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小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 の商品レビュー

3.8

73件のお客様レビュー

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2018/05/10

転んでもタダでは立ち上がらない女性。広岡浅子。 男尊女卑の文化が残る時代、自らの才覚を元に起業家として邁進する浅子の姿にたくましさは女性起業家の魁とも言える。 ・自分から始めたことやないか、頑固にやり通すしかない。 ・仕事は命がけや。死んでも仕事は残る。そういう仕事をしなあかん...

転んでもタダでは立ち上がらない女性。広岡浅子。 男尊女卑の文化が残る時代、自らの才覚を元に起業家として邁進する浅子の姿にたくましさは女性起業家の魁とも言える。 ・自分から始めたことやないか、頑固にやり通すしかない。 ・仕事は命がけや。死んでも仕事は残る。そういう仕事をしなあかん。 ・勝たなあかんで。負けの人生は惨めや。

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2017/10/08

あさが来たのヒロイン広岡浅子さんの半生を描いている本です。あの時代に女性が強く生きるという事は難しかったはずですが、どんな困難があっても突き進むあさの姿はかっこいいです。「九転十起」をモットーに普通より二回多く転び二回多く立ち上がる。最後まで読むとあさの人生そのものだなと感じまし...

あさが来たのヒロイン広岡浅子さんの半生を描いている本です。あの時代に女性が強く生きるという事は難しかったはずですが、どんな困難があっても突き進むあさの姿はかっこいいです。「九転十起」をモットーに普通より二回多く転び二回多く立ち上がる。最後まで読むとあさの人生そのものだなと感じました。恵まれている今の時代に甘えて中途半端な自分が恥ずかしくなるくらい、あさは時代を変えていきます。そんなあさの周りには助けてくれるたくさんの方達が集まってきてそれこそが財産だと感じました。時代を変えた人の本をもっと読みたいです。

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2017/06/09

著者、古川智映子さんの丁寧な取材と描写で、広岡浅子の生涯がイキイキと伝わってきます。 振袖の袖をまくりながらガニ股で歩いた姿、肺病をおして嫁ぎ先の資金繰りのために走り回った姿、融資を断った恨みを買い刺されながらも一命をとりとめた姿など、当時の様子が生々しく想像できました。 幕末...

著者、古川智映子さんの丁寧な取材と描写で、広岡浅子の生涯がイキイキと伝わってきます。 振袖の袖をまくりながらガニ股で歩いた姿、肺病をおして嫁ぎ先の資金繰りのために走り回った姿、融資を断った恨みを買い刺されながらも一命をとりとめた姿など、当時の様子が生々しく想像できました。 幕末から明治、大正と時代が変わる中で、炭鉱、銀行、輸入業、保険、女子大学など事業を形にしていく様子は読み応えがあり、元気づけられます。 発刊から27年間も経っていますが、これまで注目されなかったのが不思議なほど名著です。

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2017/02/07

出版社の信用度と宮本輝氏絶讚の惹句に絡めとられてしまいましたね。 おこがましいですが、小説としても、伝記としても、中途半端なきがしてならないですね。 この時代の御家様ものは、吉本せいや鈴木商店など色々ありますが時代考証、人物考証がしっかりしていると思います。 ターゲットは良かった...

出版社の信用度と宮本輝氏絶讚の惹句に絡めとられてしまいましたね。 おこがましいですが、小説としても、伝記としても、中途半端なきがしてならないですね。 この時代の御家様ものは、吉本せいや鈴木商店など色々ありますが時代考証、人物考証がしっかりしていると思います。 ターゲットは良かったのですので、料理方法を工夫すれば、更に良くなったのではないでしょうか。 油小路三井家、加島屋、日本女子大学、尼崎紡績、朝日生命を再度調べるきっかけになりました。

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2017/02/01

「あさが来た」原作本。懐かしいな…。 広岡浅子の生涯を描いたノンフィクションだが、 彼女の豪快で気高い生き方は抜群に面白い。 ドラマも良かったが、浅子さん本人もスゴイお方や。

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2016/10/26

昨秋の「朝ドラ」の原作本。この本自体はもうずいぶん前に出版されたものなのね。まったく知らなかった。広岡浅子という実業家についても、こんな人がいたんだー、という感じでドラマを見ていて、それからこの本を読んでみました。実話ベースだけれども、加島銀行というのは聞いたことがなくて、今のど...

