生きるぼくら の商品レビュー
『本日はお日柄もよく』が読み終わったら、次に読もうと思って、買っておいてあります。同じ作家さんの本は並行して読まないようにするため。年賀状の束から始まり、米作りするの?ってとこが気になって読みたいと思いました。
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知人が、最近読んだ面白い本として、この本を教えてくれた。この著者の本は初めて読んだ。その知人は30代半ば、私は60代半ばなので、この小説を読みながらどの登場人物の立場になったのかは、それぞれちがうと思う。 いろんな年代の人が読者になれる本だなぁと感じた。 いい本でした。
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大事なものを考えさせられる本でした。 これ米作りでトラブル発生しがちだなーと思いながら、自分的にはなんかトラブル発生したらやっぱりってなってたので順調に米作りが終わったことがさすがマハさんと思いました。
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初めての原田マハさん。SNSで紹介されて。 引きこもりの主人公・人生。ある日母親が出ていき残された年賀状に記された祖母からのメッセージをもとに、故郷へ。 そこで出会った人生の実の父が再婚した相手の女性の子ども・つぐみと祖母・マーサが手掛けた米作りを一緒に作り人間として成長をして...
初めての原田マハさん。SNSで紹介されて。 引きこもりの主人公・人生。ある日母親が出ていき残された年賀状に記された祖母からのメッセージをもとに、故郷へ。 そこで出会った人生の実の父が再婚した相手の女性の子ども・つぐみと祖母・マーサが手掛けた米作りを一緒に作り人間として成長をしていくストーリー。 このストーリーに出てくる米作り。 耕さない・農薬を使わない・害虫駆除をしない、自然農法というのがあることすら知らなかった。 某アイドルが番組で手掛けているものが一般的なものに近い認識ではあったものの、ここまで自然に任せる手法があったことに目からウロコでした。 米作りもさまざまな手法があり、興味があります。 また、今回の軸になっていると思ったのは、 「人間、長く生きていれば、必ず何かがある。そんなとき、家族の支えがいちばん必要になる。元気なときには気づかないけれど、支えるほうお、支えられるほうも、病気になればお互いのありがたさが身にしみる。」 あるページのワンシーンですが、この言葉が、今までが引きこもりで外を見ることを拒絶していた人生とつぐみが、認知症になったマーサのために、大切にしたい人のために自分の殻を破り、周りの人達の助けもあって、人は成長をしていくのだと…。 いろんな言葉が散りばめられていて、ときに感動をし、ときに共感し、読後感はとても心が温かくなり、家族や周りの人達を大切に過ごしていきたいなと思いました。
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母と二人暮らしで、引きこもり生活も送る人生だったが、ある日母が出て行ってしまい1人になる。母が残したのは、父方の祖母からの年賀状。年賀状の住所を頼りに人生は祖母マーサさんの家へと向かい、祖母と従妹、人生の3人で昔ながらの米作りを始める。 マハさんの本はどの作品も胸にじーんとくる。認知症を患っているマーサさんが母方の祖母と重なり、癌に侵された父は父方の祖母と重なり、そして周りの温かい人たち。すごく実家が恋しくなった。 お金や地位よりも大切なものって本当はたくさんあるよね。
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引きこもりだった主人公が、自分ひとりの世界を抜け出して成長していく物語。 人は1人では生きていけない(金八先生みたいですが) そして支えるものができて初めて''生きる''ことができ成長していくのだと感じた本でした。
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間違いなく自分の大切な本の一冊になる本だった。 心がじわ〜っとあったかくなる。 志乃さんがいる食堂、茅野駅からおばあちゃん家までの道、おばあちゃんが好きな御釈迦池、みんなが大切にしてる田んぼ、私のイメージだけどどこも静かで綺麗な場所だったな。去年亡くなった祖母も認知症で最後会った...
間違いなく自分の大切な本の一冊になる本だった。 心がじわ〜っとあったかくなる。 志乃さんがいる食堂、茅野駅からおばあちゃん家までの道、おばあちゃんが好きな御釈迦池、みんなが大切にしてる田んぼ、私のイメージだけどどこも静かで綺麗な場所だったな。去年亡くなった祖母も認知症で最後会った時は、私が5〜6歳だと思ってて、もうとっくに成人してることに驚いてたな。 原田マハさんの本は丁寧で好きだ。
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一物語につき一感動が普通なのに この物語は一物語に五感動ある しかもわざとらしくなくうるうるとさせる マハさんの筆力が感情移入させるのか、驚いた 食わず嫌いのように読まず嫌いしていたマハさん なんでもっと早く読まなかったんだろうと自分を叱りたい
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生きる意味と気概を感じさてくれる一冊。 人のためか自分のためか、どちらにせよ自分の"人生"であると教えてくれる気がしました。原田先生の風景描写がとても美しく、行ったことのない蓼科の景色が頭に写りました。
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生きることに迷いがある時期もあった。生きてて何があるって、本の中に人生のようにインターネットを通じて世界中のことなんても知りたくもない。ただただ何もしたくなかった。 けど、何となく周りに支えられて、できることやって色んな人と関わってたらそういうふうに考えること少なくなった。 朝の...
生きることに迷いがある時期もあった。生きてて何があるって、本の中に人生のようにインターネットを通じて世界中のことなんても知りたくもない。ただただ何もしたくなかった。 けど、何となく周りに支えられて、できることやって色んな人と関わってたらそういうふうに考えること少なくなった。 朝のコーヒーは美味しいし、洗濯したあとの気分がいいし、疲れたあとベットで体を休めることも幸せと呼べる。生きてて戸惑うことも、辛いこともきっとある。これ乗り越えられない時って乗り越えたら意外とすっと忘れてしまう。生きてて大丈夫、生きててできることやって周りの何かしらのためになるから、必要とされてるはずだし、あたなが与えられる笑顔もきっとある。 大変な米づくりしなくても、周りに支えられて自分も力を貸していくのができたら最高じゃないか。
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