終わった人 の商品レビュー
この本いいとわが子に云われ読んだ。 たしかに興味ある内容だった。 まだまだ何事にも一線でありたいという齢のわが身だが、 10年、15年経ったときどう思っているかな? と想いを馳せるとともに この本いい、と云ったわが子は どう思って、いやその将来、どう思うのだろうか?と考えた、...
この本いいとわが子に云われ読んだ。 たしかに興味ある内容だった。 まだまだ何事にも一線でありたいという齢のわが身だが、 10年、15年経ったときどう思っているかな? と想いを馳せるとともに この本いい、と云ったわが子は どう思って、いやその将来、どう思うのだろうか?と考えた、 推量できんが。 久しぶりに最後までいっきに読んだ。
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悩める主人公が最後はどこに行きつくのか、興味津々と読み進めることができました。結果、「そこかいっ!」という感じでしたが。
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まだまだ本人としては、世間に通用する力量があると実感しているにも関わらず、年齢を重ね、定年を迎えたことで半強制的に隠居に追い込まれる。 仕事一筋でやってきた主人公が妻に対して愚痴をこぼしたり、知己の女性に対して狭隘な態度を取ったりすることに対して、冒頭のあたりではまったく共感でき...
まだまだ本人としては、世間に通用する力量があると実感しているにも関わらず、年齢を重ね、定年を迎えたことで半強制的に隠居に追い込まれる。 仕事一筋でやってきた主人公が妻に対して愚痴をこぼしたり、知己の女性に対して狭隘な態度を取ったりすることに対して、冒頭のあたりではまったく共感できませんでした。 しかし、話が進んでいき、後半の冷戦のような夫婦喧嘩で主人公が痛めつけられる様は読んでいて痛々しく、憐憫の情を抱きました。ラストは爽やかでしたが、終始考えさせられることが多く、かなり読みごたえのある一冊でした。
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定年退職した元エリートサラリーマンのその後。 ジムやカルチャーセンターに行くようになるも、まだまだ働きたかった田代。 気持ちはわかる気がします。 ただ、私は女なので、家でくすぶる夫の姿に辟易する気持ちの方がピンとくるかも。 その年で独立し店を持った田代の妻がすごいなと感心し...
定年退職した元エリートサラリーマンのその後。 ジムやカルチャーセンターに行くようになるも、まだまだ働きたかった田代。 気持ちはわかる気がします。 ただ、私は女なので、家でくすぶる夫の姿に辟易する気持ちの方がピンとくるかも。 その年で独立し店を持った田代の妻がすごいなと感心しましたが、共感は出来なかった。 専業主婦だったら、田代が進んだ方向が変わっていたのかな? 卒婚という発想や、熟年離婚は寂しい。 夫婦仲良く晩年穏やかに過ごせたらいいのにと願うタイプなので、他人事と思いながら、興味深く読みました。
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タイトルや内館さんの作品ということで期待して読んだが、少々残念。 ブッカーズ/ソフトランディング/品格のある衰退
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ラストの夫婦のカタチはありだと思うが、貯金が1千万以上残ってるのに、そこまでどん底生活の覚悟必要? 夫のほうのプライドの高さにも辟易するが、妻もなんだかなあ… 面白いと薦められたが、もっとユーモア溢れる話かと期待したぶん当て外れ。
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自分自身が60歳になり、主人公と同じで「まだできる」、「もう引き際かな」、「体力、精神力が持たない」などと考える日々。1億円もの貯金がある訳ではなく、主人公のような冒険もできず、でもできることはあるはずと過ごしている。妻・千草のような態度をされたら離婚だよねぇ。
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大手銀行から子会社へ、そして退職。 その後の人生をどう生きるか。 残りの人生を穏やかに生きることもできるが、そうせずに足掻いた男は、結局は財産を無くし妻からも見放され故郷に帰る。 途中「思い出には勝てない」とある。 歳と生きる現実を受け入れるしかないのだろう。
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女性の内館牧子さんが、終わった人こと、田代壮介の気持ちをよく書けるなーと感心。 これからは熟年離婚でなく、卒婚の時代になるのかな。
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ストーリー展開が早く、「終わった人」の「終わっていない生活模様」が目まぐるしく変化していく様子を楽しみながら読むことができた。
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