昨秋の「朝ドラ」の原作本。この本自体はもうずいぶん前に出版されたものなのね。まったく知らなかった。広岡浅子という実業家についても、こんな人がいたんだー、という感じでドラマを見ていて、それからこの本を読んでみました。実話ベースだけれども、加島銀行というのは聞いたことがなくて、今のどこの銀行の流れ?と思ったら、昭和の大恐慌の時に廃業して、支店などはいくつかの現存する銀行に引き取られているのね。なるほどー。明治維新の時にいくつもの両替商がつぶれる中でしぶとく生き延びて事業拡大したのに、大恐慌にやられたのは、その時浅子がいなかったから?人生はわからない。

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2016/09/28

連ドラを見てから広岡浅子さんの人生についてもっと知りたくなり、 図書館で順番待ち半年、ドラマは終了していたけど読んでみた。 確かに、史実を淡々と並べただけの作品かもしれないが、 この一冊にギュッと詰められた浅子さんの人生は何といばらの道が多く波乱万丈なことか。。。 九転び十起きと...

連ドラを見てから広岡浅子さんの人生についてもっと知りたくなり、 図書館で順番待ち半年、ドラマは終了していたけど読んでみた。 確かに、史実を淡々と並べただけの作品かもしれないが、 この一冊にギュッと詰められた浅子さんの人生は何といばらの道が多く波乱万丈なことか。。。 九転び十起きと彼女はおっしゃるが、その転んだ内容があまりに凄まじすぎる。 しかし挫折を何度も繰り返しても決して負けない。世間から反感を買った女子大学校の創立についても決して信念を曲げない。そのバイタリティが信じられない。 特にドラマでは語られなかったが、三度も死にかけていたとは。。。不治の病も彼女にかかればかすり傷のようなものなのか?? 72歳で生涯を閉じた浅子さん。私はその3分の2の歳月を生きてきたが、彼女の成し遂げたことの10分の1も成し遂げられていない(汗) でも、周囲の目ばかりにとらわれることなく、自分の思う人生を生きて行ければ何と素晴らしいことだろう。悔いのない生き方を、今からでも、少しでもしていけたらいいなぁと思う。

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2016/09/14

あっさりと読みやすい本。でも内容が衝撃的ですごーいなこれ。ドラマ2回しか観てないが内容がかなり違った。

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2016/08/31

古川智映子 さんの初読み。  朝ドラが放映されていた頃、どこの書店へ行っても大量に平積みされていた作品。そもそも朝ドラに興味が無い人間なので、当然この本も、完全スルー。  先日、たまたま、古書店にて程度の良い本が安価で売られていたので試しに読んでみようかと・・・。  いやあ、...

古川智映子 さんの初読み。  朝ドラが放映されていた頃、どこの書店へ行っても大量に平積みされていた作品。そもそも朝ドラに興味が無い人間なので、当然この本も、完全スルー。  先日、たまたま、古書店にて程度の良い本が安価で売られていたので試しに読んでみようかと・・・。  いやあ、圧巻。  広岡浅子さん、すごいわ。江戸から大正にかけての、完全男尊女卑な世の中で、あんな生き方ができるだなんて!!!  戦後しばらく経ってから生まれた自分の父母たちの時代ですら、やっぱり男尊女卑の考え方は抜け切れてなかったのを思えば、さらに驚き。  朝ドラが観たくなった。 ★4つ、8ポイント半。 2016.08.31.古。 ※夫の広岡信五郎・・・日和見で世間知らずな、金持ちのボンボンかと思いきや・・・いいやまあ、金持ちのボンボンには違いないけれど・・・なかなかどうして、素敵な夫だった(笑)。きっと、浅子が思う存分に力を発揮して偉大な仕事を成し遂げられたのは、「女だてらに」と反発することなく彼女の力を認め、信じ、それでいて愛し続けた彼の存在があってこそだったのだろう。 ※自分を慕っていて、自分も心から頼りにしている小藤を、自らの意志で夫の側室に・・・という心理は、最後まで理解できなかったけれど。

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2016/08/30

朝ドラは観ていません。 秀でた実業家であり女性の在り方を 一変させた人物。 存在自体も初めて知ったのでとても 新鮮な史人と出会えたような気分で した。

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