉妹含め、登場人物たちが良い人でほっこりしました。 アンジェだけでなく、ティナ夫人にも何かあるだろうなとは思っていたので、最後、もう少しティナ夫人について...
最初の場面で怖い話かと思いましたが、思っていたよりもほっとできる展開で、本当に御伽話のように読めるお話です。 ハイデンの鬼姉妹含め、登場人物たちが良い人でほっこりしました。 アンジェだけでなく、ティナ夫人にも何かあるだろうなとは思っていたので、最後、もう少しティナ夫人について語ってくれたらな、と思いました。
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初の作家さん。 中世の人物名や事柄に、途中中だるみしたものの、興味深いお話でした。 鬼姉妹とガレイノス医師の存在が、物語に安心感をプラスしてくれました。 15世紀の中世ヨーロッパはどんな景色だったのだろうと、純粋に思いを馳せた一冊でした。
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カタカナの中世独特の名前や地名が多く、 なかなか覚えられなくて苦戦しました。。 読みながら世界史苦手だったことを思い出したり。笑 最初の魔女狩りのシーンで引き込まれたが 途中は少し中だるみしている印象。 最後は駆け足でしたが、謎はきれいに 回収されていてよかった! まさかまさか、シンデレラがお母さんだったとはなぁ。 最後の最後のページでやられました。
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読書記録です。まだの人は読まないでね。 ラストスパートでやられた~と思ってしまった。 最初から小さなアンジェのことばかり考えていたから、シンデレラの正体に気がついたのが遅すぎた!やられたわ~ 登場人物は善い人ばかりです。だからさらっと読めて読後感はすっきり。合わないサイズの靴を贈ったことを後悔した男、孫たちを見守ることしかできなかった厳格な祖母が最後にした気遣い。善良で居続けることが難しい時代のお話なので、ファンタジーかな。
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ルネサンス期のフランスの暮らしぶりを知りました。陰惨な魔女狩りもこのころの話ですね。土地勘のないところを転々と移動されるので、着いてくのがイメージしにくかった。また、それからのシンデレラというテーマは面白いと思いましたが、その後の展開は想像したのと違いました。主人公が後半から変わ...
ルネサンス期のフランスの暮らしぶりを知りました。陰惨な魔女狩りもこのころの話ですね。土地勘のないところを転々と移動されるので、着いてくのがイメージしにくかった。また、それからのシンデレラというテーマは面白いと思いましたが、その後の展開は想像したのと違いました。主人公が後半から変わるようで座りが悪い。どこか男性向きの作品ではないのかもしれませんね。
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私たちの知っているシンデレラとは違ったけど、面白かった。 ニコラス・モルトーという絹織物商の父親と二人暮らしの少女・アンジェの元にやってきた母娘・ティナ前男爵夫人とハイデンの鬼姉妹と呼ばれたヒルダとマリエッタ。シンデレラと同じ継母、義姉妹は出てくるけど、全然違う優しくて、頼りになる人たち。アンジェは病弱だが、この優しい新たな家族と幸せに暮らしていた。それが余命わずかなアンジェの願いだったからだ。そこにシンデレラと名乗る人物が出てきたり、連続して怪事件が起こる。ラスト、アンジェとティナ夫人の秘密も分かるところ、残された家族が幸せに暮らすところがよかった。
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表紙に惹かれて読んでみることに。 カタカナが苦手なので世界観に入り込めず、読み終えるまで時間がかかった…。 物語は題名のとおり「シンデレラの告白」で終わる。 魔女もシンデレラも靴も全てが繋がりすっきりしました。
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キーワードは 15世紀末、魔女狩り。 心やさしい未亡人のティナ夫人と、醜い二人の実娘。 新しく家族になる、夫と、病弱で先の長くない娘・・・。 半分読んだあたりで、「これはこうで、これはこう」 みたいな感じで、要所要所の落としどころは、ほぼわかっちゃう。 わかっちゃったけど、面...
キーワードは 15世紀末、魔女狩り。 心やさしい未亡人のティナ夫人と、醜い二人の実娘。 新しく家族になる、夫と、病弱で先の長くない娘・・・。 半分読んだあたりで、「これはこうで、これはこう」 みたいな感じで、要所要所の落としどころは、ほぼわかっちゃう。 わかっちゃったけど、面白かったわ(笑。 夕食のカレーを煮込みながら、一気に読みました(爆。 大島真寿美氏の「ピエタ」を読んだときにレビューで 「アニメにしたら」みたいなことを書きましたが、これこそ少女マンガ=アニメにしたらいいんじゃないでしょうか?キャラ立ちすごい(笑。 (私はピエタ絶賛派なんで、もう一度読み返すとしたらこちらではなくピエタを読みますけれども) 難しくないので、たぶん中学生ころから夢中で読めるんじゃないかな。 真面目に感想を書くなら、そうですね・・・この本で多分、唯一悪人であろう彼女は、 「・・・とれない・・・」と、自分の体を始末しなければどうにもならないと悟ったという彼女の、 人生の儚さをおもいました。 もし心がけが違えば・・・心が負けてしまっていたら、 彼女とシンデレラの人生、紙一重よね。
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シンデレラってなんだろう。と考えたり 「手に職」の尊さを感じたり。 心優しくてたくましい「ハイデンの鬼姉妹」ヒルダとマリエッタ、儚くも強くて心優しいアンジェ。 誇り高く気丈で心優しいティナ夫人… 登場人物が魅力的で惹き込まれる。 アンジェが彼女たちに贈る言葉がとても好きです。 「ずっと、幸せでいてね。あなた方は、本当の幸せを知っている人だから…」 読んだきっかけ 北村浩子さんの「books A to Z」でしょうかいされていて、友人も絶賛していたので。
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表紙がきれいで惹かれました。冒頭の少女がいつ出てくるのかドキドキしながら読み進めました。後半は種明かしで読み進む手が止まらなかったです。 最近、中世ヨーロッパの街や商人、貴族が出てくるお話を読むのが多い気がします。なんとなくロマンを感じるというか、美しいイメージがあったり日本で現在を生きている自分の暮らしとは大きく離れた異次元の世界のように感じられるからかもしれません。 姉妹を醜女の設定にすることで、シンデレラやアンジェの美しさを際立たせたかったのでしょうか。心がきれいなら幸せということを伝えたかったのか、きっと私の受け取り方次第ですね。
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